基本情報
<過去5シーズンの成績>
リーグ・アン 【優勝6回】 | 欧州カップ戦 | フランス杯 【優勝2回】 | 監督 | |
18/19 | 8位 | ー | ベスト32 | ギオン |
19/20 | 6位 | ー | ベスト64 | ギオン |
20/21 | 14位 | EL/予選敗退 | ベスト64 | ギオン |
21/22 | 12位 | ー | ベスト16 | ガルシア |
22/23 | 11位 | ー | ベスト16 | ガルシア➡ スティル |
・クラブ史上最高額で伊東純也を獲得しながら、最終ラインが崩壊寸前の状態で開幕を迎えた昨季は、第10節終了時点でわずか1勝と降格圏に沈んだことでオスカル・ガルシア監督が解任されるなど、チームは序盤から苦戦を強いられた。しかし、若干30歳のアシスタントコーチだったウィル・スティルに暫定監督として指揮を託すと、最初の5試合で2勝3分と結果を残したことで正式に監督に就任。するとそこから、伊東純也を活かす【4-2-3-1】システムの導入&スタメン固定により攻守両面で安定感が増したことで、なんと4カ月に渡って無敗を継続。一時7位にまで上り詰めるなど、実績の少ない若手主体のチームを建て直すことに成功した。ただ、終盤に差掛かると降格のプレッシャーや欧州カップ戦出場への展望がなくなったことでラスト8試合で6敗と失速し、最終的に11位でフィニッシュした。
監督
名前 | ウィル・スティル |
生年月日 | 1992年10月14日 (30歳) |
国籍 | ベルギー |
就任日 | 2022年10月 |
・5大リーグ最年少のベルギー人監督
・昨年10月に、解任されたオスカル・ガルシア監督の後を継ぐ暫定監督として任命されると、好成績を記録したことにより5大リーグ最年少で監督に就任。3バックの堅守が主体だったガルシア監督と異なり、【4-2-3-1】を軸に積極的に前線からプレスを仕掛ける攻撃なスタイルでチームを大きく変貌させ、4カ月半に渡って無敗を継続して降格圏から一時7位まで浮上させた。
・選手たちと親密に接する一方で、試合中にはドギツイ言葉で発破をかける。
・UEFAプロライセンスを保有していないため、昨季は試合のたびに25万€(約4000万円)の罰金をクラブが支払った。
・10代のころに、ビデオゲームの「フットボールマネージャ」や「チャンピオンシップマネージャー」に熱中したことで指導者に興味を持ち、プレストン・ノースエンド・アカデミーでのコーチング経験により自分のやりたいことを確信。
・プレストン・ノースエンド(イングランド2部)のU-14監督のアシスタントとしてキャリアをスタート。その後はシント・トロイデン、リーセル、ベールスホットで経験を積み、2021年にオスカル・ガルシアのアシスタントコーチ、2022年にアシスタントマネージャーに就任。
・両親はイングランド人。
移籍市場
ポジション | 名前 | 移籍先 | 移籍金 |
GK | ニコラ・プヌトー | 引退 | ー |
DF | アンドリュー・グラヴィヨン | アダナ・デミルスポル | 250万€ |
ブラドレー・ロッコ | ブレスト | 50万€ | |
ママドゥ・ムボウ | パリFC | 50万€ | |
ダリオ・マレシッチ | NKイストラ1961 | ー | |
MF | ジオン・ロピ | アルメリア | 650万€ |
イラン・ケバル | パリFC | 200万€ | |
ラフィク・ギタン | エストリル・プライア | 250万€ | |
イェンス・カユステ | ナポリ | 1200万€ | |
アレクシス・フィリプ | アンデルレヒト | 350万€ | |
FW | フレイザー・ホーンビー | ダルムシュタット | 180万€ |
カイ・シーアハウス | シッタート | 50万€ | |
アナスタシオス・ドニス | APOELニコシア | ー | |
ノア・ジャン・ホルム | ローゼンボリ | ー |
基本フォーメーション

選手一覧
<GK>
No. | 名前 | 年齢 | 国籍 | 身長/ 利き足 | 昨季成績 (得点) | |
94 | イェバン・ディウフ | 23 | フランス | 185cm/右 | 31試合 | ・躍進を支えた若手GK ・猫のような柔軟な身のこなしによるセーブが特徴 ・9月半ばから守護神に定着すると、驚異的なセーブ率でスタッド・ランスの無敗継続に貢献し、リーグ2位のクリーンシート数(14)&欧州ではティア・シュテーゲンに次ぐセーブ率(83.2%)を記録した ・2016年にトロワACと史上最年少(16 歳 297 日)でプロ契約 ・セネガルにルーツを持つ |
96 | アレクサンドル・オリエロ | 26 | フランス | 193cm/右 | 20試合 【ポーFC】 | ・昨季シーズン途中に加入した第2GK ・長身を活かした空中戦の強さが特徴で、反射神経も信頼に値する ・昨季前半戦はポーFCで全試合フル出場していたが、スタッド・ランスでの出場はなかった ・4歳の時にES・ラ・ロシェルでサッカーを始める |
<DF>
4 | マキシム・ブシ | 23 | ベルギー | 182cm/右 | 21試合 | ・両SBで起用できるパワフルな現代的サイドバック ・中盤の選手のようなパス精度で前線にボールを供給でき、守備は堅実 ・シャルルロワSCで育成され、パルマから20年1月にレンタルで途中加入し、昨季に完全移籍すると、第4節リヨン戦で伊東のゴールをアシストした |
5 | ユニス・アブデルハミド | 35 | モロッコ | 190cm/右 | 37試合 (1) | ・スタッド・ランスの”門番” ・空中戦を制してクロスを弾き出し、狡猾な守備対応で地上戦でも高い勝率を誇る闘将で、ケガの少なさも魅力 ・昨季は37節リヨン戦を除く37試合でフル出場し、主将としてチームを最終ラインから支えた ・19/20には66連続フル試合を達成 ・ASラトワーズ時代に、サッカー以外の選択肢として管理科学、財務、会計を勉強し、会計士として働きながらプレー |
19 | ジョシュア・ウィルソン | 20 | イングランド | 176cm/左 | 14試合 【イングランド2部】 | ・マンチェスター・Cアカデミーが輩出した逸材SB ・大きなストライドで左サイドを駆け上がれば、エリア深くからクロスを供給してゴールに結びつけるなど、攻撃力が自慢のサイドバックで、偽SBとしても振る舞える ・ウェストハムの下部組織からマンチェスター・Cへと移籍し、昨季はCLグループステージで2試合に出場 ・今夏にレンタル移籍で加入 |
24 | エマニュエル・アグバドゥ | 25 | コートジボワール | 192cm/右 | 29試合 | ・高い一貫性と堅実な守備対応を見せる長身CB ・DFとしての素質を備え、テクニックと機動力が際立つ ・MFやサイドでもプレーでき、中盤でも優れた足元スキルを発揮する ・予想外の決定力あり、21/22季には5ゴールを記録 |
25 | ティボー・デ・スメット | 24 | ベルギー | 183cm/左 | 22試合 | ・年代別ベルギー代表の常連だった左SB ・高い戦術理解度と平均以上のテクニックを備え、堅実な守備対応を見せる ・昨季はシーズン中盤から左SBの一番手として定着すると、リーグアン1位の空中戦勝率(81.6%)を記録するなど活躍して、オフには契約を27年まで延長した ・ハムストリングの負傷により開幕から出遅れる |
32 | トーマス・フォケット | 28 | ベルギー | 177cm/右 | 24試合 | ・元ベルギー代表の右SB ・右サイドで精力的に働きまわる情熱に溢れた攻撃的SBで、抜群の安定感を誇る ・22年6月からベルギ―代表に召集されずにいる |
43 | シェイク・ケイタ | 20 | フランス | 185cm/右 | 9試合 | ・下部組織出身のU-20フランス代表CB ・年齢に見合わない冷静な対応でデュエルに強く、時にはピッチ内外でリーダー格のように振る舞えるなど、類まれな成熟度を誇る ・昨季10月のオセール戦でプロデビューを飾ると、2月のニース戦から4試合連続スタメン出場&クリーンシートを記録して、3月にプロ契約を締結した |
ー | イブラヒム・ディアキテ | 19 | ギニア | 178cm/右 | 3試合 14試合 【KASオイペン】 | ・CBと右SBで起用できる多才なギニア人DF ・優れた予測能力とスペースカバー力を持ち、1対1に強く、攻撃にも参加できる ・下部組織で育成され、21年12月のマルセイユ戦でリーグアンデビューを果たし、昨季は1月にプロ契約&KASオイペンへローン移籍した ・フランス生まれだが、22年9月にギニア代表デビュー |
ー | ジョセフ・オクム | 26 | ケニア | 190cm/右 | 30試合 (1) 【KAAヘント】 | ・新戦力のケニア代表CB ・試合の流れを的確に読んでインターセプトでボールを奪えば、ボール扱いに長け、最終ラインから優れた縦パスや正確なロングボールを供給できる ・スウェーデンのIFエルフスボリで頭角を現すと、KAAヘントで2季に渡ってレギュラーを担い、今夏に移籍金1200万€で5年契約を締結 |
<MF>
3 | カモリー・ドゥンビア | 19 | マリ | 170cm/右 | 26試合 (2) | ・高い個の能力を持ち、独力で違いを創り出す10番タイプ ・ボールの扱いに長け、攻撃を結び付ける ・シーズン序盤は守備の時間が長くプレスに奔走することが多かったが、ウィル・スティル就任以降は典型的な10番として力を発揮 ・マリのJMGアカデミー出身 |
8 | アミール・リチャードソン | 21 | モロッコ | 195cm/左 | 34試合 (3) 【フランス2部】 | ・優れたパスセンスやボール運びで攻撃を組み立てる守備的MF ・ニースの下部組織で育成され、ル・アーブルでプロデビューを遂げ、昨季スタッドランスに完全移籍したが、ローン移籍でル・アーブルに戻って主力として活躍 ・6月にU-23モロッコ代表の主力としてU23アフリカネイションズカップ優勝に貢献 ・父はNBAのレジェンド選手 |
10 | テディ・テウマ | 30 | マルタ | 176cm/左 | 32試合 (9) 【ユニオンSG】 | ・新加入のマルタ代表MF ・優れたテクニックを武器に攻撃のリズムを創り出し、強烈なミドルや正確なプレースキックにも定評があるレフティーながら、中盤で働き回るなど雑草魂を信条とする ・ユニオンSGでは主将を務め、在籍5年目の昨季はリーグ2位のアシスト数を記録し、チームのELベスト8進出に貢献した |
14 | レダ・カドラ | 22 | ドイツ | 175cm/右 | 15試合 (1) 【シェフィールド・U】 14試合 (3) 【バーミンガム・シティ】 | ・U-21ドイツ代表の攻撃的ミットフィルダー ・左サイドでのプレーを好み、爆発的なスピードを活かしたドリブルを武器に、エキサイティングかつトリッキーなプレーでファンを魅力する ・ドルトムントの下部組織からブライトンに移籍し、昨季はシェフィールド・Uとバーミンガム・シティへレンタル移籍した ・1月にブライトンとの契約を延長したが、今夏に4年契約で完全移籍 |
15 | マーシャル・ムネツィ | 26 | ジンバブエ | 188cm/右 | 34試合 (7) | ・リーグアン屈指のMF ・的確なスライディングで相手を潰し、ボールを奪えば自ら推進力のあるドリブルで持ち上がるなど、攻守でチームに貢献できる ・21/22季にはインターセプト数や1対1での勝利数でチュアメニやカマラ(アストン・ビラ)を凌駕し、昨季はキャリアハイの7ゴール、守備ではPSGアタッカー陣を抑えこんだ ・収入の10%を財団に寄付している |
21 | アゾル・マツシワ | 24 | オランダ | 173cm/右 | 30試合 | ・しばしばカンテとも比較される小柄な守備的MF ・優れたタックラーで、積極的にインターセプトを行い、高いボール奪取力を誇る ・移籍が噂されたが、オフに契約を27年まで延長した |
ー | アルベル・ゼネリ | 27 | コソボ | 176cm/右 | 23試合 | ・多才な攻撃的ミッドフィールダー ・スピードとドリブルを活かした力強いドリブル、カットインからの強烈なシュートが武器 ・スウェーデン出身 ・父親が人生のロールモデル |
ー | ヴァロン・ベリシャ | 30 | コソボ | 176cm/右 | 24試合 (1) 【オーストラリア1部】 | ・スウェーデン生まれのコソボ代表MF ・無尽蔵のスタミナを活かして広範囲で攻守に惜しみない貢献を果たし、正確なパスで攻撃にもアクセントを加えられる ・6年在籍したザルツブルグでは230試合以上に出場したが、ラツィオに移籍して以降は伸び悩んでクラブを渡り歩き、昨季はメルボルン・シティ(オーストラリア)でプレー ・U-15~23までノルウェー代表に選ばれ、A代表でも20試合に出場したが、16年にコソボ代表を選択 ・弟のヴェトン・ベリシャはノルウェー代表 |
<FW>
11 | アミン・サラマ | 23 | フランス | 192cm/右 | 25試合 (3) 【アンジェ】 | ・短期間でステップアップを遂げたモロッコ系ストライカー ・恵まれた体格を持ち、両足を器用に使いこなすなどテクニックに優れ、恵まれたスピードで相手陣地深くまで侵入でき、サイドでもプレーできる ・元はボランチ ・昨季は最下位に終わったアンジェで25試合に出場して3G1Aを記録し、今夏に4年契約で加入 ・ダンケルクと契約する以前は地域リーグでプレーしていて、レストランチェーンでしばらく働いていた |
17 | 中村 敬斗 | 23 | 日本 | 180cm/右 | 31試合 (14) 【LASKリンツ】 | ・パワフルな期待の日本代表ストライカー ・左ウイングを主戦場に、機動力のあるドリブルを仕掛けてサイド深くや狭いスペースに侵入し、両足から放たれる精度の高いシュートでエリア内外からゴールを奪う ・昨季はLASKリンツ(オーストリア1部)の左ウイングとして公式戦17G8Aと活躍 ・ガンバ大阪からローン移籍でオランダやベルギーのクラブに加入して結果を残せなかったが、オーストリア2部から這い上がり、今夏に移籍金1200万€の5年契約で欧州5大リーグに初挑戦 |
19 | ミッチェル・ファン・ベルヘン | 23 | オランダ | 176cm/右 | 28試合 | ・小柄なオランダ人ウインガー ・繊細なボールタッチと俊敏な動きが特徴 ・フィテッセ時代にクラブ史上最年少でデビュー |
27 | アダマ・ボジャン | 19 | ガンビア | 191cm/右 | ー | ・“ガンビアのハリケーン”と称される若き長身ストライカー ・驚異的なスピード、技術、パンチ力のある正確なシュートで相手を脅かし、191㎝の長身を活かして空中戦にも滅法強いCF ・U-20アフリカネイションズカップやU-20W杯での衝撃的な活躍で、複数のビッククラブから関心を寄せられている ・21年にスティーブ・ビコFC(ガンビア)の1部昇格に貢献し、今夏に5年契約で完全移籍 |
39 | 伊東 純也 | 29 | 日本 | 176cm/右 | 35試合 (6) | ・”日本のイナズマ” ・一瞬でトップスピードに乗る抜群の加速力でマークを振り払い、推進力のある縦へのドリブル突破でサイドを駆け上がれば、質の高い一級品のクロスやカットインからのシュートでゴールとアシストに結び付けられる攻撃のキーマン ・昨季に当時クラブ史上最高額で加入すると、6G5Aと攻撃の中核としてチームを牽引した ・開幕戦で会心の先制ボレーを決めた |
ー | ウマール・ディアキテ | 19 | コートジボワール | 182cm/右 | 23試合 (9) 【オーストリア2部】 | ・コートジボワール期待の若手ストライカー ・スピード、テクニック、パワーの三拍子を平均以上のレベルで兼ね備え、カウンターで相手を脅威となる ・昨季はRBザルツブルグの傘下チーム(オーストリア2部)で公式戦12G11Aの成績を残した ・今夏にバログンに代わる得点源として加入し、開幕前の親善試合では5試合で6ゴールを奪った |
ー | エンドリ・コフィ | 21 | コートジボワール | 187cm/右 | 12試合 (2) 【ポルトガル2部】 16試合 (3) 【フランス3部】 | ・U-23コートジボワール代表ストライカー ・テクニック、爆発的なスピード、優れたゲームビジョンを兼ね備えたフォワード ・19年にS・ランスの下部組織に加入すると、21年9月にトップチームデビュー&出場出場からわずか8分で初得点を奪い、その後はポルトガル2部やフランス3部のクラブへのローン移籍で経験を積んだ |
ー | モハメド・ダラミー | 21 | デンマーク | 180cm/右 | 18試合 (6) 【コペンハーゲン】 | ・クラブ史上最高額で獲得したデンマーク代表フォワード ・強靭なフィジカルと爆発的なスピードを武器に相手DFを攻略してゴールに突き進み、アッタキングサードでは優れた個人技で違いを生み出す ・14歳からFCコペンハーゲンの下部組織で育成&プロデビューを遂げ、21年夏に移籍したアヤックスでは出場機会に恵まなかったが、昨季はローン移籍でFCコペンハーゲンに帰還して公式戦9G7Aを記録 ・今夏にクラブレコードを更新する最大1750万€の移籍金で完全移籍 ・FCコペンハーゲン史上最年少ゴール記録を持つ |
<<<その他の記事はこちら>>>
コメント