【無料選手名鑑】アイントラハト・フランクフルト【2022/23 チーム/選手/監督紹介】

ブンデスリーガ
スポンサーリンク

基本情報

創立1899年
本拠地フランクフルト
スタジアムドイチェ・バンク・パルク
(収容人数 5万2300人)
監督オリヴァー・グラスナー
会長ペーター・フィッシャー
公式サイトHP twitter Youtube
愛称SGE
ザ・イーグル
気まぐれな歌姫

<過去5シーズンの成績>

ブンデスリーガ
【優勝1回】
欧州カップ
【EL優勝1回】
【UEFAカップ優勝1回】
DFBポカール
【優勝5回】
監督
18/197位EL/ベスト41回戦敗退ヒュッター
19/209位EL/ベスト16ベスト4ヒュッター
20/215位2回戦敗退ヒュッター
21/2211位EL/優勝1回戦敗退グラスナー
22/237位CL/ベスト16準優勝グラスナー
概要

EL王者の看板を背負い 狙うは”CLでの躍進”と”ブンデストップ4

・昨季は、グラスナー新監督が志向する相手陣内からの積極果敢なプレッシングとハーフスぺ―スを活用した攻撃が機能せず、序盤から下位チーム相手に取りこぼしが続いた。加えて、選手たちに高い強度を求めながらもELを優先して主力のローテーションを控えたこともあり、下位チームとの対戦時にテンションを高められず、年間を通して国内リーグでの停滞を余儀なくされ上位進出を逃してしまった。しかし、欧州の舞台ではバルセロナら強豪チームを打ち破り、ドイツ勢初のEL制覇を成し遂げた。

・守備の要だったCBヒンターエッガーが電撃引退で去り、以前から移籍願望のあったチャンスメーカーのコスチッチも移籍したが、残留を熱望するグラスナー監督の願いが届き、主力の大半がチームに留まことを決意。さらに、ゴール前で”違い”を作れるMFゲッツェ、5年に渡りレバークーゼンで活躍したCFアラリオ、リーグ1で2桁得点のコロ・ミュアニ、ドイツ2部でアシストを量産したアリドゥ、若くしてリエカ(クロアチア)で主将を務めた左利きCBスモルチッチ、コステッチとの入れ替わりで加入した左SBペッレグリーニなど、攻守に有力なタレントの補強に成功し、昨季以上のスカッドを整えた。

・EL王者としてCLに挑む今季は、39歳の長谷部が3バックの中央でチームに安定感をもたらし、司令塔タイプの鎌田とゲッツェが共存してコロ・ミュアニとリンストロムを活かす前線は”魔法のルービックキューブ”と称されるなど、攻守ともに日本人が活躍。強豪と対等に渡り合うとともに、格下相手にも確実に勝ち点を積み重ねてトップ4争いに食い込めば、CLでもトッテナム、スポルティング、マルセイユとの混戦を制してベスト16進出と、国内外で堂々たる戦いぶり披露。3つのコンペティション(ブンデス、CL、DFBポカール)で勝ち進むためにも、主力のターンオーバーとバックアッパーの活躍が求められるだけに、グラスナー監督のマネジメント力が試される。

監督

名前オリヴァー・グラスナー
生年月日1974年8月28日 (48歳)
国籍オーストリア
就任日2021年7月

・巧みなマネジメントでEL制覇に導いたオーストリア人指揮官

・いかなる時も穏やかで落ち着きを払い、ブンデスリーガでの予期せぬ低迷にも動じず、就任後初となるタイトルを獲得。

・ラングニック流を師事し、走力と強度あるプレーで相手を押し込み、ボールを保持することで主導権を握るスタイルを志向する。攻撃時は、両WBに高い位置を取らせることで、シュートの上手い両ウイングを中央付近でプレーさせ、ハーフスペースを活用する。

・現役時代は、LASKでのローン期間を除いてSVリートで16年に渡ってDFとして活躍し、並行してハーゲン大学で経営学の修士号を取得。2011年、試合中に競り合いで脳震盪を起こすと、翌週のヘディング練習の際に出血に気づき、硬膜下出血が判明したことで引退を余儀なくされた。

・ラングニックの助言を受けて指導者としての道を選ぶと、古巣リートに招聘されてまずまずの結果を残す。その後、当時オーストリア2部のLASKを就任4年でCLプレーオフに出場させ、19/20にボルフスブルクに引き抜かれると、20/21にはブンデスリーガ4位に導いてCL出場権をもたらしたが、翌シーズン「新しい挑戦」を求めてフランクフルトの監督に就任。

移籍市場

IN
ポジション名前移籍元移籍金
DFフルボイェ・スモルチッチリエカ250万 €
ジェローム・オンゲネレッドブル・ザルツブルク
アウレリオ・ブタロイヤル・アントワープ
ルカ・ペッレグリーニユベントス
ヤン・シュレーダーフランクフルトU-19
フィリップ・マックスPSV400万 €
MFマリオ・ゲッツェPSV400万 €
マルセル・ヴェーニヒバイエルンU-19
ジュニオール・ディナ・エビンベPSG
メフディー・ルーヌフランクフルト U-19
パクステン・アーロンソンフィラデルフィア・ユニオン
FWルーカス・アラリオレバークーゼン600万 €
ランダル・コロ・ミュアニナント
ファリデ・アリドゥハンブルク

OUT
ポジション名前移籍先移籍金
DFエリック・ドゥルムカイザースラウテルン
ダニー・ダ・コスタマインツ
マルティン・ヒンターエッガージルニッツ
ジェローム・オングエネレッドブル・ザルツブルク
ルカ・ペッレグリーニユベントス
MFフィリップ・コスティッチユベントス1200万 €
アルディン・フルスティッチエラス・ヴェローナ50万 €
アイメン・バルコクマインツ
シュテファン・イルザンカージェノア
FWゴンサロ・パシエンシアセルタ
ラフナール・アヘグロイター・フュルト
イェンス・ぺッテル・ハウゲヘント
サム・ラマースエンポリ

基本フォーメーション

選手一覧

<GK>

No.名前年齢国籍身長/利き足昨季成績
(得点)
1ケヴィン・トラップ32ドイツ189cm/右33試合・PKに強い不動の守護神
・的確なポジショニングと鋭いの反射神経のセービングでゴールを守り、コンスタントにハイパフォーマンスを披露する
・味方のミスが招いたピンチや絶体絶命の場面を幾度もビックセーブで救い、昨季はEL制覇の立役者に
・今夏マンチェスター・Uからの高額オファーを蹴り、フランクフルトに忠誠を誓う
31イェンス・グラール34ドイツ192cm/右・シュトゥットガルト出身の第3GK
・出場機会は限られるものの、前向きな性格とプロとしての姿勢を評価されて契約を26年にまで延長
・引退後もフランクフルトに残留することを希望
40ダイアント・ラメイ21ドイツ189cm/両1試合・”トラップの後継者”と期待される有望株
・病気で欠場したトラップに代わって出場した17節のフライブルグ戦では堅実なパフォーマンスを披露
・昨季1月のアウグスブルグ戦でプロデビュー
・ドイツ代表U-18,19,20で召集歴あり
・両親はコソボ人とアルバニア人で、兄もウインガーとしてプロでプレー

<DF>

2エヴァン・ヌディカ23フランス192cm/左30試合
(1)
・経験豊富な若きCBの大器
・3バックの一角を務め、優れた危機察知能力で果敢に前に出て長い脚を活かした高いボール奪取力を誇る守備が特徴
・時折見せる攻撃参加でアクセントを加え、セットプレーでは得点源として機能し、昨季は4G4Aを記録
・今夏ビッククラブから注目される中で、フランクフルトでのCL出場を決意
5フルボイェ・スモルチッチ22クロアチア185cm/左9試合・ヒンターエッガーの後継者として加入した左利きCB
・闘争心とハードワークが特徴で、カバーリングやビルドアップもそつなくこなす
・3バックの中央を務めた際は長谷部と比べて守備の安定感に欠けると指摘される
・リエカでは若くして主将を務め、カップ戦2連覇も経験
18アルマミ・トゥレ26フランス183cm/右7試合・3バックの一角を担い、1対1に強く、攻撃でもロングフィードやミドルシュートで貢献
・昨季はケガで出場機会が限られたが、今季も開幕から太ももを損傷したことで3か月離脱
・ジャパンツアーで来日した際は日本刀の試し斬りを経験
20長谷部 誠38日本180cm/右18試合・フランクフルトの”カイザー(皇帝)”
・高い戦術インテリジェンスと危機察知能力で試合の流れを的確に把握し、気の利いたプレーで味方をサポートできる
・コンスタントに出場できなくともピッチに立てば抜群の安定感を誇り、EL決勝では途中出場でデュエル勝率100%を記録
24アウレリオ・ブタ25ドイツ181cm/右18試合
(3)
・スピードとフィジカルを武器に攻守で躍動する右SB
・昨季ELでフランクフルトと対戦
・ベンフィカの下部組織出身で、年代別ポルトガル代表歴もある
25クリストファー・レンツ28ドイツ181cm/左24試合・左サイドの守備職人
・豊富な運動量とエネルギッシュなプレーで激しいアップダウンを厭わず、粘り強い守備対応と多種多様なクロスに定評がある
・ベルリン出身で、ヘルタユースとウニオンのトップチームに在籍していた
32フィリップ・マックス29ドイツ177cm/左14試合
【PSV】
10試合
・攻撃的な左SB
・多彩な高性能のクロスを武器にPSVで飛躍を遂げ、左サイドからアシストを量産
・ドイツ国内でも着実に評価を高め、冬に買い取りオプション付きでレンタル加入
35トゥタ23ブラジル185cm/右31試合
(2)
・3バックの右でのプレーに優れるブラジリアンCB
・1対1の強さとカバーリングに優れ、昨季引退したヒンターエッガーの代役として期待を受ける
・名前はモアシル・バストス(ブラジル人ストライカー)に似ていることに由来

<MF>

6クリスティアン・ヤキッチ25クロアチア181cm/右24試合
(1)
・血気盛んな中盤のハードワーカー
・タックルなどで精力的にボールを狩り続け、バイタルエリアへの侵入を食い止める守備的MF
・今季から右SBで新境地を開拓
8ジブリル・ソウ25スイス184cm/右32試合
(4)
・ボックストゥボックス型のスイス人MF
・フィジカル、スピード、高いパス精度などボランチに必要な能力を高水準で備え、豊富な運動量を活かして高い強度のプレーを継続できる
・セントラルMFが本職だが、代表ではトップ下でも起用される
17ゼバスティアン・ローデ32ドイツ180cm/右27試合
(4)
・ピッチ上の指揮官としてチームを引き締める主将
・粉骨砕身の守備で中盤を支え、攻撃時は遅行と速攻をコントロールする
・負傷離脱が多くコンスタントに出場できないことが課題
22ティモシー・
チャンドラー
32アメリカ187cm/右6試合・両WBをこなす縁の下の力持ち
・出場機会は限れるものの、日々の練習には欠席せずに参加し、陽気な性格で仲間を支え、チームメイトや裏方からも愛される存在
・アフリカ系アメリカ人で軍人の父とドイツ人の母を持つ
26ジュニオール・
ディナ・エビンベ
22フランス183cm/右19試合
(3)
・PSGアカデミー出身の成長株
・中央とサイドの両方でプレーでき、スピ―ドを活かしたダイナミックなプレーで前への推進力を生み出す
・広範囲を動き回り、屈強なフィジカルで相手のプレスに耐えながらボールを保持できる
・昨季PSGでは途中出場が多く、今夏買い取りオプション付きでレンタル加入
27マリオ・ゲッツェ30ドイツ176cm/右32試合
(3)
・復活を遂げたテクニシャン
・鳴りを潜めていた”違い”を創り出すプレーがPSVで蘇り、開幕から卓越したテクニックと冴え渡る閃きをバイタルエリアで遺憾なく発揮
・14年W杯で決勝ゴールを決めて英雄に
30パクステン・
アーロンソン
19アメリカ175cm/右7試合・11月に完全移籍で加入したアメリカの逸材MF
・U-20アメリカ代表に飛び級で参加し、6月のU-20 CONCACAF(北中米カリブ海予選)で得点王とMVPを受賞
・兄はリーズでプレーするブレンデン・アーロンソン

<FW>

9ランダル・コロ・ムアニ24フランス187cm/右32試合
(15)
・伸び盛りの大型ストライカー
・迫力満点のドリブルで最終ラインを突破すれば、豪快なシュートを決め、好機も演出できる
・CFとウイングで起用でき、今季加入ながらリーグ戦18試合で9G10Aと大活躍
・東京オリンピックでは日本戦で退場処分を受けた
11ファリデ・アリドゥ21ドイツ186cm/右15試合・左サイドを主戦場とするウインガー
・スピードのある強力なドリブルでサイドを抉るプレーが持ち味で、昨季はブンデス2部でアシストを連発
・粗削りだが強烈なシュートも備える
・10年に渡ってハンブルガーSVで育成され、年代別ドイツ代表にも召集された
19ラファエル・サントス・ボレ27コロンビア174cm/右32試合
(2)
・コロンビアの点取り屋
・一瞬のスキを突いて相手DFのマークを剥がし、最終ラインの裏を取るプレーが得意で、GKとの1対1も冷静に制す
・セットプレーでも絶妙な位置取りと跳躍力で脅威となり、前線からのプレスも怠らない
・ELではバルセロナ戦、ウェストハム戦、そして決勝でもゴールを決めて優勝に大きく貢献
21ルーカス・アラリオ30アルゼンチン184cm/右20試合
(1)
・ヘディングが得意な”ワンタッチゴーラー”
・空中戦に強く、前線のターゲットマンとして機能し、レバークーゼンでは126試合で46得点を記録
・リーベル・プレート時代は”アルゼンチン最高のストライカー”と称されたが、近年はアルバレスの台頭もあり召集されずにいる
・ジャパンツアーで浅草寺に訪れた際は、お守りを購入した
36アンスガー・クナウフ20ドイツ180cm/右24試合
(1)
・ドルトムント産の切り込み隊長
・切れ味あるドリブルで右サイドを蹂躙し、1対1にも臆せず挑む続ける
・ELではバルセロナ戦とウェストハム戦でゴールを奪い、PK戦も確実に沈めた
・昨季ドルトムントから1年半のローンで加入

コメント

タイトルとURLをコピーしました