基本情報

創立 | 1927年 |
本拠地 | ローマ |
スタジアム | スタディオ・オリンピコ (収容人数 7万634人) |
監督 | ジョゼ・モウリーニョ |
オーナー | フリードキン・グループ |
公式サイト | HP twitter Youtube |
愛称 | ジャッロロッソ (黄と赤) ラ・マジカ (魔術師) ラ・ルーパ (狼) |
<過去5シーズンの成績>
セリエA 【優勝3回】 | 欧州カップ戦 【UEFAカップ1回】 【ECL1回】 | コッパ・イタリア 【優勝9回】 | 監督 | |
18/19 | 6位 | CL/ベスト16 | ベスト8 | ディフランチェスコ➡ ラニエリ |
19/20 | 5位 | EL/ベスト16 | ベスト8 | フォンセカ |
20/21 | 7位 | EL/ベスト4 | ベスト16 | フォンセカ |
21/22 | 6位 | ECL/優勝 | ベスト8 | モウリーニョ |
22/23 | 6位 | EL/準優勝 | ベスト8 | モウリーニョ |
2季連続で欧州カップ戦ファイナル進出も 悲願のCL出場に向けて先行きは暗い
・昨季は、5バックによる堅守が機能したことで、公式戦では最大で2連敗と安定した戦いぶりを見せたが、攻撃陣の決定力不足により中堅・格下チーム相手に勝ち切れない試合が多く、トップ4争いに絡みながら終盤の失速によって6位に留まったが、ヨーロッパリーグでは準優勝を果たした。
・夏の移籍市場では、FFPによる厳しい財政事情により、余剰戦力をできるだけ換金しながら十分な資金を投入できなかったが、フリーでエンディカ、アワール、レンタル契約でルカク、パレデス、サンチェス、アズムンといった実力者を迎え入れるなど、低コストで陣容の強化に成功した。
・第6節時点でリーグ3位の得点数を記録しながら、イバニェスの退団とスモーリングの負傷離脱によって自慢の堅守が機能せずに、6試合目で早くも3敗を喫してしまうなど、悲願のCL出場に向けて前途多難な船出となった。
監督

名前 | ジョゼ・モウリーニョ |
生年月日 | 1963年1月26日 (60歳) |
国籍 | ポルトガル |
就任日 | 2021年7月 |
・”スペシャルワン”
・チェルシー、インテル、レアル・マドリーといった名門クラブを率いて、4度の欧州カップ制覇(CL×2、EL、ECL)、6度の3大リーグ優勝(プレミア×3、セリエA×2、ラ・リーガ)など、合計で20個以上のタイトルを獲得してきた名将の一人。
・重心低く守備ブロックを築いて手堅く守り、ボールを奪えば迅速なカウンターを仕掛けてゴールを狙う「堅守速攻」が代名詞で、攻守にハードワークできる選手を好む。
・歯に衣を着せぬ発言で他チームやマスコミにくぎを刺すが、従順な選手たちは叱咤激励しつつ全力で擁護する。一方で、波長が合わない選手は容赦なく突き放す。
・現役時代はMFとしてポルトガル2部を渡り歩いも24歳で早々に引退。その後は体育教師として働き、92年からボビー・ロブソンの通訳としてスポルティング→ポルト→バルセロナと渡り歩く。
・ファン・ハール率いるバルセロナでアシスタントコーチを務め、00/01季にベンフィカの監督として指導者キャリアを始めると、FCポルトで国内リーグ2連覇、UEFAチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げて一気に欧州に名を轟かた。その後も、チェルシーで計3度のプレミアリーグ制覇、インテルで3冠、レアル・マドリーでラ・リーガ制覇を達成したが、マンチェスター・Uとトッテナムでは納得いく結果を残せずに途中解任された。
移籍市場
ポジション | 名前 | 移籍先 | 移籍金 |
DF | ロジェール・イバニェス | アル・アハリ | 3000万€ |
フィリッポ・ミッソーリ | サッスオーロ | 250万€ | |
ウィリアム・ビアンダ | 未定 | ー | |
MF | クリスティアン・ヴォルパート | サッスオーロ | 750万€ |
ベンジャミン・タヒロビッチ | アヤックス | 750万€ | |
ネマニャ・マティッチ | レンヌ | 250万€ | |
ジャコモ・ファティカンティ | レッチェ | 100万€ | |
アンテ・チョリッチ | 未定 | ー | |
エブリマ・ダルボエ | LASKリンツ | ー | |
マディ・カマラ | オリンピアコス | ー | |
ジョルジニオ・ヴァイナルダム | アル・イテファク | ー | |
FW | オラ・ソルバッケン | オリンピアコス | ー |
基本フォーメーション

選手一覧
<GK>
No. | 名前 | 年齢 | 国籍 | 身長/利き足 | 昨季成績 (得点) | ||
1 | ![]() | ルイ・パトリシオ | 35 | ポルトガル | 190cm/左 | 35試合 | ・経験豊富なベテラン正守護神 ・冷静かつ鋭い反射神経でチームの危機を救い、左足からの正確なパスで攻撃の起点にもなれる ・ポルトガル代表で通算107キャップ&W杯とEUROを3度経験し、プレミアで守護神を務めるなど、申し分ない実績を誇る ・21/22に同郷のモウリーニョからの誘いを受けてセリエAに初挑戦し、2季連続でほぼ全ての公式戦でゴールマウスを守る |
63 | ![]() | ピエトロ・ボエル | 20 | イタリア | 193cm/右 | ー | ・プリマ育ちの第3GK ・20/21にヨーロッパリーグ/モスクワ戦でプロデビュー&プロ初スタメンを果たしたが、それ以降は第3GKを務めるながらトップチームでの出場はなく、プリマヴェーラ1で稀に出場している |
99 | ![]() | ミル・スビラール | 23 | セルビア | 189cm/右 | 3試合 | ・カーリーヘアが特徴の次期正GK候補 ・ベルギー生まれで、アンデルレヒトの下部組織で育成されながらU-15~21べルギー代表にも召集され、5年在籍したベンフィカでは守護神の座を掴むことができなかった ・昨季にバックアッパーとして加入し、セリアAデビューを果たした35節のボローニャ戦ではクリーンシートを記録 ・父は元ユーゴスラビア代表GKで、A代表はセルビア代表を選択 |
<DF>
2 | ![]() | リック・カルスドルプ | 28 | オランダ | 184cm/右 | 13試合 | ・右サイドの闘犬 ・推進力のあるドリブルでサイドを駆け上がり、良質なクロスとスルーパスを供給する攻撃的SBながら、尋常でないスタミナを活かして守備にも奔走する ・20/21季から2季連続で公式戦40試合以上に出場していたが、昨季はライバルの加入と覇気のないプレーによりモウリーニョ監督の逆鱗に触れたことで戦力外の扱いを受けたが、後に和解した |
5 | ![]() | エヴァン・エンディカ | 24 | フランス | 192cm/左 | 30試合 (1) 【フランクフルト】 | ・経験豊富な若きCBの大器 ・優れた危機察知能力で果敢に前に出て長い脚を活かした高いボール奪取力を誇る守備が特徴で、時折見せる攻撃参加でアクセントを加え、セットプレーでは得点源として機能する ・5シーズンに渡ってフランクフルトの主力として182試合に出場し、今夏にフリーで5年契約を締結 |
6 | ![]() | クリス・スモーリング | 33 | イングランド | 194cm/右 | 32試合 (3) | ・永遠の都の”防波堤” ・高身長かつ屈強なフィジカルを誇り、地上・空中戦でアタッカーを制圧しつつクロスを弾き出せば、狭いエリアでも厳しいマークで相手に自由を与えず、セットプレーでは打点の高い強烈なヘッドで相手ゴールを脅かす ・マンチェスターU時代に師事したモウリーニョから絶大な信頼を寄せられ、昨季は最終ラインを統率する守備の要として公式戦47試合に出場 ・妻の影響で菜食主義になり、健康状態が改善した |
14 | ![]() | ディエゴ・ジョレンテ | 29 | スペイン | 186cm/右 | 8試合 【リーズ】 9試合 | ・貴重なスペイン人DF ・身体能力の高さと空中戦の強さを兼ね備え、鋭い読みを活かしてスペースカバーも巧みで、縦パスやロングフィードなど後方からの配給能力も高い ・昨季序盤戦はリーズでスタメンを張っていたが徐々に序列が低下し、冬にCB陣のバックアッパー役としてレンタル契約で加入すると、活躍が認められてレンタル契約が延長された |
19 | ![]() | ゼキ・チェリク | 25 | トルコ | 180cm/右 | 24試合 | ・攻撃力が持ち味のトルコ代表SB ・独力でのドリブル突破や周囲との連携など多彩な攻撃パターンでサイドを切り崩し、精度の高いクロスやパスでチャンスを演出する高い攻撃性能を誇るサイドバック ・リーグアン時代はスペースカバーに間に合わないなど守備に課題があったが、冷静な対応でセリエAに順応し、昨季はカルスドルプとのポジション争いを制して公式戦34試合に出場 |
23 | ![]() | ジャンルカ・マンチーニ | 26 | イタリア | 190cm/右 | 35試合 (1) | ・最終ラインの”暴君” ・球際の厳しさや激しいタックルといったアグレッシブな守備で毎シーズン15枚以上のイエローカードを受ける気性の荒いCBで、正確な右足から繰り出すパスやフィードで攻撃の起点にもなれる ・副キャプテンを務めるなどリーダーシップも兼ね備え、将来のキャプテン候補でもある |
24 | ![]() | マラシュ・クンブッラ | 23 | アルバニア | 191cm/右 | 7試合 | ・伸び悩むアルバニア代表CB ・屈強なフィジカルを活かした空中戦の強さ、スピードを活かしたインターセプトが特徴で、確かな足下技術もありビルドアップにも貢献できる ・19/20季にヴェローナでブレイクを遂げて「キエッリーニの再来」と称されたが、時間が経つごとに出場機会を減らし、現状はCBの4番手に甘んじている |
37 | ![]() | レオナルド・スピナッツォーラ | 29 | イタリア | 186cm/右 | 26試合 (1) | ・左サイドの”切り込み隊長” ・一瞬でトップスピードに到達する加速力と切れ味鋭いドリブルでサイドを駆け上がり、左右両足からチャンスを演出するなど、深い位置から独力で一気に局面を好転させられる爆速SB ・脚光を浴びたEURO2020でアキレス腱断裂の大ケガを負ったことで10カ月離脱したが、昨季は公式戦40試合に出場と完全復活 |
43 | ![]() | ラスムス・クリステンセン | 26 | デンマーク | 187cm/右 | 26試合 (3) 【リーズ】 | ・猪突猛進型のデンマーク代表SB ・力強いタックルによる対人守備と豊富な運動量、直線的な攻め上がりからの鋭いクロスが特徴で、全力プレーでサイドを活性化させる ・21/22季にザルツブルクで右SBながら7Gを奪い、昨季は2部に降格したリーズで3G1Aを記録 ・今夏にレンタル契約で加入 |
<MF>
4 | ![]() | ブライアン・クリスタンテ | 27 | イタリア | 186cm/右 | 36試合 (1) | ・頼れるローマの”頭脳” ・テクニック、ビジョン、フィジカルの三拍子を揃った大型セントラルMFとして知られ、CBも務められる守備力で中盤底を管理すれば、ビルドアップ時には繋ぎ役を担いつつゴール前ではセカンドストライカーとして強烈なミドルを繰り出す ・毎シーズン50試合弱に出場しながら毎試合広範囲を走り回り、副キャプテンとしてピッチ内外でまとめ役を担う |
7 | ![]() | ロレンツォ・ペッレグリーニ | 26 | イタリア | 186cm/右 | 32試合 (4) | ・生え抜きのカピターノ ・確かなテクニックと冷静かつ素早い判断力で攻撃を統率する司令塔で、セットプレーでは正確なキックでゴールを脅かし、豊富な運動量を活かして守備も一切サボらずにチームを支える ・初代王者となった21/22ECLでMVPに選ばれた ・9歳からASローマに在籍し、トッティ、デ・ロッシの系譜を引き継ぐ主将としてピッチの内外でチームメイトを引っ張る |
16 | ![]() | レアンドロ・パレデス | 28 | アルゼンチン | 180cm/右 | 3試合 【PSG】 25試合 (1) 【ユベントス】 | ・攻守の繋ぎ役を担うレジスタ ・中盤の底を主戦場に正確なパス捌きで攻撃を司り、守備もハイレベルでこなすなど中盤の質を上げる貴重な存在 ・昨夏の移籍市場最終盤に買い取りオプション付きでユベントスにレンタル移籍も、アッレグリがベタ引き戦術にを採用したことで本領を発揮することができずにロカテッリの後塵を拝した ・今夏に約6億円の移籍金で、7季ぶりに帰還 |
20 | ![]() | レナト・サンチェス | 25 | ポルトガル | 176cm/右 | 23試合 (2) 【PSG】 | ・スぺ体質の万能型MF ・無尽蔵のスタミナでピッチを駆け回ってボールホルダーにプレスを仕掛け続ければ、ミットフィルダーとして随一の推進力を誇るドリブルで守備網を突破する中盤のオールラウンダー ・昨季は恩師が率いるPSGに加入も、度重なるケガに悩まされてリーグ戦でのスタメン出場はわずか6試合に終わり、今夏にレンタル契約で加入 |
22 | ![]() | ウセム・アウアー | 25 | アルジェリア | 175cm/右 | 16試合 (1) 【リヨン】 | ・ローマで復活を誓うアルジェリア代表MF ・折り紙付きのテクニックと戦術眼でボールを失わずに持ち運び、得点に直結するパスを供給するなど、攻撃にアクセントを加えられる天才肌のチャンスメーカー ・OLリヨンの生え抜きで、17/18季から毎シーズン15得点近くに関与も、近年はモチベーションの低下により輝きが薄れ、昨季はわずか1G1Aとキャリア最低の成績に終わった ・今夏に契約満了でOLリヨンを退団し、5年契約でASローマに完全移籍 |
52 | ![]() | エドアルド・ボーヴェ | 20 | イタリア | 176cm/右 | 22試合 (1) | ・次世代のローマを背負う大器 ・若くして冷静さと高水準の基本スキルを兼ね備え、中盤では展開力、ゴール前では抜群のシュートセンスと決定力を発揮する攻撃性能の高い若手MF ・下部組織育ちのイタリアU-21代表にも召集される逸材で、モウリーニョから”狂犬”と称された ・大学では経済学を学ぶ |
59 | ![]() | ニコラ・ザレフスキ | 21 | ポーランド | 175cm/両 | 33試合 (2) | ・アカデミー産のヤングテクニシャン ・小柄ながらクイックネスとアジリティーを活かした突破力、サイドをカバーできる運動量が特徴で、ドリブルとスルーパスで攻撃を活性化させる ・本来はウイングだったがモウリーニョの指導で左WBにコンバートされたことでブレイクを遂げ、昨季は公式戦47試合に出場した ・イタリア生まれだがポーランド代表を選択 ・憧れはペッレグリーニ |
<FW>
9 | ![]() | タミー・エイブラハム | 25 | イングランド | 190cm/右 | 38試合 (8) | ・イングランドの大型ストライカー ・高さ・パワー・繊細さを併せ持つ本格派のCFで、長いリーチを活かしたボールキープとテクニック、多彩なフィニッシュワークで得点を量産する ・21年夏にジェコに代わるストライカーとして加入すると、21/22季の5大リーグでイングランド人最多ゴール(17)を記録し、昨季はセリエA全試合に出場して公式戦9G7Aを記録も、今季は前十字靭帯断裂により後半戦で復帰予定 |
11 | ![]() | アンドレア・ベロッティ | 29 | イタリア | 181cm/右 | 22試合 (8) 【トリノ】 | ・”イル・ガッロ(雄鶏)”の異名を持つストライカー ・屈強な体幹を活かしてボックス内で競り負けずにクロスやパスに合わせ、カウンターの際には自陣から一気にゴール前までボールを運ぶことができる ・昨季は7シーズン在籍したトリノを契約満了で退団し、エイブラハムの代役として加入も、セリエA無得点に終わった ・手のひらをトサカのように頭に立てるのがゴールセレブレーション |
17 | ![]() | サルダル・アズムン | 28 | イラン | 186cm/右 | 23試合 (4) 【レバークーゼン】 | ・”イランのメッシ” ・抜群の身体能力を活かして最終ラインの背後を取るプレーを得意とし、ゴール前ではアクロバティックにシュートを放って得点を奪う ・19/20季に得点王に輝くなど長らくロシアリーグで活躍したが、レバークーゼンでは2シーズンで5G5Aの結果に留まり、今夏はレンタル契約で加入 |
21 | ![]() | パウロ・ディバラ | 29 | アルゼンチン | 177cm/左 | 25試合 (12) | ・”唯一無二の創造主” ・繊細なテクニックとドリブルで敵を翻弄し、魔法の左足から繰り出すパスやシュートなど独力でチャンスを創り出せる攻撃センスの塊 ・昨季に7年在籍したユヴェントスを契約満了で退団し、モウリーニョに誘われて加入すると、チームの絶対的な主役として公式戦18G8Aと輝きを取り戻した ・愛称は”宝石” |
90 | ![]() | ロメル・ルカク | 30 | ベルギー | 191cm/左 | 25試合 (10) 【インテル】 | ・新たな憩いの場を見出した”重戦車” ・怪物級のフィジカルで相手DFをなぎ倒してゴールに迫り、豪快なフィニッシュで得点を奪えば、一級品のポストプレーやラストパスでも”違い”を創り出せる ・21/22季に1億€超で加入したチェルシーでは十分な活躍ができなかったが、昨季はレンタル契約でインテルに復帰すると終盤に復活を遂げて公式戦14G7Aを記録してCL準優勝に貢献 ・インテルを裏切り、ユベントスとの交渉がまとまらなかったことで、マーケット終盤にレンタル契約で加入 ・愛称は”ビック・ロム” |
92 | ![]() | エル・シャーラウィ | 30 | イタリア | 178cm/右 | 29試合 (7) | ・スーパーサブのスピードスター ・スピードとテクニックを織り交ぜたドリブルで左サイドを切り崩し、カットインで中央に侵入してからのシュートが特徴で、逆サイドからのクロスにもダイナミックに合わせる ・計7シーズン在籍するローマでは、毎シーズン安定して10ゴール以上に関与し、昨季も途中出場が中心ながら9G4Aと結果を残した ・父親はエジプト人 |
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