基本情報
創立 | 1899年 |
本拠地 | フランクフルト |
スタジアム | ドイチェ・バンク・パルク (収容人数 5万2300人) |
監督 | ディノ・トップメラー |
会長 | ペーター・フィッシャー |
公式サイト | HP twitter Youtube |
愛称 | SGE ザ・イーグル 気まぐれな歌姫 |
<過去5シーズンの成績>
ブンデスリーガ 【優勝1回】 | 欧州カップ 【EL優勝1回】 【UEFAカップ優勝1回】 | DFBポカール 【優勝5回】 | 監督 | |
18/19 | 7位 | EL/ベスト4 | 1回戦敗退 | ヒュッター |
19/20 | 9位 | EL/ベスト16 | ベスト4 | ヒュッター |
20/21 | 5位 | ー | 2回戦敗退 | ヒュッター |
21/22 | 11位 | EL/優勝 | 1回戦敗退 | グラスナー |
22/23 | 7位 | CL/ベスト16 | 準優勝 | グラスナー |
躍進を支えた主力が一斉に退団し 新たな成功のための土台を築く
・昨季は、コロ・ミュアニ、リンストローム、ゲッツェ、鎌田大地で構成されるブンデス屈指のアタッカー陣を要し、前半戦はトップ4争いに絡みつつクラブ史上初のCLで決勝トーナメント進出を果たしたものの、後半戦は過密日程が影響してかリーグ戦10試合未勝利と失速してブンデス7位に終わったが、DFBポカールでは決勝まで勝ち進んだ。
・グラスナーがSDとの確執で退任し、新指揮官にディノ・トップメラーを招聘。夏の移籍市場では、鎌田大地、リンストローム、エンディカが退団し、約150億円でコロ・ミュアニを売却するなど、近年の躍進を支えた主力を一気に手放したが、低コストでスキリ、コッホといった実力者を補強しつつ、将来投資として若手有望株を大量に獲得した。
・新体制の下でほぼゼロからのスタートとなる今季は、昨シーズンと比べてアタッカー陣のクオリティー低下は否めないものの、長谷部誠やトラップといったベテランが中心となってチームを牽引し、新たな成功に向けた土台作りのシーズンとしたい。
監督
名前 | ディノ・トップメラー |
生年月日 | 1980年11月23日 (42歳) |
国籍 | ドイツ |
就任日 | 2023年7月 |
・指揮官としてブンデス初挑戦のドイツ人監督
・ルクセンブルクのクラブで結果を残し、RBライプツィヒとバイエルンでナーゲルスマンのアシスタントコーチを務め、今夏から多くの主力が抜けた古巣フランクフルトの指揮官に就任。
・現役時代はアタッカーとしてブンデス2部で計6クラブを渡り歩き、128試合20ゴールを記録。
・アマチュアクラブのSVメーリング(ドイツ)で選手兼監督として指導者キャリアを始め、18/19季にはF91デュドランジュ(ルクセンブルク)を率いて同国クラブ史上初のEL出場に導いた。
・父もフランクフルトを指揮し、2002年にはレバークーゼンを率いてドイツ年間最優秀監督に選ばれた。
移籍市場
基本フォーメーション
選手一覧
<GK>
No. | 名前 | 年齢 | 国籍 | 身長/利き足 | 昨季成績 (得点) | ||
1 | ケヴィン・トラップ | 32 | ドイツ | 189cm/右 | 33試合 | ・フランクフルトの象徴 ・的確なポジショニングと鋭いの反射神経のセービングで絶体絶命のピンチを幾度も救い、コンスタントにハイパフォーマンスを披露する ・昨季はマンチェスター・Uからの高額オファーを蹴ってフランクフルトに残留し、今夏に契約を26年まで延長した | |
33 | イェンス・グラール | 34 | ドイツ | 192cm/右 | ー | ・シュトゥットガルト出身の控えGK ・出場機会は限られるものの、前向きな性格とプロとしての姿勢を評価されて契約を26年まで延長 ・引退後もフランクフルトに残留することを希望 | |
41 | シモン・シモーニ | 19 | アルバニア | 194cm/右 | ー | ・アルバニア期待の若手GK ・大柄なフィジカルによるダイナミックなセーブでチームを救う ・飛び級で年代別アルバニア代表に召集され、23年1月にアルバニア2部のFKディナモから完全移籍 ・フランクフルトⅡで守護神を担うも、9月に肘の重傷で長期離脱予定 |
<DF>
4 | ロビン・コッホ | 27 | ドイツ | 191cm/右 | 36試合 【リーズ】 | ・泥臭いファイター系CB ・巧みなボール扱いで相手のプレスをかわし、広い視野を活かして正確にフィードを供給できるモダンなCBで、守備も冷静にこなす ・フライブルク時代はアンカーとして活躍し、20/21季に加入したリーズでは徐々に出場機会を増やして、昨季はリーグ戦36試合にスタメン出場した ・今夏にレンタル契約で4季ぶりにブンデス復帰 | |
5 | フルボイェ・スモルチッチ | 22 | クロアチア | 185cm/左 | 9試合 | ・ヒンターエッガーの後継者として加入した左利きCB ・闘争心とハードワークが特徴で、カバーリングやビルドアップもそつなくこなす ・3バックの中央を務めた際は長谷部と比べて守備の安定感に欠けると指摘される ・リエカ(クロアチア)では若くして主将を務め、カップ戦2連覇を経験 | |
20 | 長谷部 誠 | 38 | 日本 | 180cm/右 | 18試合 | ・フランクフルトの”カイザー(皇帝)” ・高い戦術インテリジェンスと危機察知能力で試合の流れを的確に把握し、気の利いたプレーで味方をサポートする ・コンスタントに出場できなくともピッチに立てば抜群の安定感を誇り、若手にとっては最高の手本 | |
24 | アウレリオ・ブタ | 25 | ポルトガル | 181cm/右 | 18試合 (3) | ・攻守に躍動するポルトガル人SB ・スピードとフィジカルを武器に相手に競り勝てば、素早くサイドを駆け上がり、クロスを供給して得点に結びつける ・昨季にフリーで加入すると、前半戦は膝の手術により欠場も、後半戦はほとんどの試合でスタメン出場した ・ベンフィカの下部組織出身で、年代別ポルトガル代表歴もある | |
29 | ニエルス・ヌクンク | 23 | フランス | 180cm/左 | 18試合 【カーディフ】 20試合 (6) 【サンテティエンヌ】 | ・U-21フランス代表の攻撃的WB ・優れたパワーと身体能力を武器に左サイドを管理し、高い位置まで駆け上がればシュートとクロスを繰り出してチャンスを演出する ・ユース時代に計5クラブを渡り歩き、プロとしても計6クラブに在籍 | |
31 | フィリップ・マックス | 29 | ドイツ | 177cm/左 | 14試合 【PSV】 10試合 | ・逆輸入の左SB ・サイドでボールを豪快に持ち運べば、高性能なピンクロスを武器に左サイドからアシストを量産でき、セットプレーでも脅威となる ・PSVで結果すると、昨シーズン途中に買い取りオプション付きでレンタル加入し、今夏に完全移籍を勝ち取った | |
35 | トゥタ | 23 | ブラジル | 185cm/右 | 31試合 (2) | ・最終ラインを担うブラジリアンCB ・1対1の強さとカバーリングに優れ、足下のボール扱いも成長中 ・名前はモアシル・バストス(ブラジル人ストライカー)に似ていることに由来 | |
46 | ダリオ・ゲブーア | 20 | ドイツ | 188cm/両 | 1試合 | ・生え抜きの若手CB ・強烈なタックルが特徴の屈強なCBで、両足を器用に操る ・フランクフルトのユースで主将を務めながら素晴らしいパフォーマンスを披露してプロ契約を勝ち取り、昨季29節のドルトムント戦でプロデビュー |
<MF>
6 | クリスティアン・ヤキッチ | 25 | クロアチア | 181cm/右 | 24試合 (1) | ・血気盛んな中盤のハードワーカー ・タックルなどで精力的にボールを狩り続け、バイタルエリアへの侵入を食い止める守備的MF ・昨季は右SBやCBで起用されて新境地を開拓した | |
8 | ファレス・シャイビ | 21 | アルジェリア | 183cm/右 | 36試合 (5) 【トゥールーズ】 | ・フランス生まれのアルジェリア代表アタッカー ・中盤では攻撃を組み立て、アッタキングサードでは味方と連携した崩しからフィニッシュまでを遂行し、自陣深くまで戻ってボール奪取を狙うなど、攻守を高水準でこなす ・トゥールーズの下部組織で育成され、昨季はトップチームの主力としてクープ・ドゥ・フランス優勝に貢献した ・今夏にリンストロームの後釜として約16億円の移籍金で5年契約を締結 | |
15 | エリス・スキリ | 28 | チュニジア | 185cm/右 | 32試合 (7) 【ケルン】 | ・ブンデス屈指のアンカー ・中盤の広大な範囲をカバーできる鋼の心臓の持ち主で、優れたボール奪取力で最終ライン前の壁となれば、攻撃時は的確にパスを散らし、セットプレーでは得点源として機能できる ・20/21季と昨季はブンデストップの走行距離を記録するなど、長らくケルンの中盤を支えたが、今季にフリーで完全移籍 | |
16 | ヒューゴ・ラーション | 19 | スウェーデン | 187cm/右 | 12試合 (2) 【マルメFF】 | ・スウェーデンの逸材MF ・中盤の底からサイドに正確なフィードを供給し、ゴール前まではスルーパスを通して好機を演出する守備的MF ・母国のマルメで育成され、17歳でトップチームに昇格し、19歳でA代表デビューを果たした | |
17 | ゼバスティアン・ローデ | 32 | ドイツ | 180cm/右 | 27試合 (4) | ・ピッチ上の指揮官としてチームを引き締める主将 ・粉骨砕身の守備で中盤を支え、攻撃時は遅行と速攻をコントロールするなど、先を読んだプレーで攻守に奮闘する ・負傷離脱が多くコンスタントに出場できないことが課題 ・フランクフルトに合計10シーズン在籍し、バイエルンやドルトムントでもプレーしたが、今季がラストシーズン | |
18 | マフムード・ダフード | 28 | シリア | 178cm/右 | 9試合 【ブライトン】 13試合 (1) 【シュトゥットガルト】 | ・総合力の高いシリア出身MF ・中盤の底で長短をパスを駆使してゲームをコントロールし、豊富な運動量を活かして攻守両面で高いインテンシティーを保ちながらプレーできる ・ドルトムント6年目の昨季は開幕から出場機会に恵まれず、シーズン途中に退団を明言した ・今夏にマカリステルの後釜として加入 | |
22 | ティモシー・チャンドラー | 32 | アメリカ | 187cm/右 | 6試合 | ・両WBをこなす縁の下の力持ち ・出場機会は限れるものの、練習には欠席せずに参加し、陽気な性格で仲間を支え、チームメイトや裏方からも愛される存在 ・アフリカ系アメリカ人で軍人の父とドイツ人の母を持つ | |
26 | ジュニオール・ディナ・エビンベ | 22 | フランス | 183cm/右 | 19試合 (3) | ・PSGアカデミー出身の有望株 ・中央とサイドの両方でプレーでき、広範囲を動き回ってボールを回収すれば、屈強なフィジカルで相手のプレスに耐えながらボールを保持し、スピ―ドを活かしたダイナミックなプレーで推進力を生み出せる ・昨季に買い取りオプション付きでレンタル加入し、今夏に完全移籍 | |
27 | マリオ・ゲッツェ | 30 | ドイツ | 176cm/右 | 32試合 (3) | ・復活を遂げた天才MF ・繊細なタッチで相手をかわし、バイタルエリアでは溢れんばかりの創造力を発揮して一撃必殺のスルーパスを繰り出すなど、崩しの質を高められる唯一無二の存在 ・ドルトムントやバイエルンで活躍したものの徐々に鳴りを潜めたが、PSVで再ブレイクを果たし、昨季にドイツに帰還 | |
30 | パクステン・アーロンソン | 19 | アメリカ | 175cm/右 | 7試合 | ・アメリカの逸材MF ・U-20アメリカ代表に飛び級で参加し、22年6月のU-20 CONCACAF(北中米カリブ海予選)で得点王とMVPを受賞 ・兄はウニオン・ベルリンでプレーするブレンデン・アーロンソン |
<FW>
7 | オマル・マルムシュ | 24 | エジプト | 183cm/右 | 33試合 (5) 【ヴォルフスブルグ】 | ・エジプト代表の万能アタッカー ・スピードとテクニックを兼ね備え、中央・サイドを問わずにドリブルでボールを運び、ファーストタッチで相手の逆を取る ・エジプトでプロデビューを果たすと、17年夏からはヴォルフスブルクに在籍しながらレンタル移籍で経験を積み、昨季はブンデスリーガで5G1Aを記録 ・今夏にフリーで4年契約を締結 | |
11 | ユーゴ・エキティケ | 22 | フランス | 189cm/右 | 1試合 【PSG】 14試合 (4) 【フランクフルト】 | ・将来性抜群の逸材ストライカー ・190㎝近い長身ながら足元の技術とスピードに定評があり、密集でも巧みなキープ力でボールを失わずにドリブルで守備陣を切り崩せば、ゴール前では巧みにスペースへ入り込みシンプルなフィニッシュで得点を奪う ・21/22季にスタッド・ランスで2桁得点を達成すると、その将来性を買われてレンタル契約で昨季に加入し、14節~18節にかけて3ゴール2アシストと活躍したが、スタメン出場より途中出場の回数が多いなど強力3トップの壁の高さを実感した | |
18 | ジェシク・ヌガンカム | 23 | ドイツ | 184cm/右 | 18試合 (4) 【ヘルタ・ベルリン】 | ・ヘルタ・ベルリン育ちのU-21ドイツ代表ストライカー ・スピードとパワーに物を言わせてエリア内で強引にフィニッシュを繰り出す ・5歳からヘルタ・ベルリンに在籍し、昨季はリーグ戦4G2Aを記録 ・今夏にコロ・ミュアニの後釜として5年契約を締結 | |
21 | ルーカス・アラリオ | 30 | アルゼンチン | ノルウェー | 20試合 (1) | ・ヘディングが得意な”ワンタッチゴーラー” ・空中戦に強く、前線のターゲットマンとして機能する ・レバークーゼンでは126試合で46得点を記録 ・リーベル・プレート時代は”アルゼンチン最高のストライカー”と称されたが、近年はアルバレスの台頭もあって召集されずにいる | |
23 | イェンス・ペッター・ハウゲ | 24 | ノルウェー | 184cm/右 | 19試合 【ヘント】 | ・ノルウェー人の左ウインガー ・左サイドをドリブルと裏抜けを駆使してゴールに迫り、カットインからの得点力にも秀でる ・20年にノルウェーリーグで14G10Aとブレイクを遂げてACミランに加入するも、定位置を確保できずにフランクフルトへ渡り、昨季はレンタル移籍によりヘントでプレーも公式戦29試合で無得点に終わった | |
36 | アンスガー・クナウフ | 20 | ドイツ | 180cm/右 | 24試合 (1) | ・ドルトムント産の切り込み隊長 ・切れ味あるドリブルで1対1を挑む続けて右サイドを蹂躙し、深く切り込んでクロスを供給する ・22年1月にドルトムントから1年半のローンで加入し、今夏に約8億円の移籍金で完全移籍 | |
48 | ナチョ・フェッリ | 19 | スペイン | 192cm/右 | ー | ・生え抜きのスペイン人CF ・大きて速いストライカーで、昨季にヘッセンリーガ(5部)で26G11Aを記録して4部昇格に貢献 ・9月のフライブルク戦でプロデビュー |
<<<その他の記事はこちら>>>
コメント