【無料選手名鑑】パリ・サンジェルマンFC(PSG)【2022/23 チーム/選手/監督紹介】

クラブチーム
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基本情報

創立1970年
本拠地パリ
スタジアムパルク・デ・フランス
(収容人数 4万8千人)
監督クリストフ・ガルティエ
会長ナセル・アル・ケライフィ
公式サイトHP twitter Youtube
愛称PSG
パリジャン
赤と青

過去5シーズンの成績

リーグ・アン
【優勝10回】
欧州カップ戦フランス杯
【優勝14回】
監督
17/18優勝CL/ベスト16優勝エメリ
18/19優勝CL/ベスト16準優勝トゥヘル
19/20優勝CL/準優勝優勝トゥヘル
20/212位CL/ベスト4優勝トゥヘル
ポチェッティーノ
21/22優勝CL/ベスト16ベスト16ポチェッティーノ
<概要>

・昨シーズンは、リーグアンこそ2位のマルセイユに勝点15の大差をつけての独走優勝を果たしたものの、肝心のCLは衝撃の逆転負けで16強止まり。おまけにフランス・カップでも敗退して”たった1冠”に終わってしまった。

会長のアル・ケライフィは、強化責任者にカンポス、新指揮官にガルディエと2年前にリールを優勝に導いたコンビを招聘。従来の大型補強を封印し、将来有望な逸材に的を絞ったカンポスお得意の補強戦略に舵を切った。

その一方で、人員整理にも着手。血の入れ替えを行うことで、CL制覇のための活力に満ちたチームを作り上げるのが目的で、モナコでもリールでも情け容赦なく大鉈を振るってきたカンポス流のやり方をそのまま採用する形だ。

・新監督のガルディエは代名詞ともいえる【4-4-2】を封印し、3バックでのシステム構築に注力している。ただ日本ツアーでは攻守のバランスが悪く、守備面で課題を露呈。エムバぺ、ネイマール、メッシの豪華トリオを最大限活かす最適解を導き出し、CLで勝ち上がれるチームを作り上げことができるのかがポイントだ。

監督

(名前)クリストフ・ガルディエ
(生年月日)1966.8.28(56)
(国籍)フランス
(就任)2022.7月

旧知の仲の強化責任者のルイス・カンポスと、2017年から3年半に渡ってリールでコンビを組み、パリSGに一泡吹かせて20-21シーズンのリーグアンを制した名将。

堅守速攻をベースに、手札を活かしたコレクティブかつ強力なチーム作りに定評あり。

7月5日の就任会見では、代名詞の【4-4-2】ではなく、3バックを採用する考えを明らかにした。昨シーズンのポチェティーノが最終的にたどり着いた【3-4-3】という枠組みを踏襲した上で、これをブラッシュアップさせるのが戦術的な目論見。

就任してから早い段階でジャンルイジ・ドンナルンマを正守護神に指名し、チームに要らぬ緊張をもたらしていたケイラー・ナバスとの併用に終止符を打った

陣容のスリム化を重要なテーマに掲げ、結束を乱す危険因子の排除に動いている。対象はナバス、セルヒオ・リコ、アブドゥ・ディアロ、レーバン・クルザワ、アンデル・エレーラ、レアンドロ・パレデス、ユリアン・ドラクスラー、マウロ・イカルディー。

移籍市場

IN
ポジション名前移籍元移籍金
GKセルヒオ・リコマジョルカレンタル復帰
DFノルディ・ムキエレRBライプツィヒ1200万€
テディ・アローオイペンレンタル復帰
MFヴィチーニャポルト4150万€
レナト・サンチェスリール1500万€
ファビアン・ルイスナポリ2300万€
カルロス・ソレ―ルバレンシア1800万€
FWウーゴ・エキティケスタッド・ドゥ・ランス0€
パブロ・サラビアスポルティングレンタル復帰

OUT
ポジション名前移籍先移籍金
GKデニス・フランキバーンリー不明
DFコリン・ダグバストラスブール0€
ティロ・ケーラーウェストハム1010万ポンド
アプドゥ・ディアロRBライプツィヒレンタル
レーバン・クルザワフルアムレンタル
コリン・ダグバストラスブールレンタル
MFアンヘル・ディ・マリアユベントス
シャビ・シモンズPSV
ワイナルドゥムASローマレンタル
イドリサ・ゲイェエバートン400万€
ユリアン・ドラクスラーベンフィカレンタル
レアンドロ・パレデスユベントスレンタル
アンデル・エレーラアトレティック・ビルバオレンタル
ジュニオール・ディナ・エビンべフランクフルトレンタル
FWパブロ・サラビアウルブス500万€

注目選手(3人)

レナト・サンチェス(MF/ポルトガル代表)

インテンシティーに秀でた中盤のユーティリティー

デビュー当初から活躍し注目の的で、これまで国際大会やリーグで優勝を経験。伸び悩む時期もあったものの、2年前に師事したガルディエ監督のリールで見事な復活を遂げ、恩師の下、PSGで再びビッグクラブへの挑戦権を掴んだ。

インサイドハーフやボランチそして状況によってウイングなども務めることができる選手で、どのポジションでも強烈なフィジカルで相手を圧倒する。


ヴィチーニャ (MF/ポルトガル代表)

昨シーズンにポルトで覚醒したセントラルMF

・いかなる状況でも正しいポジションを取り、年齢に似合わない落ち着いた振る舞いで局面を円滑に進め、底なしのスタミナでピッチの至る所に顔を出す。そして、積極的にプレスを仕掛け、巧みなパスワークでリズムを刻む。

昨夏のEUROに出場したS・オリベイラから定位置を奪ったテクニシャンで、母国ではモウチーニョの後継者と評される。高い技術力と戦術眼はパリSGでも十分通用するはずだ。これまでヴェッラッティ頼りだった攻撃の組み立てで力を発揮する人材で期待も大きい。


ヌーノ・メンデス(DF/ポルトガル代表)

”天与の身体能力で左サイドを制圧する超攻撃的SB

・スポルティングCP(ポルトガル)からレンタル移籍した昨年は、19歳にして驚異の成長曲線を描きレギュラーに定着し、ネイマールとの好連携を連発。

・ファン・ベルナト復帰後も定位置を奪われることなく、クラブは迷わず今夏に買い取りを決め

・サイズがあり、「スピード」をはじめとする身体能力に長けたサイドバック。「ドリブル」には推進力があり、深い切り返しはウインガー顔負けの鋭さを持つ。精度の高い左足のクロスを持っており、積極的な攻撃参加を得意としている。

基本フォーメーション

【3-4-2-1】を基本に、エムパべ、メッシ、ネイマールの最適解を見出せるか

CL制覇のために活力とモチベーションに満ちたチームを作ることが、今年のPSGの命題だろう。

そのために、今のPSGが行っていることが、大型のスター選手の補強よりも、惰性でプレーしているような中堅・ベテランを野心でギラついている若手と入れ替え、チームを活力とモチベーションで満たす組織を作ることだ。

・エンパぺ、メッシ、ネイマールの同時起用という前提に立てば、現実的に【3-4-3】が最適解だろう。エムバぺが中央、メッシが右、ネイマールが左という3トップは、メッシとネイマールがウイングというよりセカンドトップ的に振る舞うことになるので、【3-4-1-2】と表記するのが妥当。

<攻撃陣>

・昨シーズンは、悲願の欧州制覇をもたらすはずの「MNMトリオ」は、ネイマールはケガを繰り返し、メッシは新しい環境に馴染むことができずに、まさに看板倒れのシーズンだったが、エムバぺが異次元のパフォーマンスを披露し、チャンスメークのクオリティーも高め、とてつもない怪物に進化した。

プレシーズンでは、3人そろってゴールを連発し、コンビネーションと破壊力の高さを見せつけた。シーズン中に、離脱者が出なければ得点を量産するのは間違いなし。

<中盤>

・今夏の補強第一号としてポルトから攻守万能型のヴィチーニャを獲得。11月に30歳になる司令塔ヴェッラッティの後継者と成りうる存在で、これまでヴェッラッティ頼りだった攻撃の組み立てで選択肢を増やしてくれるだろう。

・リールからレナト・サンチェスが加入したことで、2枠しかない中盤の枠をレギュラークラス6~7人で競う熾烈な競争が繰り広げられる。

<最終ライン/GK>

・ガルディエ監督が就任して早い段階でジャンルイジ・ドンナルンマを正守護神に指名したことで、控えがはっきりしたナバスが、それを受け入れてチームに残るのか、拒んで退団するのかは本人次第だが、退団する場合は第2GKの獲得が必要だ。

・最終ラインは、マルキーニョスが引き続き大黒柱で、そこに勝者のメンタリティーを知るラモスとキンペンべが基本の形。さらにケーラーの上位互換としてCBと右SBを高いレベルでこなすノルディ・ムキエレが加わることで、第4CBの座を巡る争いが喚起され、より最終ラインの厚みが増すことに。

選手一覧

<GK>  

No.名前国籍身長/利き足昨シーズン成績
(得点)
16セルヒオ・リコスペイン195cm/右1試合
【PSG】
14試合
・昨シーズン後半はマジョルカに期限付きで加入し、久保建英らとともにラ・リーガ残留に貢献
90アレクサンドル・ルトゥリエフランス193cm/右1試合・PSGのユース育ちで、スイス、ノルウェーのクラブを転々としあとは、第3GKを務める
99ジャンルイジ・ドンナルンマイタリア196cm/右17試合・恵まれた体格と抜群のアジリティーを活かしたシュートストップが最大の武器。

<DF>

2アシュラフ・ハキミモロッコ181cm/右32試合
(4)
・速さと巧みさを兼ね備える右SBとして確固たる地位を築く。攻撃センスとクロスは折り紙付き
3プレスネル・キンペンべフランス183cm/左30試合
(1)
・図抜けた身体能力と左足のパス供給力の誇るCBで、闘志も際立つ。
・主力唯一の生え抜き選手で、サポーターからの期待も大きい
4セルヒオ・ラモススペイン184cm/右12試合
(2)
・R・マドリーで長らく主将を務めた重鎮だが、加入1年目の昨シーズンはケガに泣かされた
5マルキーニョスブラジル183cm/右32試合
(5)
・対人守備から状況判断、フィードまで抜かりなしのスーパーDF。統率力にも秀で、昨シーズンはMVP級のパフォーマンスを見せた
14ファン・ベルナトスペイン177cm/左15試合・アタッカー陣と絶妙に絡みながら、ボックス内では意外な得点力を発揮
25ヌーノ・メンデスポルトガル176cm/左2試合
(スポルティング)
27試合
・非凡なテクニックと攻撃センスを備える気鋭の左SB
26ノルディ・ムキエレフランス187cm/右28試合
(1)
・右SBとCBを強化する新戦力
31エル・シャダーフ・ビアチブフランス196cm/左11試合・キンペンべの後継者と期待される規格外の大型DF

<MF>

6マルコ・ヴェッラッティイタリア165cm/右24試合
(2)
・在籍11年の最古参のリーダー
・ボールを扱う技術は世界屈指
8ファビアン・ルイススペイン189cm/左32試合
(7)
・難なく攻守の繋ぎ目を演じ、鋭いパスで崩しの起点に
15ダニーロ・ペレイラポルトガル188cm/右27試合
(5)
・ボランチを主戦場にCBやインサイドハーフでも機能する大型MF
17ヴィティーニャポルトガル172cm/右30試合
(2)
・強化担当であるカンポスのお墨付きで加わり、即座にレギュラーに
18レナト・サンチェスポルトガル176cm/右25試合
(2)
・ワールドクラスの潰し屋でなければ中盤で彼を抑える方法はない
28カルロス・ソレ―ルスペイン180cm/右32試合
(11)
・確かなスキルと戦術眼を駆使し、ボックス内に侵入してゴールを奪う
33ウォーレン・ザイル・エムリフランス178cm/右・2021-22シーズンの間にユーススカウト界隈での評価は急上昇。世界有数の若手期待株

<FW>

7キリアン・エムパぺフランス178cm/右35試合
(28)
・天下無双のエース
・25年夏までの契約更新でマドリーへの移籍騒動に終止符
10ネイマールブラジル175cm/右22試合
(13)
・前線で違いを出す作り出す能力は天下一品
・新体制下で襟を正して輝けるか
30リオネル・メッシアルゼンチン170cm/左26試合
(6)
・説明不要のレジェンド
・5歳からの純愛を貫く
35イスマエル・ガルビスペイン173cm/右1試合・PSGアカデミーの逸材
・鋭いドリブルに得点能力を備え、FKも得意とする
44ユーゴ・エキティケフランス189cm/右24試合
(10)
・長身ながら足元の技術とスピードに定評がある

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