基本情報
創立 | 1900年 |
本拠地 | ミュンヘン |
スタジアム | アリアンツ・アレーナ (収容人数 7万5000人) |
監督 | ヴァンサン・コンパニ |
会長 | ヘルベルト・ハイナー |
公式サイト | HP twitter Youtube transfermarkt |
愛称 | ディ・バイヤン |
<過去5シーズンの成績>
ブンデスリーガ 【優勝32回】 | 欧州カップ戦 【CL優勝6回】 | DFBポカール 【優勝20回】 | 監督 | |
19/20 | 優勝 | 優勝 | 優勝 | コバチ➡ フリック |
20/21 | 優勝 | ベスト8 | 2回戦敗退 | フリック |
21/22 | 優勝 | ベスト8 | 2回戦敗退 | ナーゲルスマン |
22/23 | 優勝 | ベスト8 | ベスト8 | ナーゲルスマン➡ トゥヘル |
23/24 | 3位 | ベスト4 | 2回戦敗退 | トゥヘル |
無冠に終わったドイツの盟主 青年監督コンパニに再建を託す
・昨季は、1億€(約158億円)で獲得した待望の点取り屋ハリー・ケインが序盤からゴールを量産して攻撃陣を牽引し、淡白なキミッヒに代わってパプロビッチが台頭しながら、キム・ミンジェとウパメカのCBコンビが徐々に安定感を安定感を失い、ボール保持時の軽率なミスが目立ったことで、ライバルクラブに敗れるだけでなく、ボーフムなど格下クラブに足元をすくわれ、12シーズンぶりの無冠に終わった。
・今夏には、ビッククラブでの指揮経験のないコンパニを招聘。DFデ・リフトとDFマズラウィをマンチェスター・Uに売却し、FWオリーセ、MFパリーニャ、DF伊藤洋輝と各ポジションに即戦力を獲得。リーグタイトルを奪還し、あるべき姿を取り戻すことが至上命題の今季は、昨季の課題だった最終ラインの軽率なミスの改善は必須。リーグ屈指のタレントを揃えるドイツの盟主として2年連続の無冠だけは絶対に許されない。
監督
名前 | ヴァンサン・コンパニ |
生年月日 | 1986年4月10日(38歳) |
国籍 | ベルギー |
就任日 | 2024年7月 |
・盟主の再建を託されたマンCのレジェンド
・バイエルンでは攻撃時に3バックに可変し、キミッヒとゲレイロが偽SBとして場所を問わず流動的に振る舞うポゼッションスタイルを導入。
・アンデルレヒトで監督を経験すると、23年夏に2部に降格したバーンリーの監督に就任。すると今までの古典的なスタイルを刷新し、瞬く間にペップ仕込みのパスサッカーを浸透させてチャンピオンシップを無双し、最短で1部昇格に導いた。しかし、プレミアリーグでは指揮官としての未熟さと選手のクオリティー不足を露呈するなど現実に直面し、わずか1シーズンでチャンピオンシップに逆戻りしてしまった。
・現役時代は、CBとしてマンチェスター・シティに11シーズン在籍して公式戦360試合に出場。主将を務め、ビッククラブへ成長する一助を担ったレジェンド。
・バイエルン側がトゥヘルの後任候補に尽く要請を断られたことで、計らずもドイツの盟主の指揮を託される。
移籍市場
基本フォーメーション
選手一覧
<GK>
No. | 名前 | 年齢 | 国籍 | 身長/利き足 | 昨季成績 (得点) | ||
1 | マヌエル・ノイアー | 38 | ドイツ | 193cm/右 | 23試合 | ・依然として世界最高峰のドイツ代表GK ・30代後半になっても衰えを見せないセービングスキル、人並み外れた反射神経で好セーブを連発する一方、DFライン裏の広範囲をカバーし、抜群の判断力を活かした前への飛び出しでピンチを未然に防げば、足下の技術力に優れ、後方からゲームを組み立てることも可能で、フィードも一流品 ・昨季にスキーの事故で追った大ケガから復帰し、クラブと代表を合わせた公式戦出場数は850試合を超えた | |
18 | ダニエル・ペレツ | 24 | イスラエル | 190cm/右 | 1試合 | ・イスラエルの有望な若手GK ・肉厚なフィジカルを誇り、至近距離からのシュートに滅法強い ・母国の強豪チームで若くして正守護神を務め、昨季に約8億円の移籍金で5年契約を締結 | |
26 | スヴェン・ウルライヒ | 36 | ドイツ | 192cm/右 | 11試合 | ・世界最高の控えGK ・高い基礎力を備え、シュートストップに長ける ・15/16季から在籍し、ノイアーが不在の際は安定感のあるプレーを見せる ・17/18季にはドイツ代表に召集された |
<DF>
2 | ダヨ・ウパメカノ | 26 | フランス | 186cm/右 | 25試合 (1) | ・抜群の身体能力を誇るフランス代表CB ・破格のフィジカル、圧倒的な対人戦の強さ、規格外のスピードで相手フォワードを完封し、フィードの精度も高い ・昨季は致命的なミスが目立つなど不安定なシーズンを送り、2月には2試合連続で退場するなど精彩を欠いた | |
3 | キム・ミンジェ | 28 | 韓国 | 190cm/右 | 25試合 (1) | ・”アジアの壁” ・屈強なフィジカルで相手FWを封殺するなど対人戦では無類の強さを誇り、カバーリングも的確なことに加えて、パスセンスもあり、逆足でのフィード精度も高く、大胆不敵に持ち上がることもできる ・ナポリ加入1年目でスクデット奪還の立役者としてセリエA最優秀DFに選出され、昨季にアジア人選手として最高額の移籍金となる5000万€(約77億5000万円)で加入も、連係ミスが目立ち不本意なシーズンに | |
15 | エリック・ダイアー | 30 | イングランド | 188cm/右 | 4試合 【トッテナム】 15試合 【バイエルン】 | ・貴重なCBのバックアッパー ・恵まれた体格を活かして相手に当たり負けすることが少なく、球際の強さと鋭い読みでピンチの芽を的確に潰し、ロングパスやサイドチェンジなどの中長距離のパスも得意 ・昨季途中にポステコグルー体制下で構想外となったことで10年近く在籍したトッテナムからレンタル移籍で加入すると、闘志溢れるプレーで重宝されてレンタル契約が延長された | |
19 | アルフォンソ・デイビス | 24 | カナダ | 185cm/左 | 29試合 (2) | ・左サイドの爆速王 ・爆発的なスピードのドルブルで左サイドをぶち抜き、パワーとテクニックを活かしてゴール最深部にまで攻め上がれば、極上のクロスを送ってアッタキングサードで変化を加えられる ・リーグ最高時速を誇る快足SBとして19/20季から左SBのレギュラーを務め、今夏はR・マドリーへの移籍が噂されたが残留 | |
21 | 伊藤 洋輝 | 25 | 日本 | 188cm/左 | 26試合 【シュトゥットガルト】 | ・ブンデス屈指の日本人DF ・高い精度を誇る左足の展開力が魅力で、1対1にも冷静に対処できる ・シュトゥットガルトでU-21チームからトップチームの主力として活躍し、昨季はDFとしてブンデス屈指の数値を出して3位フィニッシュに貢献すると、今夏に約40億円の移籍金で加入したが、骨折で出遅れる | |
22 | ラファエウ・ゲレイロ | 31 | ポルトガル | 170cm/左 | 20試合 (3) | ・ブンデス屈指のアシスト製造機 ・高いキープ力、戦術眼、高精度のキックを武器にサイドから攻撃を活性化させ、逆サイドからの攻撃時はフィニッシャーに変貌するだけでなく、偽SBとして中央でもプレーできる ・7シーズ在籍したドルトムントとの契約を満了して、昨季は恩師トゥヘルの指導で中央でもプレー | |
23 | サシャ・ボエ | 24 | フランス | 178cm/右 | 19試合 (1) 【ガラタサライ】 2試合 【バイエルン】 | ・屈強なフィジカルとスピードを兼ね備え、サイドから良質なクロスを繰り出すダイナミックな右SB ・昨シーズン途中に約45億円で完全移籍し、純正右SBとしてキミッヒ、スタニシッチとポジション争いを繰り広げる | |
28 | タレク・ブッフマン | 19 | ドイツ | 188cm/右 | ー | ・将来を最も嘱望されるドイツ人DF ・若干18歳にして188㎝の高身長&屈強なフィジカルを誇り、鋭い戦術眼や足下技術も備える”絶対王者の将来を担う逸材”として度々ボアテングとプレースタイルが比較される ・アウクスブルグの下部組織で育成され、19年にバイエルンに加入し、ユースチームではキャプテンを務めてプロ契約を締結も、昨季は大ケガでシーズンを棒に振った | |
44 | ヨシプ・スタニシッチ | 24 | クロアチア | 187cm/右 | 20試合 (3) 【レバークーゼン】 | ・ボランチもこなす万能DF ・ボールを奪って運ぶことに長け、優れた戦術眼とパスセンスでビルドアップに貢献し、チームに好循環をもたらす ・バイエルンのユースからトップチームに昇格し、昨季はレンタル移籍したレバークーゼンで無敗優勝に貢献も、8月に膝の靱帯を断裂したことで出遅れる |
<MF>
6 | ヨシュア・キミッヒ | 29 | ドイツ | 177cm/右 | 28試合 (1) | ・”バイエルンの心臓” ・異次元の感性で中盤を掌握し、正確無比なタッチとパスで攻撃のリズムを司り、一級品のクロス、シュート、FKでゴールに導けば、闘志を前面に出し、守備では常にハードワークを厭わず、優れたリーダーシップを備え、複数のポジション&タスクをハイレベルでこなす超人MF ・15/16季から中盤でチームを統率し続け、昨季は不振気味だったが右SBにポジションを移して復活 | |
8 | レオン・ゴレツカ | 29 | ドイツ | 189cm/右 | 30試合 (6) | ・世界最高峰のボックストゥボックス型MF ・圧倒的なフィジカルにテクニックを兼ね備え、豪快な攻め上がりで中盤にダイナミズムをもたらし、ボックス内では強烈なヘッドを見舞えば、無尽蔵のスタミナで動き回り、守備でもハードワークを欠かさず行うなど、攻守に異彩を放つ ・昨季はCBとしても起用された ・毎シーズン複数回ケガで離脱する | |
16 | ジョアン・パリーニャ | 29 | ポルトガル | 190cm/右 | 33試合 (4) 【フルアム】 | ・最終ライン手前の防波堤 ・豊富な運動量でピッチ全体をカバーし、深いタックルでボールを奪う潰し屋で、右足から豪快なミドルを放ち、ヘッドも得意 ・スポルティングのユース出身ながら3度のレンタル移籍の後に25歳でレギュラーに定着した苦労人で、フルアムではチームの核として活躍し、今夏に90億円近い移籍金で一年遅れで完全移籍 | |
20 | アリヨン・イブラヒモビッチ | 19 | ドイツ | 176cm/右 | 16試合 (1) 【フロジノーネ】 | ・ユース上がりのU-19ドイツ代表アタッカー ・卓越した技術、プレッシング、ポジショニングで存在感を発揮し、前に出て攻撃をサポートしつつ守備では汚れ仕事もこなすボックス・トゥ・ボックス型ながら、果敢にドリブルを仕掛けてストライカー顔負けの決定力も備える大器 ・ユース時代は最も高く評価される有望株として飛び級でプレーし、16歳からトップチームの練習に定期的に参加 ・昨季はフロジノーネにレンタル移籍 ・ズラタンとC・ロナウドがアイドル | |
27 | コンラート・ライマー | 27 | オーストリア | 180cm/右 | 29試合 | ・器用な中盤のダイナモ ・高い認知・判断力を活かして試合を制御しつつ、”プレッシングの鬼”としてピッチの至る所に顔を出せばズバ抜けたボール奪取力を誇り、素早い切り替えからのシンプルなパスで縦への推進力も生み出すなど攻守の要として躍動する ・昨季に6シーズン在籍したRBライプツィヒからフリーで加わり、貴重な控えとして中盤を支える | |
42 | ジャマル・ムシアラ | 21 | ドイツ | 184cm/右 | 24試合 (10) | ・”ドイツ新世代の顔” ・類まれなボールコントロールと俊敏性を融合させた独特のドリブルで包囲網を突破し、右足から繰り出すラストパスとシュートで局面を打開する天才アタッカー ・チェルシーの下部組織から移籍し、10代でバイエルンの中盤に君臨する世界屈指の攻撃的MFで、ドイツ代表では背番号”10”を背負ってEURO2024でも躍動した | |
45 | アレクサンダル・パブロビッチ | 20 | ドイツ | 186cm/右 | 19試合 (3) | ・下部組織が輩出したライジングスター ・細身ながら大人顔負けのテクニックでボールを保持し、中盤の底から正確に長短のパスを散らす展開力が魅力 ・7歳からバイエルンの下部組織で育つと、昨季にトゥヘルに見出されてトップチームデビューを遂げ、キミッヒに代わってボランチとして活躍し、ドイツ代表にも召集された守備的MFの有望株 |
<FW>
7 | セルジュ・ニャブリ | 29 | ドイツ | 176cm/右 | 10試合 (3) | ・快足ウイングストライカー ・細かいタッチと一瞬の加速でサイドを突破する電撃ドリブルで局面を打開し、DFライン裏への飛び出しにも優れ、左右両足からネットに突き刺さる豪快なシュートを放ち、CFでも起用可能 ・昨季は7シーズン連続でリーグ戦2桁ゴールを記録していたが、昨季は合計6度も離脱したことでその記録が途切れた | |
9 | ハリー・ケイン | 31 | イングランド | 188cm/右 | 32試合 (36) | ・無冠の世界最強ストライカー ・両足から放たれる精度の高いシュートやヘッドなど超一級レベルのフィニッシュでゴールを陥れるだけでなく、中盤に下がってスペースメイクやチャンスメイクもこなすなど、攻撃の全プロセスに関与できる ・ユースから在籍するトッテナムで公式戦280G61Aと圧倒的な成績を残し、昨季にタイトル獲得を求め、1億€(約158億円)以上の移籍金で加入し、公式戦44G12Aと大暴れしたが望みは叶わず | |
10 | レロイ・ザネ | 28 | ドイツ | 183cm/左 | 27試合 (8) | ・好不調の波が激しい欧州屈指の破壊者 ・カウンター時は抜群の殺傷力を誇る高速ドリブルを武器に相手を抜き去りにして好機を創り出し、FKなど左足から強烈なフィニッシュを繰り出す ・マンチェスター・Cから20/21季に加入し、4シーズン連続で公式戦2桁ゴール&アシストを記録も、欠点である継続性を改善できればより結果を残せるはずだ | |
11 | キングスレイ・コマン | 28 | フランス | 181cm/右 | 11試合 (3) | ・一瞬でトップギアに入り、切れ味鋭いドリブルでサイドを切り崩すウインガー ・ブンデス屈指のスピードでゴールに迫り、質の高いクロスとカットインからの強烈ミドルで決定機を生み出すセンスはピカイチ ・昨季は度重なるケガにより不本意なシーズンを送り、オフにはサウジアラビアへの移籍がクラブ間合意されたが残留 | |
17 | マイケル・オリーセ | 22 | フランス | 184cm/左 | 19試合 (10) 【クリスタルパレス】 | ・天才肌のチャンスメーカー ・細かいタッチでDFの視線を釘付けにし、精度の高いスルーパスで急所を突けば、角度のない所からゴールを決めるなど、ドリブル、パス、シュートの全てが一級品 ・アーセナル、チェルシー、マンCのユースを渡り歩き、クリスタルパレスで22/23季に11A、23/24季に10Gと活躍し、今夏に約60億円の移籍金で完全移籍 | |
25 | トーマス・ミュラー | 35 | ドイツ | 185cm/右 | 31試合 (5) | ・”ミスター・バイエルン” ・異常に質の高いオフザボールの動きで相手DFがケアしにくい場所に移動し、チャンスメイクもフィニッシュもハイレベルでこなす”神出鬼没のアタッカー”で、類まれなるコーチングで周囲に的確な指示を出し、機転の利いたプレーで攻守に躍動する ・バイエルンで24年目を迎えた昨季は、公式戦41試合で7G12Aと実力は健在で、8月にクラブ歴代最多出場記録を更新 | |
39 | マティス・テル | 19 | フランス | 183cm/右 | 30試合 (7) | ・”未来のレバンドフスキ”と称されるストライカーの大器 ・抜群の身体能力と柔軟な身のこなしで相手DFを攻略すれば、両足のパンチの効いたシュートでゴールを量産する ・昨季も引き続き途中出場が大半だったが公式戦10G6Aとジョーカー役として活躍 ・14歳の時にスピードとドリブルを活かすためにCBからFWにコンバートされた ・憧れはティエリー・アンリ |
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