基本情報
創立 | 1882年 |
本拠地 | ロンドン |
スタジアム | トッテナム・ホットスパー・スタジアム (収容人数 6万2,027人) |
監督 | アンジェ・ポステコグルー |
会長 | ダニエル・レヴィ |
公式サイト | HP twitter Youtube |
愛称 | スパーズ |
<過去5シーズンの成績>
プレミアリーグ 【優勝2回】 | 欧州カップ戦 | FAカップ 【優勝8回】 | カラバオ杯 【優勝4回】 | 監督 | |
19/20 | 6位 | CL/ベスト16 | 5回戦敗退 | 4回戦敗退 | ポチェッティーノ➡ モウリーニョ |
20/21 | 7位 | EL/ベスト16 | 5回戦敗退 | 準優勝 | モウリーニョ➡ メイソン |
21/22 | 4位 | ECL/グループステージ敗退 | 5回戦敗退 | ベスト4 | ヌーノ➡ コンテ |
22/23 | 8位 | CL/ベスト16 | 5回戦敗退 | 3回戦敗退 | コンテ➡ ステッリーニ➡ メイソン |
23/24 | 5位 | ー | 4回戦敗退 | 2回戦敗退 | ポステコグルー |
”アンジェ・ボール”は継続せずもEL出場 若手主体の補強でCL返り咲きを狙う
・昨季は、大エースだったケインを放出し、ポステコグルーを迎えると、序盤からハイラインでスペースを突いていく超攻撃的な”アンジェ・ボール”が機能して第10節時点で首位ながら、11節のチェルシー戦でマディソンとファン・デ・フェンが離脱してから一気に失速して首位争いから離脱。最低限のノルマであるEL出場権は手にしたものの、選手層の薄さが響いたシーズンだった。
・今夏には、MFホイビュア、スキップ、ロ・チェルソ、DFエメルソンといった余剰人員を放出し、約240億円を費やしてFWソランキ、MFグレイ、べリバルらを獲得。ソランケがケインに代わりうる前線基準点として機能し、2年目を迎えるアンジェ・ボールがより浸透すれば、最低限のノルマであるCL出場権獲得は達成できるはずだ。
監督
名前 | アンジェ・ポステコグルー |
生年月日 | 1965年8月27日 (59歳) |
国籍 | オーストラリア |
就任日 | 2023年7月 |
・プレミア初のオーストラリア人監督
・ハイライン・ハイプレスとポゼッションを基本に、後方から連動してパスを繋いで相手を押し込む”アタッキングフットボール”を信条とする。攻撃時には両SBが中盤に絞ってビルドアップに加わり、スペースを突いてゴールに迫る。
・自分の哲学を徹底的にチームに浸透させる頑固な性格で、昨季は第11節チェルシー戦で9人なってもハイラインを維持して話題に。
・ギリシャ生まれながら、幼少期はオーストラリアで育ってプロ選手となり、オ―ストラリア代表として4キャップの実績があるDFだった。
・引退後にはサウス・メルボルンで指導者キャリアを始めると、いきなりリーグ2連覇とOFCチャンピオンを達成し、13年から率いたオーストラリア代表ではブラジルW杯出場、15年アジアカップ優勝。19年には就任2年目にして横浜Fマリノスを15年ぶりとなるJリーグ制覇に導き、21年にセルティックの監督に就任すると、当初は懐疑論が沸き上がったが、1年目にリーグタイトル奪還、2年目には国内3冠を成し遂げた。
・セルティックでは、Jリーグから積極的に日本人を獲得するなど、日本人への造詣が深い。
移籍市場
基本フォーメーション
選手一覧
<GK>
No. | 名前 | 年齢 | 国籍 | 身長/利き足 | 昨季成績(得点) | ||
1 | グリエルモ・ヴィカーリオ | 27 | イタリア | 194cm/右 | 38試合 | ・4部から這い上がった遅咲きのイタリア人GK ・流れを読んで素早くポジショニング修正を行い、ギリギリまでシュートを見極めてファインセーブを連発すれば、両足を巧みに使った正確なビルドアップも魅力 ・ウディネーゼのユースで育ち、イタリア4部から着実にステップアップを遂げ、エンポリで正守護神として残留に貢献し、昨季にロリスの後継者として加入すると、 | |
20 | フレイザー・フォースター | 36 | イングランド | 201cm/右 | ー | ・経験豊富なセカンドGK ・201cmという巨漢なフィジカルを誇り、驚異的な反射神経を活かしたセービングはリーグでも屈指の評価を得ているが、足元の技術や守備範囲に課題を残す ・CLやELなどの欧州カップ戦での実績も十分 | |
40 | ブランドン・オースティン | 25 | イングランド | 188cm/右 | ー | ・トッテナムのアカデミー出身で、フィジカルの良さを活かしたシュートストップが特徴 ・アメリカとイギリスの二重国籍で、U-18アメリカ代表の招集経験を持つが、現在はイングランド代表を選択 ・父親はプロのバスケットボール選手 | |
41 | アルフィー・ホワイトマン | 25 | イングランド | 188cm/右 | ー | ・ロンドン生まれでトッテナム育ちのGK ・15年から下部組織で育成され、20年11月にヨーロッパリーグでプロデビューも、21年から2季連続でデーゲルフォルス(スウェーデン)にレンタル移籍して残留に貢献 ・2月に契約を25年まで延長した |
<DF>
3 | セルヒオ・レギロン | 27 | スペイン | 178cm/左 | 9試合 【マンチェスター・U】 16試合 【ブレントフォード】 | ・ダイナミックなスペイン人SB ・エネルギッシュにサイドを攻め上がって攻撃を活性化させ、終始スプリントを繰り返して守備でも全力を尽くすが、対人守備が課題 ・R・マドリーのカンテラで育成され、20年夏にトッテナムに完全移籍し、昨季はレンタル契約でA・マドリーでプレー | |
6 | ラドゥ・ドラクシン | 22 | ルーマニア | 191cm/右 | 19試合 (2) 【ジェノア】 9試合 【トッテナム】 | ・ルーマニアの壁 ・当たり負けしない大柄なフィジカルながら俊敏にプレーできるなど身体能力も高く、1対1では無類の強さを誇り、ロングパスやドリブルでの持ち上がりも得意 ・アスリート一家に生まれ、ユベントスのユースで育ち、主力としてジェノアの昇格に貢献すると、昨シーズン途中に加入 | |
13 | デスティニー・ウドジェ | 21 | イタリア | 188cm/左 | 28試合 (2) | ・イタリアが生んだ左SBの大器 ・他を圧倒するスピードとMF並みのテクニックを併せ持ち、パワフルに左サイドを蹂躙し、積極的に中に侵入してゴールを狙う攻撃的SB ・ヴェローナで育成され、20歳にしてセリエAで74試合に出場するなど経験も十分に積み、昨季にトッテナムに買い取られ、今季に合流 | |
17 | クリスティアン・ロメロ | 26 | アルゼンチン | 185cm/右 | 33試合 (5) | ・最終ラインの頼れる暴君 ・強靭なフィジカルのボールと相手をまとめてなぎ倒す無慈悲なタックルを武器に、並みいるFWを潰しに掛かる闘争心溢れるCBで、落ち着いたボール保持とパスで攻撃の起点にもなれる ・アグレッシブなスタイルでプレミアリーグに難なく順応し、昨季は大黒柱として最終ラインに君臨し、カタールW杯でも全7試合に出場して優勝に貢献した | |
23 | ペドロ・ポロ | 25 | スペイン | 173cm/右 | 35試合 (3) | ・破壊力抜群の俊才SB ・豊富なスタミナを活かして、細かなタッチとスピーディーなドリブルで縦にダイナミックに突破するプレーを幾度も仕掛け、クロスやミドルでチャンスを演出するなど攻撃性能全般に優れるSBだが、ポジショニングやクロス対応など守備に課題を残す ・昨季はシーズン途中にレンタルで加入して3G3Aと結果を残し、今夏に約63億円の移籍金で完全移籍を果たした | |
24 | ジェド・スペンス | 24 | イングランド | 184cm/右 | 7試合 【リーズ】 16試合 【ジェノア】 | ・高い攻撃性能を誇り、両サイドでプレー可能 ・21/22季に主力としてN・フォレストの昇格に貢献し、翌季にトッテナムに完全移籍するもレンタル移籍を繰り返す | |
33 | ベン・デイビス | 31 | ウェールズ | 181cm/左 | 17試合 (1) | ・着実に仕事をこなすウェールズ代表の仕事人 ・派手さはないが、正確なフィードとサイドチェンジに加えて、堅実な守備対応でチームに安定感をもたらし、最終ラインからボックス内に飛び込むプレーも担う左SB ・14/15季からスパーズに在籍して通算300試合以上に出場 | |
37 | ミッキー・ファン・デ・フェン | 23 | オランダ | 193cm/左 | 27試合 (3) | ・進境著しい快足CB ・CB屈指のスピードでハイラインの後方をカバーでき、リーチの長さを活かして対人戦にも強く、左足のパス捌きにも定評がある ・昨季にヴォルフスブルグのレギュラーに定着して最終ラインを支え、今夏に約63億円の移籍金で完全移籍 |
<MF>
8 | イヴ・ビスマ | 28 | マリ | 182cm/右 | 28試合 | ・復活を期すプレミア屈指の潰し屋 ・中盤の底で強烈なプレッシングを90分に渡って続けるフィルター役としてボール奪取に奔走し、ボールを持てばシンプルに捌きつつ多少のプレスも難なく潜り抜けてダイナミックに持ち上がって攻撃に変化を加えられる ・昨季に期待のアンカーとして約41億円の移籍金で加入も、コンディション不良により不本意なシーズンを送り、今季はその雪辱を果たす | |
10 | ジェームズ・マディソン | 27 | イングランド | 175cm/右 | 28試合 (4) | ・プレミア屈指の司令塔 ・魔法の右足を武器に、攻撃のリズムを創るパスワーク、決定機に結びつけるラストパス、強烈なミドルシュートといった多彩な攻撃の選択肢を駆使してラスト30mで違いを創り出せ、FKの名手でもある ・昨季はチームが残留争いをする中で2季連続2桁得点となる10G9Aと孤軍奮闘した ・今夏に約63億円の移籍金で5年契約を締結 | |
14 | アーチ―・グレイ | 18 | イングランド | 187cm/右 | 44試合 【リーズ】 | ・リーズの神童 ・卓越したボールスキルにインテリジェンス、豊富な運動量、プレーに積極的に関与する強気なスタイルを兼ね備える ・8歳からリーズの下部組織で育成されると、昨季にトップチーム1年目ながら衝撃的なパフォーマンスを続けてFCLの最優秀若手選手に選ばれ、今夏に80億円超の移籍金で完全移籍 | |
15 | ルーカス・ベルバル | 18 | スウェーデン | 187cm/右 | 12試合 (3) 【スウェーデン1部】 | ||
29 | パペ・マタル・サール | 21 | セネガル | 185cm/右 | 34試合 (3) | ・首脳陣が期待を寄せる”ポグバ2世” ・中盤の広範囲をカバーでき、フィジカルは細いものの、巧みなインターセプトでボールを奪えば、推進力あるドリブルと鋭い縦パスで局面を進められるセントラルMFの大器 ・昨季は出場機会が限られたものの、今季はプレシーズンマッチで指揮官の信頼を得たことでスタメン起用が増え、第2節のマンチェスター・Uではゴールを決めた | |
30 | ロドリゴ・ベンタンクール | 27 | ウルグアイ | 187cm/右 | 23試合 (1) | ・ウルグアイ代表の司令塔 ・洗連されたスキルでボールを保持し、正確にパスを繋ぎつつ縦パスを刺して攻撃のスイッチを入れるオーガナイザー役を担いつつ、守備もタフにこなすなど、中盤で攻守に躍動できるレジスタ ・昨季は攻守のキーマンを担っていたが、2月に前十字靭帯断裂の重傷を負い、今季開幕にも出遅れる |
<FW>
7 | 孫 興民(ソン・フンミン) | 32 | 韓国 | 183cm/両 | 35試合 (17) | ・”韓国の至宝” ・圧倒的なスプリント力による裏抜けやスピードに乗ったドリブルで最終ラインを突破し、両足から放たれる高精度のシュートで高い決定力を誇るプレミア屈指のウイングストライカーで、チャンスメイクもハイレベルでこなす ・トッテナムには15/16季から在籍して145G80Aを記録し、21/22季にはアジア人として初のプレミアリーグ得点王に輝いたが、昨季はプレミアでわずか10Gとスランプに悩まれた ・今季からケインに代わってキャプテンに就任 | |
9 | リシャルリソン | 27 | ブラジル | 184cm/右 | 28試合 (11) | ・悩めるセレソンの万能ストライカー ・馬力のあるドリブル突破、コンビプレーによる攻略のどちらにも長け、高いシュート技術で勝負強さも兼ね備え、前線から体を張った守備でも貢献できる ・昨季に約84億円の移籍金で加入し、カタールW杯では3G1Aと活躍したが、プレミアリーグでは34節までノーゴールと不本意なシーズンを送った | |
16 | ティモ・ヴェルナー | 28 | ドイツ | 180cm/右 | 8試合 (2) 【RBライプツィヒ】 13試合 (2) 【トッテナム】 | ・電光石火のドイツ代表ストライカー ・一瞬でトップスピードに到達する加速力を活かしたラインブレイク(裏取り)が最大の特徴ながら、前線で攻撃の組み立てにも参加できる器用さや献身的なプレスも魅力 ・19/20季に公式戦34G13Aと得点を量産も、満を持して移籍したチェルシーでは満足な活躍ができなかったが、3季ぶりに復帰した昨季は16G6Aを記録するなど輝きを取り戻しつつある ・4月のフライブルグ戦でブンデス通算100Gを達成 | |
19 | ドミニク・ソランキ | 26 | イングランド | 186cm/右 | 38試合 (19) 【ボーンマス】 | ・覚醒を遂げたストライカー ・エリア外からのミドルに加え、フィジカルとスキルを活かしたキープやスペースメイク、突破からの多彩なフィニッシュワークなどを高いレベルでこなせ、守備時は果敢なプレスで機能する ・チェルシーやリバプールで苦戦したもののボーンマスで着実に成長し、昨季は攻撃の核としてキャリアハイの19Gを記録 ・今夏に最大120億円の移籍金で6年契約を締結 | |
21 | デヤン・クルセフスキ | 24 | スウェーデン | 186cm/左 | 36試合 (8) | ・多彩な崩しのアイデアを持つ”北欧の起爆剤” ・細かいタッチのドリブルで左サイドから切り込めば、卓越した左足から繰り出す精度の高いクロスとシュートでチャンスを創り出せ、巧みなフリーランで多く決定機に絡むことができ、守備時でも豊富な運動量で90分を通して全力でプレスを仕掛け続けるなどハードワークも厭わない ・昨季はチーム2位の7アシストを記録し、今夏に約45億円のバーゲン価格で完全移籍した | |
22 | ブレナン・ジョンソン | 23 | ウェールズ | 179cm/右 | 32試合 (5) | ・ウェールズの快足ストライカー ・爆発的なスプリント、繊細なスキル、創造性を併せ持ち、ボールを持てば吸い付くようなドリブルで相手を置き去りにして一直線にゴールへ迫り、豪快なフィニッシュを決める ・21/22季にチャンピオンシップで16ゴールを決めて最優秀若手選手に選ばれ、昨季はプレミア初挑戦にして8G3Aと結果を残した ・移籍市場最終日にケインの穴を埋めるアタッカーとして、約83億円の移籍金で完全移籍 | |
28 | ウィルソン・オドベール | 19 | フランス | 182cm/右 | 19試合 (4) 【バーンリー】 |
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