基本情報
創立 | 1892年 |
本拠地 | ニューカッスル・アポン・タイン |
スタジアム | セント・ジェームズ・パーク (収容人数 5万12405人) |
監督 | エディ・ハウ |
オーナー | パブリック・インベストメント・ファンド |
公式サイト | HP twitter Youtube |
愛称 | マグパイズ (カササギ) |
<過去5シーズンの成績>
プレミアリーグ 【優勝4回】 | 欧州カップ戦 【UEFAカップ1回】 | FAカップ 【優勝6回】 | カラバオ杯 | 監督 | |
17/18 | 10位 | ー | 4回戦敗退 | 2回戦敗退 | ベニテス |
18/19 | 13位 | ー | 4回戦敗退 | 2回戦敗退 | ベニテス |
19/20 | 13位 | ー | ベスト8 | 2回戦敗退 | ブルース |
20/21 | 12位 | ー | 3回戦敗退 | ベスト8 | ブルース |
21/22 | 11位 | ー | 3回戦敗退 | 2回戦敗退 | ブルース➡ ジョーンズ➡ ハウ |
長年の呪縛から解き放たれた名門 若き名将と的確な補強でCL出場を狙う
・昨季は開幕から白星に見放されて3分5敗と最悪のスタートを切ったが、10月にサウジアラビア系投資ファンドに買収されたことを受けて事態が一変。新オーナー陣は即座にブルース監督を解任し、ボーンマスで評価を高めた智将エディー・ハウを招聘すると、失点の山を築くクラブに規律のある戦術を浸透させたことで攻守のバランスが改善されると、冬に獲得したB・ギマランイスやトリッピアーも即戦力として大きく貢献。前半戦は降格圏に沈んでいたものの、年明けから6勝2分、4月に4連勝と一気に勝ち点を積み重ねて11位まで上昇し、最大目標である残留を成し遂げた。
・夏の移籍市場では資金力に物を言わせた”爆買い”に走らず、UEFAの財務ルールを順守した堅実な補強を施行。1月加入で評価を高めた左SBターゲットの完全移籍を取り付け、降格したバーンリーから正守護神としてニック・ポープ、ミランから横取りする形でCBの逸材であるボトマンを獲得するなど、最終ラインの強化から着手。前線には、クラブ史上最高額でスウェーデンの逸材ストライカーであるイサクの獲得にも成功し、ピンポイントかつ中長期的な視点に立った補強で欧州カップ戦出場も十分に狙える上積みを行った。
・EL出場圏を目標に挑む今季は、第3節でプレミアリーグ王者であるマンチェスター・Cと互角に渡り合い、ハウ監督による着実なチーム作りの成果を発揮すると、21節を消化した時点でCL出場圏の4位に位置するなど戦前の期待を上回る大躍進を見せ、周囲の予想を上回るペースでチームは進化を遂げている。中でも最終ラインがプレミア最小失点数を誇る鉄壁の守備網を構築し、黒星を喫したのはわずか1試合と夏の的確な補強が躍進の最大の理由であることは明白。冬の移籍市場ではゴードンを獲得したことで前線の強化にも成功し、後半戦も”台風の目”として悲願のCL出場権獲得を狙う。
監督
名前 | エディ・ハウ |
生年月日 | 1977年11月29日(44) |
国籍 | イングランド |
就任日 | 2021年11月 |
・名門を悪夢から目覚めさせた若き名将
・短いパスとワンタッチパスが中心の縦に素早い攻撃的なサッカーを展開し、ハイプレスを基本にした流動的な攻撃を好む。
・昨季途中に就任すると、守備と組織を整備することで選手たちのポジショニングが改善し、攻守両面でパフォーマンスが安定。さらにジョエリントやアルミロンといった悩める既存戦力を再生させ、自身が獲得を要望した選手たちが即戦力として機能するなど、指導者としての手腕は本物。
・13歳でボーンマスのユースに加入して以降は、2シーズンを除いてボーンマスで現役時代を過ごす。現役を引退した翌年の途中に指揮官に就任すると、途中でバーンリーを率いた11/12を除き11シーズンに渡る長期政権を築き、4部の降格圏に沈んでいた古巣をプレミアリーグ復帰にまで導いた。
・子供のころはエバートンのファン。異母兄弟はボーンマスでスカウトをしている。
移籍市場
ポジション | 名前 | 移籍先 | 移籍金 |
GK | マルティン・ドゥブラフカ | マンチェスター・U | ー |
カール・ダーロウ | ハル・シティ | ー | |
DF | フェデリコ・フェルナンデス | エルチェ | ー |
キーラン・クラーク | シェフィールド・ユナイテッド | ー | |
MF | アイザック・ヘイデン | ノリッジ | ー |
ガラン・クオル | ハーツ | ー | |
ジョンジョ・シェルヴィー | ノッティンガム・フォレスト | ー | |
FW | ドワイト・ゲイル | ストークシティ | ー |
クリス・ウッド | ノッティンガム・フォレスト | ー |
基本フォーメーション

選手一覧
<GK>
No. | 名前 | 年齢 | 国籍 | 身長/ 利き足 | 昨季成績(得点) | |
1 | マルティン・ドゥブラフカ | 33 | スロバキア | 190cm/右 | 26試合 | ・レンタル打ち切りで冬に帰還 ・守備範囲が広く、足下の技術も高い ・ダイナミックなセーブを連発して昨季後半戦のニューカッスルの躍進の一因に |
18 | ロリス・カリウス | 29 | ドイツ | 191cm/右 | ー | ・ブンデス、プレミア、CLなど経験豊富なGK ・マインツ、リバプールで順調なキャリアを送っていたが、CL決勝での一件以降はローン移籍でチ―ムを転々とし、6月にフリーとなったが、第2GKであるダーロウが負傷したことで半年の短期契約で加入したが、冬に契約を延長 |
22 | ニック・ホープ | 30 | イングランド | 191cm/右 | 36試合 | ・8部からプレミアリーグへと上り詰めた苦労人 ・ダイナミックなセーブが売りで、20/21にはリーグトップのセーブ率を記録 ・的確なポジショニングや無駄のない動き、身長191㎝の恵まれたフィジカルを活かしたハイボールへの強さなど、ゴールを守る能力はリーグ屈指 ・16歳で戦力外を経験 |
29 | マーク・ギレスピー | 30 | イングランド | 182cm/右 | ー | ・ニューカッスル出身GK ・下部組織出身で、16歳でクラブを去ると、その後はイングランド3部やスコットランドで200試合以上に出場 ・フリーとなった2020年夏に12年ぶりに復帰 |
<DF>
2 | キーラン・トリッピアー | 32 | イングランド | 178cm/右 | 15試合 【A・マドリー】 6試合 (2) | ・休むことなくスプリントを続けるハードワーカー ・何度も上下動を繰り返す運動量と高精度のクロスが特徴 ・直接FKでゴールも奪える ・両SBで起用可能 ・ラセルズに代わってキャプテンに就任 |
3 | ポール・ダメット | 31 | ウェールズ | 183cm/左 | 3試合 | ・ファンから愛されるクラブ最古参のファイター ・本職は左SBながら守備力に持ち味があり、ブルース政権下では主にCBを務めていた ・ケガによる離脱と新体制下によるシステム変更、ライバル加入により、プレー時間は過去最低を記録 ・ニューカッスル出身で、チームでも珍しいクラブ一筋の生え抜き |
4 | スヴェン・ボトマン | 22 | オランダ | 193cm/左 | 25試合 (3) | ・身長195㎝のアヤックス産CB ・巨体を活かした空中戦の強さはもちろん、貴重な左利きのCBとして足下の技術にも優れ、フィード力は水準以上 ・9月にクラブを優先してU-21代表を辞退 |
5 | ファビアン・シェア | 31 | スイス | 188cm/右 | 25試合 (2) | ・アグレッシブな水陸両用のCB ・対人戦に強く、巧みなマンマークが特徴 ・高いフィード力で得点の起点にもなり、ミドルシュートも備える |
6 | ジャマール・ラセルズ | 29 | イングランド | 188cm/右 | 26試合 (1) | ・マグパイズの主将を6年務めたCB ・イングランド仕込みの迫力ある守備が持ち味だが、ハウのスタイル適応に苦しみミスを連発したことやボトマンの加入も相まってCBの4番手に |
11 | マット・リッチー | 33 | スコットランド | 172cm/左 | 18試合 | ・スタミナと闘争心に溢れるハードワーカー ・本職がウインガーだっただけに推進力があり、クロスの質もリーグ屈指 ・年齢的な衰えが顕著に現れスタミナ、スピード不足で穴になる場面も ・長年精神的支柱としてチームを支え、ファンからの人気も高い |
12 | ジャマル・ルイス | 24 | 北アイルランド | 178cm/左 | 5試合 | ・ノリッジ時代にはリバプールが獲得に動いた左SB ・ハウが就任後スタメンに抜擢、突如左SBのスタメンに名を連ねる活躍を見せた ・新スタイルに素早く順応しいよいよ本領発揮かと思われたが負傷離脱により出遅れ、ベンチ外も |
13 | マット・ターゲット | 27 | イングランド | 183cm/左 | 17試合(1) 【アストン・ビラ】 16試合 | ・左利きのイングランド産SB ・左から放たれる正確なキックが武器で、周囲との連携や対人戦も得意とし、攻守に安定したパフォーマンスを見せる ・スピード系FWの対応が苦手 ・昨季冬にレンタルで加入すると、高い評価を受けて夏に完全移籍を勝ち取る |
17 | エミル・クラフト | 28 | スウェーデン | 184cm/右 | 20試合 | ・ハウの下で覚醒した万能型DF ・粘り強い守備で抜かれることは滅多になくなるなど対人戦では鉄壁を誇り、トリッピアーの離脱した際も代役を務めた ・右SB/WBに加えてCBでも起用でき、攻守両面で着実な成長を見せる |
19 | ハビエル・マンキージョ | 28 | スペイン | 178cm/右 | 19試合 | ・怒涛の攻め上がりから素晴らしいシュートやクロスを演出したかと思えば集中切らしてうっかりポカも ・ トリッピアー離脱後に穴埋めを期待されたが、クラフトの魂のパフォーマンスで再びベンチを温める事に ・ ただ両サイドをこなせる器用さは評価ポイント |
30 | ハリソン・アシュビー | 21 | スコットランド | 179cm/右 | 1試合 | ・ウェストハムユース出身の右SB ・肉厚なフィジカルを活かしたダイナミックなスライディングとドリブルで攻守に躍動する ・父は元プロサッカー選手 |
33 | ダン・バーン | 30 | イングランド | 198cm/左 | 13試合(1) 【ブライトン】 16試合 | ・最終ラインの巨神 ・空中戦に強く、2ⅿ級ながら足下の技術に機動力も兼ね備え、攻撃の起点にもなれる ・昨季途中に愛するクラブに復帰すると、闘争心と安定感抜群のパフォーマンスを武器にチームを支えた |
<MF>
7 | ジョエリントン | 26 | ブラジル | 186cm/右 | 35試合 (4) | ・ハウ監督によりインサイドハーフにコンバートされたことで、フィジカルを活かしたリーグ屈指のボックストゥボックス型へと変貌 ・19年夏に当時のクラブ最高額で加入も2年間で6ゴールと期待を裏切っていたが、昨季はクラブ年間MVPを受賞 ・1月に飲酒運転で逮捕され、罰金約460万円と12カ月間の運転禁止処分を受けた |
21 | ライアン・フレイザー | 28 | スコットランド | 163cm/右 | 27試合 (2) | ・独力で局面を打開する”働き蜂” ・切れ味の鋭いドリブルと高精度クロスを武器に左サイドで躍動し、豊富な運動量で凄まじい献身性を誇る ・ 昨季はハウの下で自信と輝きを取り戻したが、今季はアルミロンとJ・マーフィーとの争いに敗れ、出場機会が限られている ・22/23プレミアリーグで最低身長 |
23 | ジェイコブ・マーフィー | 27 | イングランド | 179cm/右 | 33試合 (1) | ・一昨季前の突破力は無いが馬力あるドリブルとクロスは一級品 ・右足1本のプレーは相変わらず単調だがハマった時の破壊力は流石の一言 ・昨季は左ウイングで新境地開拓し、カットインも武器 |
24 | ミゲル・アルミロン | 28 | パラグアイ | 174cm/左 | 30試合 (1) | ・ハードワークを怠らないドリブラー ・トリッキーな足技と高速ドリブルで相手守備網を切り裂けば、裏抜けを狙う模範的なオフザボールの動きなどで前線を活性化させる ・高い献身性から人気も高く、監督からも高い評価を受ける |
28 | ジョー・ウィロック | 23 | イングランド | 179cm/右 | 29試合 (2) | ・高いポテンシャルを秘める万能MF ・最大の持ち味である推進力あるドリブルと飛び出すセンスで攻撃に厚みをもたらす ・昨季は攻守で安定感のあるプレーが増えただけに、今季は更なる成長に期待 |
32 | エリオット・アンダーソン | 20 | スコットランド | 179cm/右 | 21試合 (8) | ・8歳からアカデミーに在籍する生え抜きMF ・ハウ監督が「今シーズンを戦う上で必要不可欠なピース」と明言 ・昨季後半に4部へローン移籍すると、トップ下、左ウイングを主戦場に6ゴール3アシストと大活躍し、昇格に貢献 |
36 | ショーン・ロングスタッフ | 25 | イングランド | 180cm/右 | 24試合 (1) | ・ニューカッスルの未来を背負うクラブ生え抜きのボックストゥボックス型MF ・強度の高い守備と運動量を売りに中盤の底で孤軍奮闘する ・ハウ就任以降はプレータイムが激減したが、今季は攻撃性能が向上し、現時点でプレミア全試合に出場中 |
39 | ブルーノ・ギマランイス | 25 | ブラジル | 182cm/右 | 20試合 【リヨン】 17試合(5) | ・アグレッシブかつ球際での強さも持つ守備的MF ・確かな運動量と走力で中盤の強度を担保し、高いボール奪取力を誇る ・攻撃センスも兼ね備え、ボール奪取後は素早い縦方向へのパスで攻撃のリズムを作り、ゴール前に攻め上がってシュートを決めることも |
<FW>
8 | アンソニー・ゴードン | 21 | イングランド | 182cm/右 | 35試合 (4) | ・エバートンで背番号「10」を背負った早熟ウインガー ・切れ味鋭いドリブルと正確なキックを武器にサイドから好機を演出できる ・サッカーIQが高く、両ウイングやCFなど攻撃的なポジションならどこでもこなす ・冬に約64億円の移籍金で完全移籍 |
9 | カラム・ウィルソン | 30 | イングランド | 180cm/右 | 18試合 (8) | ・一級品のフィニッシュワークに、アシスト数も多い万能ストライカー ・抜群のスピードを活かした裏抜きでスルーパスを引き出せば、ボックス内でも的確なポジショニングとフィジカルの強さでネットを揺らせる ・昨季もコンスタントに得点を重ねて攻撃陣をけん引したが怪我で長期離脱 |
10 | アラン・サン=マクシマン | 25 | フランス | 173cm/右 | 35試合 (5) | ・絶対的な個で攻撃を1人で完結するドリブルキング ・推進力抜群のドリブルで強引に縦への突破を試みて好機を演出するなど、崩しの切り札として相手の脅威に ・昨季1試合平均のドリブル成功数は断トツでリーグトップを記録 ・弾離れの悪さによる不用意なボールロストは要改善 ・3人の子供を持つ |
14 | アレクサンデル・イサク | 23 | スウェーデン | 192cm/右 | 32試合 (6) | ・特大のポテンシャルを秘めるスウェーデン出身の大型FW ・上背がありながら圧倒的なスピードと足下テクニックを兼ね備え、裏抜けや密集でも得点を量産する ・昨季は決定機を逃し続けて6得点に留まるなど決定力が課題に ・夏にクラブ史上最高額の約97億円で加入し、デビュー戦ではリバプール相手にゴールを奪った |
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