【無料選手名鑑】フィラデルフィア・フィリーズ(PHI)(ナショナルリーグ/東地区)【2025 チーム/選手/監督紹介】

MLB
スポンサーリンク

基本情報

創立1883年
本拠地ペンシルベニア州フィラデルフィア
スタジアムシチズンズ・バンク・パーク
(収容人数4万2792人)
オーナージョン・S・ミドルトン
ゼネラルマネージャー
(GM)
デイブ・ドンブロウスキー
獲得タイトルワールドシリーズ優勝(2回)
リーグ優勝(8回)
地区優勝(12回)
ワイルドカード(2回)
公式サイトHP X(twitter) Youtube instagram
Facebook Sportsnavi wikipedia

<過去5シーズンの成績>

地区順位
【ナ・リーグ東】
勝利敗戦勝率ゲーム差ポストシーズン監督
202032832.4677.0ジラルディ
20212位8280.5066.5ジラルディ
20223位8775.53714.0ワールドシリーズ敗退ジラルディ
ロブ・トムソン
20232位9072.55614.0リーグ優勝決定シリーズ敗退ロブ・トムソン
202419567.586地区シリーズ敗退ロブ・トムソン
概要

個性派集団が投打で融合して13年ぶりの地区優勝

・昨季は、多くのスター選手を揃えて充実した先発陣と抜け目ない打線を構築すると、序盤から投打が爆発して2度の7連勝や6連勝などにより5月上旬から首位を独走。後半戦はペースダウンしたものの、ついにブレーブスの牙城を崩して13年ぶりの地区優勝を達成したが、プレーオフではメッツに下剋上を喰らった。

監督

名前ロブ・トムソン
生年月日1963年8月16日(61歳)
出身カナダ
就任日2022年6月
<人物紹介>

・MLB史上3人目のカナダ出身監督

・コミュニケーションを重視して個性派集団をまとめ上げ、3年連続ポストシーズン進出&13年ぶりとなる地区優勝を達成し、26年まで契約を延長。

・85年にドラフト32位巡目でタイガースに入団も、MLBでプレーすることなく88年に引退してコーチに転身し、90年から17年までヤンキースの組織でコーチとして在籍。18年からフィリーズのベンチコーチを務め、22年にシーズン途中に解任されたジラルディ監督に代わって監督に就任すると、立て直しに成功してワールドシリーズ進出に導く。

・ヤンキースなどでの長いコーチ実績を評価され、19年カナダの野球殿堂入りしている。

移籍情報

IN
ポジション名前移籍元
投手ヘスス・ルザルドマーリンズ
ジョーダン・ロマーノブルージェイズ
捕手
内野手
外野手マックス・ケプラーツインズ

OUT
ポジション名前移籍先
投手カルロス・エステベスロイヤルズ
ジェフ・ホフマンブルージェイズ
捕手
内野手
外野手

基本フォーメーション

選手一覧

<先発>

No.名前年齢出身身長/投打昨季成績
(防御率/打率)
27アーロン・ノラ31ルイジアナ州188cm/右投右打33試合14勝8敗(3.57)・故障知らずの生え抜きエース
・MLB屈指のカーブを武器に、4シーム、シンカー、カッターを操り、短縮シーズンを除いて19年から毎シーズン30先発以上&200イニング前後を稼ぐ球界屈指の耐久性が魅力
・14年にドラフト1位で入団すると、生え抜きのエースとして17~23年の間に計5回の2桁勝利を挙げ、7年総額1億7200万ドルで残留した昨季は、通算100勝を達成するなど、リーグ4位タイの14勝を挙げたが、リーグ最多の30被本塁打と一発病は改善されなかった
44ヘスス・ルザルド27ペルー183cm/左投左打12試合3勝6敗(5.00)
【マーリンズ】
・次世代の最強左腕候補
・球界左腕でもトップクラスの平均球速を誇る4シームと高いスイング率のスライダー、チェンジアップで三振を山を築く
・マイナー時代から注目されていたサウスポーの大器で、23年に10勝&208奪三振とブレイクを遂げ、昨季は開幕投手務めるも、左肘痛と腰痛で12先発に終わったが、オフにトレードで加入
45ザック・ウィーラー34ジョージア州193cm/右投左打32試合16勝7敗(2.57)・強力先発陣を牽引するエース
・最速162㎞/hの豪速球を中心に、カッターやシンカー、カーブ、スイーパーを正確に操って打者を圧倒し、直近9シーズンで7回2桁勝利を記録するなど、毎年安定してハイレベルな成績を残すがサイヤング賞に恵まれない
・メッツ時代に5年間で44勝挙げて20年に加入し、21年から3年連続で2桁勝利を挙げ、3年1億2600万ドルで契約延長した昨季は、16勝&防御率2.57(共にリーグ2位)、ナ・リーグで唯一WHIPが1点台を切るなど、新契約に相応しい成績を残した
55レンジャー・スアレス29ベネズエラ181cm/27試合12勝8敗(3.46)・MLB最強の技巧派サウスポー
・キレの良いシンカーを中心に、カーブやフォーシーム、チェンジアップ、カットボールをバランスよく低めに集め、淡々とアウトを積み重ねる
・12年にプロ契約を結び、22年に10勝を挙げると、昨季は、開幕10先発で9勝&防御率1.36と無双状態だったが、6月下旬から息切れ気味になり、後半戦は腰の負傷により8先発で2勝4敗・防御率5.65と失速も、自己最多の12勝を挙げた
61クリストファー・サンチェス28ドミニカ共和国185cm/31試合11勝9敗(3.32)・シンカーで打たせて取る投球スタイルで、チェンジアップの縦変化量が抜群
・昨季は開幕ローテーション入りすると、6月に5先発で3勝・防御率1.64の成績で月間MVPに演出されると同時に4年総額2250万ドルで契約を延長し、キャリア初の2桁勝利&球宴出場(クリス・セールの代役)を果たすなど飛
躍の1年となった
99タイファン・ウォーカー 32ルイジアナ州193cm/右投右打19試合3勝7敗(7.10)・スプリッターを中心に、シンカーとカッターで投球を組み立て、MLB6球団で通算3回2桁勝利を記録
・4年総額7200万ドルで加入した23年に自己最多の15勝を挙げるも、昨季は右人差し指の炎症と球速低下により15先発で防御率7点台、被本塁打が前年より増加するなど失意の1年に

<ブルペン>

25マット・ストラーム33ノースダコタ州188cm/投右打66試合6勝2敗18H3S(1.87)・リリーフ陣の便利屋
・伸びのある4シームとスライダーを武器に打者を捻じ伏せ、7~9回ならどこでも務められる
・パドレスとレッドソックスでリリーフとして活躍し、FAで加入した23年には多彩な役割をこなしながら56登板でWHIP1.02と好投したことで新契約を勝ち取り、昨季は自己最多の66登板で防御率1.87&WHIP0.75とキャリアハイの成績を残して初めてオールスターに出場した
41ジョー・ロス31カリフォルニア州193cm/右投右打25試合3勝6敗(3.77)
【ブリュワーズ】
46ホセ・アルバラド29ベネズエラ188cm/66試合2勝5敗10H13S(4.09)・代名詞である最速165㎞/hの高速ヘビーシンカーとカットボールの2球種を武器にパワーで押し切る超豪腕
・18年にレイズでア・リーグ最多の31Hを挙げ、トレードで加入した21年から勝ちパターンの一角を担い、昨季は加入後最多の66登板で13Sを記録も、防御率4点台と安定感を欠いたことで後半戦は抑えの座を剥奪された
50オリオンケルケリング23カリフォルニア州188cm/右投右打64試合5勝3敗14H(2.29)・自由自在のスイーパーを軸に、4シームと稀に100マイルを超えるシンカーを投じてゴロを量産する
・23年に1AからMLBデビューを飾り、昨季は5月から毎月10登板以上とフル回転しながら2点台前半の防御率を維持する安定した投球を披露し、64登板で防御率2.29&14Hとブレイク
58タナー・バンクス33ユタ州185cm/投右打41試合2勝2敗7H2S(4.13)
【ホワイトソックス】

22試合0勝1敗1H(3.70)
【フィリーズ】
・14年に全体528位でホワイトソックスに入団し、7年間のマイナー生活を経て30歳でMLBデビューを果たした苦労人で、左打者に強い
・MLBで最初の2年間はロングリリーフを中心に
こなし、昨季途中にトレードで加入すると、自己最多の計63試合に登板した
66ホセ・ルイーズ30ベネズエラ185cm/右投右打52試合5勝1敗1S(3.71)・11年に捕手としてパドレスに入団も、16年にコンバートされ、約7年在籍したホワイトソックスでは177試合に登板し、23年にトレードで加入したダイヤモンドバックスではDFAとなるも、マイナー契約で加入した昨季は、5月からリリーフ陣に帯同して2年ぶりに50登板をクリアした
68ジョーダン・ロマーノ31カナダ196cm/右投右打15試合1勝2敗8S(6.59)
【ブルージェイズ】
・ブルージェイズの元守護神
・長身から繰り出す球威抜群の剛速球と、落差の大きい縦スライダーの2球種を武器に打者を捻じ伏せ、21年~23年の間は防御率2点台前半と安定感も魅力
・21年からブルージェイズの守護神を務めて3シーズンで98セーブを記録も、昨季は右肘の炎症による手術により15登板に終わり、オフにノンテンダーFAから単年契約で加入
ホセ・クアス30ドミニカ共和国191cm/右投右打9試合0勝0敗(7.43)
【カブス】

4試合0勝0敗(9.00)
【ブルージェイズ】
・サイドハンドからシンカーとスライダーを繰り出してゴロに打ち取る投球スタイルで、コロナ渦で解雇された際はドライバーとして働いた苦労人
・内野手としてプロ入りも、3年目で投手に転向し、独立リーグを経て22年にロイヤルズでメジャー契約を勝ち取ると、23年にはシーズン途中にトレードで加入したカブスと合わせて計72試合に登板も、昨年は2度DFAとなり、オフにマイナー契約で加入

<捕手>

10JT・リアルミュート33オクラホマ州185cm/右投右打99試合14本47打点(.266)・MLB最高級の鉄人キャッチャー
・MLB屈指の強肩と投手の力を最大限引き出すリードでチームの扇の要として君臨し、通算1237安打&168本塁打と打力も一流で、捕手としては珍しく足も速い
・昨季は10年連続2桁本塁打を達成も、右膝の手術により短縮シーズンを除いてMLB定着後初めて出場100試合を切り、OPSは直近9シーズンで最低に終わった
13ラファエル・マルチャン26ベネズエラ175cm/右投両打17試合3本6打点(.294)
21ギャレット・スタッブス31カリフォルニア州178cm/右投左打56試合1本11打点(.294)

<内野手>

2コディ・クレメンス28テキサス州185cm/右投左打44試合5本18打点(.219)
3ブライス・ハーパー32ネバダ州191cm/右投左打145試合33本87打点(.285)・フィラデルフィアの顔
・迫力満点の豪快なスイングが魅力のスーパースターで、アマチュア時代からスター街道を歩み、シーズンMVP2回・ホームラン王1回・オールスター8回出場など実績と人気は申し分ない
・全体1位で入団したナショナルズでは7年間で922安打&184本塁打と打ちまくり、19年に13年総額3億3000万ドルで加入して以降も、毎シーズンOPS9割台前後と安定した打棒を発揮し、昨季はファースト転向により打撃が冴えたことで2カ月連続で月間MVP受賞&リーグ最多投票で球宴に選出され、史上4人目の3ポジションでシルバースラッガー賞を輝いた
5ブライソン・ストット27ネバダ州191cm/右投148試合11本57打点(.245)・守備とスピードが売りで、意外にパンチ力もある
・19年にドラフト1位で入団すると、MLB1年目の22年にショートを中心に127試合、セカンドに転向した23年には151試合で15本塁打&30盗塁を記録し、昨季は3年連続2桁本塁打&2年連続30盗塁をクリアも、打率・OPSともに前年より低下と打撃は物足りなかった
7トレイ・ターナー31フロリダ州188cm/右投右打121試合21本62打点(.295)・天才肌のスピードスター
・MLB屈指のスピード、3割前後の打率を維持するコンタクト力、毎シーズン20本塁打を放つパワーを併せ持つ大物遊撃手で、華麗なスライディングが
特徴
・ナショナルズとドジャースで首位打者1回&盗塁王2回を獲得し、23年に11年総額3億ドルの大型契約で加入も、1年目は打率.266・OPS7割台・リーグ最多失策と不本意な結果に終わり、昨季は打率.298・OPS8割台と打撃面では復調も、DRS-14と守備では低調が続いた
19バディ・ケネディ26ニュージャージー州178cm/右投右打6試合1本4打点(.200)
【タイガース】
8試合0本2打点(.182)
【フィリーズ】
28アレック・ボーム28ネブラスカ州196cm/右投右打143試合15本97打点(.280)・MLB屈指の二塁打製造機
・早打ちからじっくり狙いを定めて打つようになったことで勝負強くなったが、併殺打の多さが課題
・18年に全体3位で入団して21年からサードを中心に出場数を増やすと、23年に20本塁打&97打点と活躍。昨季は前半戦だけで70打点を稼いでオールスターに初出場し、終盤に左手の負傷で離脱も、3年連続150安打&2桁本塁打、44二塁打(リーグ2位)、97打点(リーグ9位)と
安定した成績を残した
33エドムンド・ソサ28パナマ183cm/右投右打90試合7本31打点(.257)・内野のどのポジションでも攻守を披露するユーティリティー
・23年はサードを中心に10ホーマーを放ち、昨季はターナーが離脱した際に穴を埋めるなど便利屋として活躍

<外野手>

8ニック・カステヤノス32フロリダ州193cm/右投右打162試合23本86打点(.254)・頼れる一匹狼
・逆方向にも軽々とホームランを放り込むメジャー屈指の強打者だが、フリースインガーで出塁率が低く、サイバーメトリクスが嫌い
・タイガース、カブス、レッズを渡り歩きながら毎シーズンOPS8割前後を記録し、21年に初めて球宴出場&シルバースラッガー賞を受賞すると、22年に5年総額1億ドルで加入。22年は低調だったが、23年には29本塁打&106打点と復調すると、昨季は初めて全試合出場して通算6度目の20本塁打を記録し
16ブランドン・マーシュ27ジョージア州193cm/右投左打135試合16本60打点(.249)・打撃フォームをコンパクトにしたことでMLBに適応した走攻守揃った外野手で、長髪と髭のワイルドな風貌がトレードマーク
・22年途中にエンゼルスから加入すると、23年にOPS.830と活躍し、昨季は自己最多の16ホーマーを放つも、OPSは約80ポイント低下した
17マックス・ケプラー31ドイツ193cm/105試合8本42打点(.253)
【ツインズ】
・ドイツ出身の外野手
・09年から在籍したツインズで19年に36ホーマーを放つなど通算161本塁打を記録し、18年以降で失策数”4”とMLB屈指の守備力を誇る
・昨季は序盤に14試合連続安打や7月に月間打率.320を記録も、膝の炎症によりわずか8本塁打に終わり、オフにFAから単年1000万ドルで加入
18ヨハン・ロハス24ドミニカ180cm/右投右打120試合3本32打点(.243)・MLB屈指の韋駄天で、俊足を活かしてファインプレーを連発する
・23年に出場59試合で打率.302・14盗塁・DRS15と結果を残し、昨季は初のフルシーズンでチーム2位の25盗塁・得点圏打率3割越えを記録
37ウェストン・ウィルソン30ノースカロライナ州185cm/右投右打41試合3本10打点(.284)
47カル・スティーブンソン28カリフォルニア州175cm/18試合0本6打点(.250)

<指名打者>

12カイル・シュワーバー31オハイオ州183cm/右投左打150試合38本104打点(.248)・型破りリードオフマン
・三振上等の強烈なスイングと選球眼の良さをフルに活かした極端な打撃が特徴で、22年に打率.197ながら47本塁打を放った異色の長距離砲
・22年に加入してから2年連続45本塁打&リーグ最多三振を記録し、昨季は”恐怖の1番打者”としてシーズン最多の14先頭打者弾の新記録を樹立し、38本塁打(リーグ3位)&106四球(リーグトップ)と攻撃陣を牽引した

<<<その他の記事はこちら>>>

コメント

タイトルとURLをコピーしました