【無料選手名鑑】レアル・ソシエダ【2024/25 チーム/選手/監督紹介】

最低限のノルマを達成も　主軸の放出で厳しい一年に

・昨季は、D・シウバの電撃引退によって戦術の幅が狭まりながら、10年ぶりのCL出場による過密日程の中で強度の高いスタイルを継続し、CLグループステージを首位で通過。後半戦はやや息切れをみせたが、最低限のノルマであるEL出場権を確保した。

・今夏には、クラブの主軸だったDFル・ノルマンとMFメリーノが引き抜かれ、有望株のFWオスカールソンとスチッチを獲得。MFスピメンディーが残留したとはいえ、中盤と最終ラインの軸を失ったことによる不安定感を補填することができず、近年の躍進に急ブレーキが掛かりかねない。

・レアル・ソシエダ一筋の生え抜き監督

・19/20季に34年ぶりとなるタイトル（コパ・デル・レイ）、22/23季には10年ぶりとなるCL出場に導いた、クラブの理念を体現する存在。

・丁寧にボールを扱えるタレントを各セクションは配置するポゼッションスタイルを志向し、守備に切り替われば攻撃陣が率先してプレスに奔走するなど、全選手がアイデンティティ―を共有する強固なチームを作り上げ、ウーデゴール、イサク、バレネチェアら若手有望株の才能を開花させた育成手腕も高い評価を受ける。

・88年にソシエダの下部組織に入団すると、右SBとしてソシエダで100試合以上に出場。引退後はスカウトを経てユースチームの監督を務め、17/18季の途中に暫定監督としてトップチームの指揮を託され、半年後/に再び暫定監督として就任。