【無料選手名鑑】マンチェスター・ユナイテッド【2022/23 チーム/選手/監督紹介】

クラブチーム
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基本情報

創立1878年
本拠地マンチェスター
スタジアムオールド・トラッフォード
(収容人数 7万6212人)
監督エリック・テン・ハフ
オーナーグレイザー家
公式サイトHP twitter Youtube
愛称レッドデビルズ
(赤い悪魔たち)

過去5シーズンの成績

プレミアリーグ
優勝20回
欧州カップ戦
CL優勝3回
EL優勝3回
FAカップ
優勝12回
カラバオ杯
優勝5回
監督
17/182位CL/ベスト16準優勝5回戦敗退モウリーニョ
18/196位CL/ベスト8ベスト83回戦敗退モウリーニョ➡
スールシャール
19/203位EL/ベスト4ベスト4ベスト4スールシャール
20/212位CL/グループステージ敗退
EL/準優勝
ベスト8ベスト4スールシャール
21/226位CL/ベスト164回戦敗退3回戦敗退スールシャール➡
ラングニック
概要

混迷を極めたシーズンを経てオランダの名将を招聘 

スタイルを一新し”赤い悪魔”の復権を目指す

・昨季は開幕前のサンチュ、ヴァランといったスター選手の獲得に加えてロナウドが電撃復帰と、リーグ優勝に向けて盤石の体制を整えて好スタートを切ったものの、初黒星を喫して以降はスールシャール監督の無策が響いてチームは迷走。11月に監督交代を行い、ラングニックを暫定監督に据えてチームの再建を託すも、これが帰って混迷に拍車をかけることとなり、最終的にはプレミアリーグ創設以降のクラブワースト失点数合計勝ち点での最少記録を更新するなど、醜態を晒す1年に終わった

・クラブ上層部はラングニックを軸とした再建プロジェクトを白紙に戻し、モダンな攻撃的スタイルで名を馳せたオランダ人監督エリック・テン・ハフに名門復活を託した。夏の補強では、アヤックス時代の教え子であるL・マルティネスや対戦時に一目惚れしたというマラシア、司令塔タイプであるエリクセンなど、テン・ハフの戦術に必要不可欠なタレントを補強し、移籍市場の終了間際にはカゼミーロとアントニーを合計1億5000万ポンドを投じて獲得するなど、指揮官の求める最低限のクオリティーを保証するスカッドを形成した。

・開幕から格下相手に2連敗を喫し、ロナウドがCL出場を求めて移籍を志願するなど、ピッチ内外で困難に見舞われたが、その後はテン・ハフが手腕を発揮して3連勝に導くなどチームを立て直して見せた。新監督のスタイルを浸透させるにはそれなりの時間がかかるだろうが、今シーズンはトライ・アンド・エラーを繰り返しながらも、CL出場圏であるトップ4には食い込みたい

<前半戦の総括>

ロナウドが退団したものの、実質的に構想外だっただけに戦力的な影響は少ないと言える。新監督の下で安定感を欠き出遅れた感は否めないものの、トップ4のライバルであるリバプールやトッテナムに勝利したことやロナウドにも一切妥協しないスタイルで、大半のファンや選手たちからの評価は高い。加えて、獲得時に身長のことで議論の的となっていたL・マルティネスが、高いパスセンスと広い守備範囲でプレミアリーグでもトップクラスの実力を証明し、攻守に渡ってマンチェスター・Uを支える存在に。フィジカルやメンタル面で問題を抱えるサンチョが復調を遂げ、層が薄い前線のタレントを冬に補強できれば、トップ4入りも夢ではない

監督

名前エリック・テン・ハフ
生年月日1970年2月2日(52)
国籍オランダ
就任日2022年7月

・ハイプレスと整理されたビルドアップを基本に、超攻撃的スタイルを志向するオランダ人の名将

・アヤックスを国内リーグ4連覇、2018/19シーズンにはCLベスト4に導いたことで知名度を上げ、リーグ戦128試合で100勝とリーグ史上最速の記録を樹立し、クラブの歴史に名を刻んだ。

・自身で細部にこだわった指導を行い、「苦難の先に最高の結果がある」と選手たちに言ってハードワークを求めるなど、長い混迷に喘ぐチームに革新をもたらしたことで、ファンからの評価高い。

・第2節で敗れたブレントフォードより少なかった走行距離分を、猛暑の中でコーチングスタッフを含む全員で罰走を行ったことで選手からの信頼を獲得。次節のリバプール戦では、走行距離が18kmも増加し、スプリント数も2倍を記録。最終的には2-1の勝利に結びつけた。

・グアルディオラがバイエルンで監督を務めていた時期に、自身がバイエルンⅡで監督をしていた経験が今のサッカースタイルに影響していると話す。

移籍市場

IN
ポジション名前移籍元移籍金
GKマルティン・ドゥブラフカニューカッスル・ユナイテッド0 €
DFリサンドロ・マルティネスアヤックス5737万 €
タイレル・マラシアフェイエノールト1500万 €
アクセル・トゥアンゼベナポリ
テデン・メンジバーミンガム
ブランドン・ウィリアムズノリッジ
MFカゼミーロレアル・マドリー7000万 €
クリスティアン・エリクセンブレントフォード0 €
ドニー・ファン・デ・ベークエバートン
ファクンド・ペリストリアラべス
マルセル・ザビッツァーバイエルン
FWアントニーアヤックス9500万 €
アントニー・マルシャルセビージャ
ヴォウト・ヴェフホルストベシクタシュ

OUT
ポジション名前移籍先移籍金
GKリー・グラント引退
ディーン・ヘンダーソンノッティンガム・フォレスト0 €
DFエリック・バイリーマルセイユ200万 €
(レンタル料)
アレックス・ニコラオ・テレスセビージャ0 €
アルバロ・フェルナンデスエスパニュール0 €
アクセル・トゥアンゼベストーク・シティ
MFネマニャ・マティッチASローマ
ポール・ポグバユベントス
ジェシー・リンガードノッティンガム・フォレスト
フアン・マタガラタサライ
ハンニバル・メイブリバーミンガム0 €
FWエディンソン・カバーニバレンシア

基本フォーメーション

選手一覧

<GK>

No.名前年齢国籍昨季成績(得点)
1ダビド・デ・ヘア32スペイン38試合・11シーズンに渡ってユナイテッドのゴールマウスを守り続ける”マンチェスターの壁”
・長身と類まれな反射神経が持ち味で、至近距離からのシュートに対しても抜群の強さを誇り、低い位置のシュートも簡単にはじき出す
・タイミングを計りながらシュートコースを読んでセービングする「ストッパー」タイプ
・足下の技術が課題も、テン・ハフ流の戦術への適応に関して「代表でもやっていた」と話す
・昨季はクラブMVPに輝いた
22トム・ヒートン36イングランド0・マンチェスター・ユナイテッドのアカデミー出身の第3GK
・レンタルと完全移籍を繰り返し、巡り巡って昨シーズンに帰還
・バーンリーやアストン・ビラで正GKを務め、イングランド代表での出場経験もあるなど実力は確か
31ジャック・バトランド29イングランド9試合・過去にはピックフォード以上の評価を得ていたが、昨季はジョンストンの加入により第3GKに降格
・今季は開幕前の親善試合で指を骨折したことで出遅れる
・イングランド代表GKとして史上最年少出場の記録を持ち、ロシアW杯には第2GKとして選出された
・2015年に愛車のアウディを盗まれた
・レンタルバックしたドゥブラフカの代役としてローン加入

<DF>

2ヴィクトル・リンデレフ28スウェーデン28試合・スウェーデン出身の闘争心を前面に出す屈強なCB
・高いカバーリング能力を持ち、守備が広い
・足元の技術にも定評があり、ビルドアップではキーマンの役割も果たす
・十分な出場機会を得られていないが、出た試合では安定感を見せる
・「アイスマン」が愛称
4フィル・ジョーンズ30イングランド4試合・パワフルかつエネルギッシュなスタイルで愛されるDF
・恵まれたフィジカルを前面に活かしたディフェンスで、相手からボールを奪う
・ユナイテッドに11年在籍し、クラブでのプレミアリーグ優勝を経験している最古参の1人。
・近年はヒザのケガに苦しみ、2020年1月以降は公式戦わずか5試合の出場にとどまっている。
・昨季712日ぶりにリーグ戦に出場し好パフォーマンスを披露するも、テン・ハグ体勢では完全に構想外に
・「顔芸」で注目を集める
5ハリー・マグワイア29イングランド30試合
(1)
・体格を活かした空中戦で強さを誇り、攻守に渡って制空権を掌握するCB
・スピード不足と判断の悪さが課題で、ビルドアップ時やドリブルで持ち込む際には軽率なプレーで失点に繋がることも
・DF史上最高金額の8000万ポンドで移籍も、昨季6位に沈んだ戦犯の1人として、ファンからはブーイングの標的に
・L・マルティネスに左CBの座を奪われ、現状は控えに甘んじている
6リサンドロ・マルティネス24アルゼンチン24試合
(1)
・闘争心が旺盛で、相手に噛みつくようなスタイルから、愛称は「ブッチャー(肉屋)」
・小柄ながらも俊敏性を活かした激しいタックルで、相手のチャンスを潰す
・アヤックス仕込みの足下の技術の高さを活かしてビルドアップでも起点を務め、中盤でも起用可能
・アヤックス時代の異名は「アムステルダムの殺し屋」
12タイレル・マラシア23オランダ32試合
(1)
・テン・ハフが惚れ込んだ、攻守両面でアグレッシブなプレーを見せる左SB
・機動力のあるサイドアタックに加え、この1年で戦術理解度を深めたことで中央にポジションをとってMFとしても機能できる
・背中にはライオンのタトゥー(オランイェの象徴)がある
19ラファエル・ヴァラン29フランス22試合
(1)
・4度のCL制覇、W杯優勝を経験している優勝請負人
・DFらしからぬ圧倒的なスピードで相手FWに裏抜けされたとしても、すぐに追いつき体を張って失点を阻止する
・冷静な判断力で誤った選択をせず、空中戦でも相手の脅威となる
・近年はケガに苦しみ、パフォーマンスが下降気味だが、L・マルティネスとのコンビは良好
20ディオゴ・ダロト23ポルトガル24試合・育成の名門ポルトが産んだ右SBの逸材
・184cmと大柄ながらフィジカルコンタクトも強く守備にも長け、スピードやクロス精度が魅力
・優れた攻撃力とエネルギッシュな守備で、ワン=ビサカとのポジション争いを制し、現体制下でのファーストチョイスに
23ルーク・ショー27イングランド20試合・スピードと判断力を武器に、積極的な攻撃参加を見せる左SB
・内と外を走り分け、高い技術を持ってボールに多く絡みつつ、時には決定的なパスを前線に供給する
・プレス耐性があり、簡単には相手にボールを奪われない
・対人守備でも強さを見せつける
・7年前に患った右足の後遺症が最大の敵
29アーロン・ワン=ビサカ25イングランド20試合・圧倒的な対人の強さを誇り、1対1でもプレミア屈指のFWを完全に封じ込めるだけの守備力を持つ右SB
・スライディング技術が高く、長い足で相手のドリブルを遮るスキルは一級品
・攻撃面に課題を抱え、ダロトにスタメンの座を奪われる
・免停中に運転するなど破茶滅茶な一面も
33ブランドン・ウィリアムズ22イングランド26試合・プレーが荒いことから一部のサポーターから「戦闘民族」と言われているSB
・基礎技術が高く、ビルドアップでのミスが少ない
・縦への推進力も魅力で、逆足の精度も高いため、カットインからのシュートと縦に仕掛けてのクロスを使いわける
・一時はスタメンを務めていたが、ショーが復帰したことで昨季はノリッジに移籍
・下部組織出身も、テン・ハフ体制の下では構想外に
43テデン・メンジ20イングランド9試合・マンチェスターUの各カテゴリーでキャプテンを務め、高い潜在能力を秘めるCB
・スピードと鋭い読みが武器
・若手ながら高い成熟度とリーダーシップを持ち、空中戦が得意で、地上戦でも強くて速い
・2シーズン連続でローンに出されるもケガを繰り返し、満足な出場機会を得ることはできなかった

<MF>

8ブルーノ・フェルナンデス28ポルトガル36試合
(10)
・華麗なテクニックと創造性を備えた”ユナイテッドの救世主”
・絶妙なタイミングでスルーパスを供給する一方、軽やかなドリブルからのミドルシュートで自らも得点を狙う
・サッカーIQが高く、スペースを見つけると即座にチャンスを創出する
・守備での貢献度も高い
・自身の誕生日と父親が選手時代に付けていた背番号に敬意を示すために、「8」を好む
14クリスティアン・エリクセン30デンマーク11試合
(1)
・不死鳥の如く復活を遂げた”デンマークの至宝”
・個のクオリティーを活かして、ラスト30m手前で違いを作りだす司令塔タイプ
・高いテクニックと戦術眼を活かしたアシストや高精度のミドル、プレスキックが大きな武器
・開幕からフル稼働で、主に3列で起用され、攻撃を組み立てつつ、鋭いた縦パスを供給してチャンスを創出する
・幼少期の憧れはベッカム
17フレッジ29ブラジル8試合
(4)
・インサイドハーフやボランチとしてピッチを縦横無尽に駆け回る小柄なダイナモ
・献身的なプレー、無尽蔵のスタミナで中盤を支える
・予測の良いボール奪取とブラジル仕込みの足下スキルを活かし、攻守に渡って躍動する
・不要なボールロストは改善必須
18カゼミーロ30ブラジル32試合
(1)
・フィジカル強度を活かした守備とカバーリングに長けた、守備的MFの第一人者
・的確な状況判断と要所を抑える守備力でバイタルエリアを引き締める
・パス供給能力も高く、時折放つミドルは強烈
・開幕2連敗後に破格の条件で緊急補強
28ファクンド・ペリストリ20ウルグアイ21試合 ・驚異的なスピードと柔軟なテクニックを駆使して右サイドを攻略する20歳の俊英
・守備でも素早く帰陣する
・幼少期には陸上競技でも非凡な才能を発揮していた
34ドニー・ファン・デ・ベーク25オランダ8試合(1)(マンU)
7試合
(1)
・基礎技術と攻撃性能の高いハードワーカー
・展開力と創造性も兼ね備えるも、コンディションが整わずに、恩師テン・ハフを納得させるだけの結果を残せていない
・「34」は、アヤックス時代に同僚で脳に障害を負ったヌーリの背番号
39スコット・マクトミネイ25スコットランド30試合
(1)
・偉大なレジェンド達の後継者と成りうる、アカデミー出身のエリート
・長身かつ勤勉にピッチの広範囲をカバーし、かつてのユナイテッドを支えた「闘将」たちを彷彿とさせる
・豊富な運動量と相手の嫌がる守備が特徴で、タックルやインターセプトを用いて相手攻撃をエリア外で駆逐
・高身長を活かしてセットプレーでもターゲットとして機能したり、豪快なミドルシュートを決めることもある
・試合中も闘争心をむき出し、熱い情熱でチームを鼓舞する
マルセル・
ザビッツァー
28オーストリア25試合
(1)
・複数のポジションを起用できるポリバレント
・基礎能力が高く、推進力のドリブルとパワフルなシュートで攻撃を活性化させる
・スペースへの飛び込みや中盤での繋ぎ役など、豊富な運動量で多くのタスクをこなす
・今季はゴレツカ復帰により十分な出場機会を得られず、冬にレンタル移籍で加入

<FW>

9アントニー・マルシャル22フランス8試合(1)(マンU)
9試合
・細かいテクニックを駆使して相手DFを翻弄するドリブラー
・ボールを収める能力とワンタッチで展開する能力が高い
・守備をしないことが課題だったが、今季は精力的なプレーを見せ、テン・ハフからも賞賛される
・プレーシーズンで好成績を残し、開幕直後は公式戦4試合で3得点2アシストと好調だったものの、ケガの影響で3度目の離脱
10マーカス・ラッシュフォード25イングランド25試合
(4)
・名門マンチェスター・Uの背番号「10」を背負う人格者
・ウイングとCFとして起用でき、スピードとドリブルが武器
・相手DFを緩急をつけたドリブルで翻弄し、カウンター時にスペースを与えれば大きな脅威に
・ミドルシュートやキーパーとの1対1での決定力も高い
・守備に問題を抱え、パスコースを切るプレーを苦手とし、出場すれば穴になるケースも
21アントニー22ブラジル23試合
(4)
・トリッキーなプレーで相手を翻弄する左利きの右ウインガー
・ネイマールに匹敵するテクニシャンで、ドリブルでの展開力はすでに世界屈指
・並外れた俊敏性と抜群のシュートセンスを持ち、守備時もハードワークを怠らない
・恩師であるテン・ハフが獲得を望んで何度もオファーを行い、言い値である8200万ポンド(約132億円)で獲得
25ジェイドン・サンチョ22イングランド29試合
(3)
・ドルトムントで才能を開花させ、昨季イングランドに帰還した天才ドリブラー
・ウイングやセカンドストライカーとして役割を果たし、速さと上手さを兼ね備えたドリブルが特徴
・精緻なラストパスで、ゴールとアシストを量産し、19/20シーズンには17G16Aを記録
・昨季は3G3Aと移籍金に見合った活躍ができなかった
27ヴォウト・ヴェフホルスト30オランダ20試合
(2)
・2m近い高身長を武器にゴールを狙う点取り屋
・空中戦に圧倒的な強さを誇り、地上戦では重戦車のように他をなぎ倒す
・ヘディングだけでなく、左右両足からでもゴールを奪うなど、得点パターンが豊富で、ブンデスリーガでは20得点を記録
・前線から積極的にプレスに勤しみ、攻守に労を惜しまない
36アントニー・エランガ20スウェーデン21試合
(2)
・ラッシュウォードに続く、アカデミー育ちの超逸材
・スピードとフィジカルも併せ持つFWで、独力で局面を打開し、ゴールを決める
・攻守ともに献身性が高い
49アレハンドロ・ガルナチョ18アルゼンチン2試合・マドリード生まれの快速ウインガー
・スピードに乗った足に吸い付くようなドリブルでスペースを切り裂き、わずかなすき間からでもシュートを狙う
・独力で局面を打開でき、逆足のシュート精度も高い
・昨季はFAユースカップ決勝で2得点を挙げ優勝に貢献し、クラブの最優秀若手選手に選ばれた
・アイドルはC・ロナウド

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