基本情報

創立 | 1903年 |
本拠地 | マドリード |
スタジアム | ワンダ・メトロポリターノ (収容人数約6万8千人) |
会長 | エンリケ・セレソ |
公式サイト | HP X(twitter) Youtube instagram Facebook transfermarkt Sportsnavi wikipedia |
愛称 | アトレティ コルチョネロ ロヒブランコ |
<過去5シーズンの成績>
ラ・リーガ 【優勝11回】 | 欧州カップ戦 【EL優勝3回】 | コパ・デル・レイ 【優勝10回】 | 監督 | |
20/21 | 優勝 | CL/ベスト16 | 2回戦敗退 | シメオネ |
21/22 | 3位 | CL/ベスト8 | ベスト16 | シメオネ |
22/23 | 3位 | CL/グループステージ敗退 | ベスト8 | シメオネ |
23/24 | 4位 | CL/ベスト8 | ベスト4 | シメオネ |
24/25 | 3位 | CL/ベスト16 | ベスト16 | シメオネ |
大型補強で冬の王者も宿敵に敗れてから急失速
・昨季は、開幕前の大型補強に加わったF・アルバレストとグリーズマンの2トップ起用と、3バックから4バックへのシステム変更により、11月から破竹の公式戦15連勝を記録してリーグ首位で後半戦を迎えたが、グリーズマンが調子を落としたことで攻撃が単調となり、CLベスト16でR・マドリーにPK戦の末に敗れてからはチームのモチベーション自体が大きく低下。シメオネ監督も有効な手を打つことができずに2強の優勝争いから引き離され、リーグ3位を確保も期待外れな結果だったことは否めない。
監督

名前 | ディエゴ・シメオネ |
生年月日 | 1970年4月28日(55歳) |
国籍 | アルゼンチン |
就任日 | 2012年1月 |
・”ロヒブランコのディオス(神)”
・今季で就任14年目を迎え、その間にラ・リーガとELをそれぞれ2度制覇し、12年連続でCL出場権を獲得(準優勝2回)するなど多大なる功績を残し、リーグ中位を行き来していたアトレティコ・マドリーを”庶民の反乱”と称してラ・リーガ3強の一角へと飛躍させた。もはやその存在自体が”アトレティコ”を体現する英雄。選手たち全員に守備での高い貢献度を求め、今までに大金を叩いて多くの選手たちを獲得し、適応できない者は容赦なく放出することで”熱い闘志”を持つ者だけの戦う集団を作り上げる。
・当初は、”シメオネイズム”と呼ばれる自陣での球際の激しい守備からのスキを突いたカウンター攻撃で手堅く勝利を掴み取る堅守速攻スタイルが特徴あったが、近年は3バックの攻撃的なポジショナルプレーの導入を進めている。
・現役時代は、才能と闘志を併せ持ったピッチの至る所に顔を出すMFとしてセビージャ、A・マドリー、インテル、ラツィオといったイタリアとスペインのクラブで長らく活躍。アルゼンチン代表として初の100試合出場を達成した。
・ラシン・クラブで現役引退するとそのまま監督に就任したが約3か月で解任され、その後はリーベル・プレートなどを率い、12年1月にA・マドリーの指揮を託された。
・年俸3400万€(約49億円)は監督としての世界最高額を誇る
・5人の子供の内3人がプロサッカー選手で、ジョバンニ・シメオネはナポリ、ジュリアーノ・シメオネはA・マドリーに所属
移籍市場
ポジション | 名前 | 移籍先 | 移籍金 |
GK | |||
DF | |||
MF | アーサー・フェルメーレン | RBライプツィヒ | 2000万€ |
ロドリゴ・デ・パウル | インテル・マイアミ | ー | |
FW | ロドリゴ・リケルメ | べティス | 800万€ |
アンヘル・コレア | ティグレスUANL | 800万€ |
基本フォーメーション
選手一覧
<GK>

(背番号)1 ファン・ムッソ
(年齢)30 (国籍)アルゼンチン (身長/利き足) 191cm/右
【昨季成績(クリーンシート)】
1試合(1)【アタランタ】/2試合(2)【A・マドリー】
・オブラクに挑むアルゼンチン代表GK
・大柄な体躯ながら驚異的な瞬発力でセーブ不能と思われるシュートも弾き出すなど広い守備範囲を誇り、スローイングの精度も高い
・21/22季に当時アタランタ史上2番目の移籍金で加入して守護神を担うも、昨季はカップ戦要員に降格したが、EL制覇に貢献し、モルドヴァンに代わるセカンドGKとしてレンタル移籍

(背番号)13 ヤン・オブラク
(年齢)31 (国籍)スロベニア (身長/利き足) 188cm/右
【昨季成績(クリーンシート)】
36試合(15)
・“不動の絶対的守護神”
・安定感抜群のセービングが武器だが、深い洞察力を駆使してゴールを守る頭脳派としてポジショニングを誤ることなく厳しいコースにシュートを打たれても驚異的な反射神経と手足の長さでゴールを死守する
・14年からアトレティコ不動の守護神として君臨し、サモラ賞を歴代最多タイの5度受賞するなど2010年代後半以降における世界最高峰のGKの一人
<DF>

(背番号)2 ホセ・ヒメネス
(年齢)29 (国籍)ウルグアイ (身長/利き足)185cm/右
【昨季成績(得点)】
27試合
・最終ラインの重鎮の1人
・相手の動きを予想した出足の鋭いインターセプトや凄まじいタックルでボールを奪うなど1対1に絶対的な自信を持ち、セットプレーでは打点の高いヘッドで得点源にもなれるファイター型CB
・毎シーズン複数回離脱することが課題
・アトレティコに12年目在籍し、闘将ゴディンの系譜を受け継ぐ存在であることからファンからの人気も高い

(背番号)15 クレマン・ラングレ
(年齢)29 (国籍)フランス (身長/利き足)186cm/左
【昨季成績(得点)】
23試合(2)
・左利きのフランス人CB
・スマートな守備対応と、精度の高い縦パスやフィードでビルドアップに貢献できる足下技術の高さが魅力で、意表を突いたドリブルで攻撃にアクセントを加えられる
・バルセロナでの序列が低く、22/23季はトッテナム、昨季はアストン・ヴィラへとレンタル移籍し、今夏もレンタル契約で加入

(背番号)16 ナウエル・モリ―ナ
(年齢)26 (国籍)アルゼンチン (身長/利き足)175cm/右
【昨季成績(得点)】
30試合
・高い攻撃性能が魅力のアルゼンチン代表SB
・鋭いオーバーラップで右サイドを突破して質の高いクロスを供給するなど頻繁にフィニッシュに絡み、時には自ら得点を奪え、しつこい守備で相手アタッカーを封じ込める
・22/23季から右SBのレギュラーとして活躍も、今季はM・ジョレンテと定位置争い繰り広げる

(背番号)21 ハビ・ガラン
(年齢)29 (国籍)スペイン (身長/利き足)172cm/左
【昨季成績(得点)】
25試合
・5部から成り上がった苦労人
・胸板の厚い屈強な体躯が特徴ながら、圧倒的な走力でエネルギッシュにサイドを駆け上がり、高精度のクロスでチャンスを演出する
・13年にバダホス(5部)でキャリアをスタートし、そこから着実に個人昇格を遂げてウエスカとセルタで活躍すると、昨季に約8億円で加入もシーズン途中にソシエダへレンタル移籍した

(背番号)24 ロビン・ル・ノルマン
(年齢)27 (国籍)スペイン (身長/利き足)187cm/右
【昨季成績(得点)】
27試合(1)
・新たな最終ラインの大黒柱
・判断力、決断力に優れ、的確なポジショニングと厳しいタックルでボールを奪うなどチーム随一の空中戦と対人守備の強さを誇り、ミスが少ない堅実性も魅力
・R・ソシエダB時代にアルグアシル監督(当時Bチーム監督)から酷評を受けたが、リーガ屈指のCBに成長し、今夏に約55億円で加入

(背番号)ー マッテオ・ルッジェーリ
(年齢)22 (国籍)イタリア (身長/利き足)187cm/左
【昨季成績(得点)】
34試合
・プリマベーラ産の有望株
・左サイドから場所を問わずに高精度のロングフィードとクロスを供給するWBで、大柄なフィジカルの持ち上がりは迫力満点
・11年からアタランタの下部組織に所属し、20年11月のCLグループステージ:リヴァプール戦でプロデビューを果たすなど大きな期待を受けていたが、昨季はメーレの存在と怪我の影響で出場機会が限られた
・メーレが退団した今季は左WBの1番手を担う
<MF>

(背番号)4 コナー・ギャラガー
(年齢)24 (国籍)イングランド (身長/利き足)182cm/右
【昨季成績(得点)】
32試合(3)
・イングランド代表のダイナモ
・強度の高いプレッシングで相手を追い回し、粘り強い守備でボールを奪えば、迅速な切り替えで攻撃にダイナミズムをもたらすボックス・トゥ・ボックス型
・8歳からチェルシーの下部組織で育ち、21/22季にクリスタル・パレスで覚醒を遂げ、復帰後もダイナモとして活躍したが、クラブの財政的な問題で今夏に65億円で加入

(背番号)6 コケ
(年齢)32 (国籍)スペイン (身長/利き足)176cm/右
【昨季成績(得点)】
32試合(1)
・”シメオネイズム”を体現する生え抜きの闘将
・常人離れしたスタミナと精神力でピッチを所狭しと動き回って常にチーム1位の走行距離を記録するタフガイながら、的確なパス捌きで攻撃を加速させるなど、走力とテクニックを高次元で両立させる
・9歳から在籍する愛するクラブのために身を粉にして働くキャプテンで、近年はアンカーとしてチームを支える

(背番号)8 パブロ・バリオス
(年齢)21 (国籍)スペイン (身長/利き足)181cm/右
【昨季成績(得点)】
31試合(1)
・”ロヒブランコの大器”
・足下スキル、パス捌き、戦術眼を兼ね備え、独力で相手を置き去りにする抜群の推進力でチームにダイナミズムをもたらす
・R・マドリーのユース時代にはキャプテンも務めていたが、14歳の時に戦力外通告を受け、17年にアトレティコの下部組織に加入し、今では指揮官から厚い信頼を受けるコケの後継者候補

(背番号)11 トマ・ルマール
(年齢)28 (国籍)フランス (身長/利き足)171cm/左
【昨季成績(得点)】
5試合
・攻撃にアクセントを加えるセントラルMF
・繊細なタッチのスピードあるドリブルで攻撃のスイッチを入れ、ファイナルサードでは持ち前のラストパスで得点をお膳立てすれば、時に強烈なミドルを放つ
・ASモナコ時代にCLベスト4進出に貢献し、当時のアトレティコ史上最高額の移籍金で加入も真価を十分に発揮できてはいない

(背番号)12 サムエル・リノ
(年齢)24 (国籍)ブラジル (身長/利き足)178cm/右
【昨季成績(得点)】
31試合(3)
・アトレティコの新たな左翼
・前方にスペースを与えれば躊躇なくドリブルを仕掛け続けてゴールに迫り、カットインからのミドルと味方との連携で得点に結び付けるなど、突破力と決定力を兼ね備えるウインガー
・ジル・ヴィセンテ(ポルトガル)で2年目に9G、3年目に12G5Aと躍動すると、22/23季に加入して昨季は公式戦8G8Aを記録

(背番号)14 マルコス・ジョレンテ
(年齢)29 (国籍)スペイン (身長/利き足)184cm/右
【昨季成績(得点)】
33試合(2)
・異質な万能型ミットフィールダー
・圧倒的なスプリント力を背景に、推進力抜群のドリブルを活かしたスペースへの侵入や殺傷力十分のフィニッシュなど、変幻自在のプレーでチャンスを創り出す異質のMFで、SB、MF、ウインガーなど様々なポジションでプレーできる
・R・マドリーのユース出身で、元はボランチだったがアトレティコで攻撃的なポジションにコンバートされ、20/21季に12G11Aと攻撃性能の高さを発揮した

(背番号)ー アレックス・バエナ
(年齢)23 (国籍)スペイン (身長/利き足)174cm/右
【昨季成績(得点)】
34試合(2)
・天才肌のチャンスメーカー
・高いスキルを備え、縦横無尽にピッチを駆け回りながらボールに絡み、パスを捌きながらドリブルを仕掛けてフィニッシュに持ち込むこともでき、一瞬の隙を逃さずにキラーパスを連発する
・ビジャレアルの下部組織で育成され、23/24季にはアシスト王に輝き、昨季はラ・リーガ3位の9アシストを記録すると、今夏に72億円で完全移籍

(背番号)ー ジョニー・カルドーゾ
(年齢)23 (国籍)アメリカ (身長/利き足)186cm/右
【昨季成績(得点)】
28試合(3)【ベティス】
・アメリカ代表の俊英
・プレスに奔走して激しいタックルでボールを奪い、巧みな足技で相手をかわし、ゴール前に駆け上がってフィニッシュにも絡む
・インテルナシオナル(ブラジル)の下部組織からそのままトップチームに定着し、23/24季途中にベティスに加入して瞬く間にスタメンの座を掴むと、昨季は中盤のキーマンとしてECL決勝進出&EL出場権獲得に貢献し、今夏に約41億円で加入

(背番号)ー ティアゴ・アルマダ
(年齢)24 (国籍)アルゼンチン (身長/利き足)171cm/右
【昨季成績(得点)】
17試合(1)【ボタフォゴ(ブラジル1部)】/16試合(1)【OLリヨン】
・アンヘル・コレアの後継者
・南米仕込みの巧みなスキルでプレスを受けてもボール保持し、ドリブル突破からのチャンスメークが得意で、エリア外からシュートを沈められる決定力もある
アルゼンチンでトップチームデビューを飾り、2シーズン半在籍したアトランタ・U(MLS)で公式戦26G24Aと活躍。昨季は、前半をボタフォゴ(ブラジル)、後半はOLリヨンにレンタル移籍し、今夏にアンヘル・コレアの後釜として約36億円で加入
<FW>

(背番号)7 アントワーヌ・グリーズマン
(年齢)33 (国籍)フランス (身長/利き足)176cm/左
【昨季成績(得点)】
38試合(8)
・”ロヒブランコの王様”
・シュートスキル、ドリブル、パスセンスなどどれを取っても一級品で、ピッチを自由自在に動き回り流れるような華麗な動きでチャンスメイクを担いながらエースとしてゴールも奪う世界屈指の技巧派FWで、前線から積極的にプレスを仕掛けつつ自陣の奥深くまで戻って守備をするなど並外れた献身性も特徴
・2シーズン連続で30ゴールに関与する攻撃の中核で、不在時は攻撃が停滞する

(背番号)9 アレクサンダー・セルロート
(年齢)28 (国籍)ノルウェー (身長/利き足)195cm/左
【昨季成績(得点)】
35試合(20)
・ノルウェー出身の巨漢ストライカー
・2mの分厚いフィジカルでポストプレーに長け、マークをなぎ倒して左足から強烈なシュートを繰り出し、攻守で走り回ることができる
・22/23季にソシエダで久保建英とホットラインを形成して覚醒し、昨季はビジャレアルでリーグ戦23Gを挙げ、今夏に50億円超の移籍金で加入

(背番号)19 ユリアン・アルバレス
(年齢)24 (国籍)アルゼンチン (身長/利き足)170cm/右
【昨季成績(得点)】
37試合(17)
・アルゼンチンの次世代エース
・一級品のゴール嗅覚と攻撃センスを武器に、電光石火の裏抜けや相手をなぎ倒すパワフルなドリブルで決定的なチャンスを創り出し、守備時はファーストディフェンダーとして効果的なプレスを仕掛ける
・2シーズン在籍したマンチェスター・Cで、ペップの指導受けて大きく成長を遂げ、今夏に最大153億円の移籍金で加入

(背番号)22 ジュリアーノ・シメオネ
(年齢)23 (国籍)アルゼンチン (身長/利き足)173cm/右
【昨季成績(得点)】
33試合(2)
・ディオスの息子
・屈強なフィジカルと機動力を活かしてゴール前に飛び込むプレーが魅力
・リーベル・プレートとアトレティコの下部組織で育ち、昨季はアラベスにレンタル移籍も足首骨折により前半戦を棒に振った
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