【無料選手名鑑】アストン・ヴィラ【2023/24 チーム/選手/監督紹介】

知将エメリと強力な陣容を要して　古豪復活の狼煙を上げる

・昨季は、序盤から躓き降格圏付近に低迷していたところでジェラードを解任してビジャレアルからウナイ・エメリを引き抜くと、途中就任ながら瞬く間にチームを掌握して己のスタイルを浸透させたことで、驚異的な巻き返しで順位をV字回復し、13年ぶりとなる欧州カップ戦（ECL）に導いた。

・夏の移籍市場では、クラブ史上最高額となる約86億円でFWムサ・ディビア、約51億円で教え子のDFパウ・トーレスを獲得し、レンタル契約でMFザニオーロ、フリーでMFティーレマンスを迎え入れるなど、攻守で大きなクオリティーアップを果たした。

・”アストン・ビラの救世主”

・セビージャで3連覇、ビジャレアルでも1回制覇と”ELマイスター”を異名を持つ。分析力に優れ、徹底的に対戦相手の対策を練る戦術家として知られ、トーナメント戦に強く、21/22季には欧州の強豪クラブを打ち破って中堅クラブのビジャレアルをCLベスト4に導いた。

・【4-4-2】システムを基本に、ハイプレスとコンパクトな3ラインのブロック守備を使い分け、高い位置でボールを奪えば迅速な切り替えでスペースを強襲し、縦に鋭いカウンター攻撃を仕掛ける。また、相手に応じて戦術を変更できる柔軟性があり、試合途中の修正力も秀逸。

・現役時代は、ミットフィルダーとして大半をラ・リーガ2部クラブのBチームで過ごし、トップチームでの出場は通算51試合に留まる。

・引退と同時にロルカ・デポルティーバCFの監督に就任すると即座に2部昇格（クラブ史上初）、06/07季にはアルメリアも1部昇格（クラブ史上初）に導き、バレンシアでは3季連続でCL出場権を獲得し、セビージャではEL3連覇を達成。満を持してPSGとアーセナルの監督に就任して挫折しながらも、ビジャレアルをEL制覇とCLベスト4に導いたことで再び評価を高め、昨季途中に低迷するアストン・ビラの指揮を託されると、瞬く間にチームを上昇気流に乗せて13年ぶりとなる欧州カップ戦に導いた。