基本情報
創立 | 1876年 |
本拠地 | イリノイ州シカゴ市 |
スタジアム | リグレー・フィールド (収容人数 4万1649人) |
監督 | クレイグ・カウンセル |
ゼネラルマネージャー (GM) | ジェド・ホイヤー |
オーナー | トム・リケッツ |
獲得タイトル | ワールドシリーズ優勝(3回) リーグ優勝(17回) 地区優勝(8回) ワイルドカード(3回) |
公式サイト | HP twitter Youtube |
愛称 | CHC |
<過去5シーズンの成績>
地区順位 【ナ・リーグ中】 | 勝利 | 敗戦 | 勝率 | ゲーム差 | 得点 | 失点 | ポストシーズン | 監督 | |
2019 | 3位 | 84 | 78 | .519 | 7.0 | 814 | 717 | ー | ジョー・マドン |
2020 | 1位 | 34 | 26 | .567 | (3.0) | 265 | 240 | ワイルドカードシリーズ敗退 | デビット・ロス |
2021 | 4位 | 71 | 91 | .438 | 24.0 | 705 | 839 | ー | デビット・ロス |
2022 | 3位 | 74 | 88 | .457 | 19.0 | 657 | 731 | ー | デビット・ロス |
2023 | 2位 | 83 | 79 | .512 | 9.0 | 819 | 723 | ー | デビット・ロス |
<概要>
史上最高給の名将と日本人コンビで 4シーズンぶりの地区優勝を目指す
・昨シーズは、オフに積極補強を行って上位返り咲きを目指しながら6月8日時点で借金「10」と大きく躓いたが、次の日から11勝2敗の快進撃で首位と3ゲーム差に迫ったが後退。7月下旬には8連勝と再び調子を上げ、8月には18勝9敗と大きく勝ち越して地区首位争いに絡んだが、終盤に失速したことで僅かにプレーオフ進出は叶わなかった。
・オフには、監督史上最高額でブリュワーズからカウンセルを引き抜き、FAとなったベリンジャーとの再契約にも成功。加えて、今永昇太とヘクター・ネリスを獲得したことで投手陣が強化され、野手陣にはブレイクが期待される有望株が揃う。新指揮官が手腕を発揮すれば4シーズンぶりの地区優勝も見えてくるだろう。
監督
名前 | クレイグ・カウンセル |
生年月日 | 1970年8月21日 (53歳) |
出身 | インディアナ州 |
就任日 | 2023年 |
<人物紹介>
・史上最高給の名将
・ブリュワーズを9シーズンを率いて5度のポストシーズン進出(地区優勝3回)に導き、ブリュワーズの監督として最多となる通算707勝を挙げた。
・ブリュワーズとの契約が切れたオフに、監督史上最高給となる5年4000万ドルでまさかの同地区のライバルであるカブスの指揮官に就任。
・現役時代は、セカンド、ショート、サードを守れるスーパーサブとして2度の世界一を経験。
移籍情報
基本フォーメーション
選手一覧
<先発>
No. | 名前 | 年齢 | 出身 | 身長/投打 | 昨季成績 (防御率/打率) | ||
11 | ドリュー・スマイリー | 34 | アーカンソー州 | 188cm/左投左打 | 41試合11勝11敗(5.00) | ・多彩なカーブを多投するベテランサウスポーで、タイミングや目線を外すことに長ける ・昨年は、7月中旬までは先発を担うも、それ以降はロングリリーフとしても活躍し、自己最多タイの11勝を記録した | |
18 | 今永 昇太 | 30 | 福岡県 | 178cm/左投左打 | 22試合7勝4敗(2.80) 【横浜DeNAベイスターズ】 | ・横浜DeNAの元エース ・直球はMLBでもトップクラスの回転量を誇り、スライダー、チェンジアップ、カーブをコーナーに投げ分けられる制球力で奪三振力に優れる ・DeNAでは3度の2桁勝利を挙げ、昨年は奪三振のタイトルを獲得するなど投手陣の柱として活躍し、ポスティングシステムを利用して4年総額5300万ドル(約77億円)の大型契約で加入 | |
19 | ヘイデン・ウェズネスキー | 26 | テキサス州 | 191cm/右投右打 | 34試合3勝5敗(4.63) | ・シンカーとスライダーを操り、昨年にはスイーパーを習得 ・22年8月にヤンキースからトレードで加入すると圧巻のピッチングを披露し、昨年は開幕ローテーションに定着するも不安定な投球が続いたことでリリーフに回された | |
28 | カイル・ヘンドリックス | 34 | カリフォルニア州 | 191cm/右投右打 | 24試合6勝8敗(3.74) | ・タイミングと芯を外すことに長け、平均80マイル台の球種で投球を組み立てる技巧派ながら、近年は制球力が劣化気味 ・16年の世界一を知る最後のメンバーで、20年から3年連続で開幕投手を務めた ・昨年は右肩の張りにより5月下旬に約10カ月ぶりに復帰すると、6月にはジャイアンツ相手に8回無失点の好投も、それ以降は5回3失点ほどの投球内容を続けた | |
35 | ジャスティン・スティール | 28 | ミシシッピ州 | 188cm/左投左打 | 30試合16勝5敗(3.06) | ・生え抜きの新エース ・2種類のフォーシームと大きく変化するスライダーだけで投球を組み立てる ・昨年は4月に4勝、6月に3勝を挙げてオールスターにも初選出されると、8月にも4勝を挙げて最終的に16勝(ナ・リーグ3位)を記録し、サイ・ヤング賞の投票では5位にランクインした | |
36 | ジョーダン・ウィックス | 24 | アーカンソー州 | 188cm/左投左打 | 7試合4勝1敗(4.41) | ・21年ドラフト1位 ・多彩な変化球を操りながらチェンジアップで三振を奪うサウスポー ・昨年8月のデビュー戦となったパイレーツ戦で初勝利を挙げ、9月には3勝を挙げた | |
50 | ジェムソン・タイヨン | 32 | フロリダ州 | 196cm/右投右打 | 30試合8勝10敗(4.84) | ・18年と22年に14勝を挙げた実力派で、大崩れすることが少ない安定感が売り ・昨年に4年6800万ドルで加入も、序盤は6回までもたずにKOされることが続き、6月のパドレス戦でようやく初勝利を挙げ、7月には3勝を稼ぐも、負け越した上に自己最悪の防御率に終わった ・2度のトミージョン手術と癌の摘出手術を経験 | |
72 | ハビエル・アサド | 26 | メキシコ | 185cm/右投右打 | 32試合5勝3敗(3.05) | ・シンカーで打たせて取るタイプ ・序盤は不安定な投球が続いたことで昇降格を繰り返したが、7月に8登板(19回1/3)で自責点1と好投し、8月からは先発を任されて3勝を挙げた |
<ブルペン>
25 | イェンシー・アルモンテ | 29 | フロリダ州 | 196cm/右投両打 | 49試合3勝2敗(5.06) 【ドジャース】 | ・切れ味鋭いスライダーと直球で投球を組み立てる技巧派で、バッターを追い込んだらスライダーを外側に投げて空振りを誘う ・22年にマイナー契約でドジャースに入団し、ハードシンカーを取り入れたことで防御率1.02と変貌したが、昨年はキャリアハイの49登板も防御率が4点以上悪化した | |
38 | マーク・ライター・ジュニア | 33 | フロリダ州 | 183cm/右投右打 | 69試合1勝3敗4S(3.50) | ・決め球のスプリッターで空振りを量産する ・トップチームで結果を残せずにマイナーリーグを渡り歩いた苦労人ながら、22年にメジャー契約を掴み取ると、昨年はセットアッパーとして69試合に登板し、28Hを記録した | |
43 | ルーク・リトル | 23 | ノースカロライナ州 | 203cm/左投左打 | 7試合0勝0敗(0.00) | ・大柄な体型の豪快なスリークオーターからフォーシームとスライダーを繰り出し大型サウスポーで、20年5月には105マイル(約169km/h)を記録した ・入団から最下層のレベルでプレーしていたが、昨年にA+からAAAまで駆け上がり、9月にMLBデビューを果たすと7試合を無失点に抑え、6.2投球回で12三振を奪った | |
48 | ダニエル・パレンシア | 24 | ベネズエラ | 180cm/右投右打 | 27試合5勝3敗(4.45) | ・160㎞/hを超えることもある直球で押していき、スライダーも投じる ・昨年7月にMLBデビューを飾ると、初登板で初勝利を挙げてリリーフに定着 | |
51 | ヘクター・ネリス | 35 | ドミニカ共和国 | 188cm/右投右打 | 71試合6勝3敗2S(1.71) 【アストロズ】 | ・スプリッターを多投するベテランセットアッパー ・MLBデビューから中継ぎ一筋で投げ続け、6度の65登板を経験している ・昨年は開幕からセットアッパーとして安定した投球を続け、71試合に登板しながら防御率1点台(キャリアハイ)を記録し、リーグ1位の31H(メジャー最多タイ)を挙げた | |
66 | ジュリアン・メリーウェザー | 32 | カリフォルニア州 | 193cm/右投右打 | 69試合5勝1敗2S(3.38) | ・平均球速155㎞/h超えのフォーシームと縦スライダーを決め球に、左打者に強い ・ブルージェイズを戦力外となり、昨年にウェイバー公示を経て加入すると、5・6月に好投したことでセットアッパーを任されるようになり、最終的にチーム最多の69試合に登板した | |
73 | アドバート・アルゾレイ | 29 | ベネズエラ | 185cm/右投右打 | 58試合2勝5敗22S(2.67) | ・驚異的な空振り率を誇るスライダーを主体に投げる ・右肩痛から復帰した昨年は、開幕から安定した投球を披露して7月からクローザーに任命されると、2カ月間で18Sを挙げたが、9月に負傷者入りして離脱した | |
74 | ホセ・クアス | 29 | ドミニカ共和国 | 191cm/右投右打 | 45試合3勝0敗(4.54) 【ロイヤルズ】 27試合0勝2敗(3.04) | ・サイドハンドからシンカーとスライダーを繰り出してゴロに打ち取る ・内野手としてプロ入りも、3年目で投手に転向し、独立リーグを経て22年にロイヤルズでメジャー契約を勝ち取ると、昨年にシーズン途中にトレードで加入して計72試合に登板した ・コロナ渦で解雇された際は、FedExのドライバーとして働いた苦労人 |
<捕手>
15 | ヤン・ゴームズ | 36 | ブラジル | 188cm/右投右打 | 116試合10本63打点(.267) | ・持ち味であるインサイドワークで好投に導き、監督からの信頼が厚く、打撃では左腕に強い ・昨年はリーダー役としてチームをまとめ、35歳とベテランながら、前年よりも軒並み打撃の数値を向上させた ・19年にナショナルズで世界一を経験 |
<内野手>
1 | ニック・マドリガル | 27 | カリフォルニア州 | 173cm/右投右打 | 92試合2本28打点(.263) | ・バットコントロールが売りで、昨年にセカンドからサードに転向 ・デビューから2年連続で打率3割越えも、トレードで加入してからは怪我に悩まされる | |
2 | ニコ・ホーナー | 27 | カリフォルニア州 | 185cm/右投右打 | 150試合9本68打点(.283) | ・MLB屈指の三振率の低さを誇るコンタクトヒッターで、22年にはシュートでOAAで「13」を記録するなど、走攻守三拍子揃った二塁手 ・開幕直前に契約を延長し、セカンドに転向した昨年は、リーグ4位の43盗塁、チーム1位のbWAR、二塁手としてリーグ1位のDRS14を記録してゴールデングローブ賞を受賞した | |
5 | クリストファー・モレル | 25 | ドミニカ共和国 | 188cm/右投右打 | 107試合25本96打点(.247) | ・高い身体能力が特徴で、速いバットスピードでハイボールにも強く、ファースト以外の内外野全ポジションをこなすなど汎用性が高い ・3Aでシーズンを迎えながら、昇格した5月だけで9本塁打を放ち、8・9月は低迷したものの、前年より10本増となる26ホーマーを記録し、便利屋として6ポジションで出場した | |
7 | ダンズビー・スワンソン | 30 | ジョージア州 | 185cm/右投右打 | 147試合22本80打点(.244) | ・現役最高のスター遊撃手 ・2年連続全試合に出場する程の頑丈なフィジカルと球界屈指の遊撃守備が魅力で、近年は長打力も大幅に向上した ・7年総額1億7700万ドルの大型契約で加入した昨年は、3年連続20ホーマーを放ち、守備でもDRS16(両リーグ1位)を記録したが、OPSはここ5年で最低だった | |
16 | パトリック・ウィズダム | 32 | カリフォルニア州 | 188cm/右投右打 | 97試合23本66打点(.205) | ・遅咲きのブンブン丸 ・「ホームランか三振か」という程にとにかく振りまくるパワー全振りバッターで、30歳でメジャーに定着した ・昨年は4月だけで10ホーマーを放ち、3年連続で20本塁打を達成も、月間最高打率は8月の.261で、年間安打数は”55”に留まり、三振率はリーグワーストクラスだった | |
29 | マイケル・ブッシュ | 26 | ミネソタ州 | 185cm/右投左打 | 27試合2本7打点(.167) 【ドジャース】 | ・選球眼が良く失投をじっくり待つタイプながらパワーもある ・19年にドラフト1位でドジャースに指名され、マイナーでは3年間で79本塁打を放ち、昨年にMLBデビューを飾るも、オフにトレードで加入 |
<外野手>
8 | イアン・ハップ | 29 | ペンシルベニア州 | 183cm/右投両打 | 158試合21本84打点(.248) | ・両打ちの外野の要 ・右打席ではコンタクト、左打席では長打重視のスイッチヒッターで、22年にユーティリティーからレフトに専念してゴールデングローブ賞を受賞した ・昨年は開幕直後に3年6100万ドルで契約を延長すると、70年ぶりの記録更新となる61試合連続出塁を達成し、キャリアハイとなる打点・盗塁数を記録&2年連続ゴールデングラブ賞を獲得したが、打率は2割5分以下と低調だった | |
24 | コディ・ベリンジャー | 28 | アリゾナ州 | 193cm/左投左打 | 130試合26本97打点(.307) | ・強打のオールラウンダー ・19年にドジャースで47本塁打、115打点を記録してMVPに輝いた強打者も、それ以降はOPS8割未満と苦戦して戦力外となり、昨年にカブスに加入すると、スイングを微調整して打率.307(リーグ4位)、26ホーマー、97打点、OPS.881と復活を遂げ、4年ぶりにシルバースラッガー賞を受賞し、3年8000万ドルで契約を延長した | |
27 | 鈴木 誠也 | 29 | 東京都 | 180cm/右投右打 | 138試合20本74打点(.285) | ・日本の長距離砲 ・NPB時代には6年連続打率3割&25ホーマーを記録した広島カープの元主砲で、22年に5年8500万ドルの大型契約で加入 ・体重を増やして臨んだ2年目は打球速度が上がり、3つの月で打率が3割を越え、8月と9月には合計12ホーマーを放って日本人右打者で初となる20本塁打を記録し、OPSも8割を超えた | |
40 | マイク・タッマン | 33 | イリノイ州 | 188cm/左投左打 | 108試合8本48打点(.252) | ・選球眼に優れる ・韓国リーグを経て、昨年5月にマイナー契約からメジャー昇格を勝ち取ると、センターをメインに自己最多となる108試合に出場した | |
52 | ピート・クロウ=アームストロング | 22 | カリフォルニア州 | 185cm/左投左打 | 13試合0本1打点(.000) | ・三拍子揃った有望株 ・外野守備の名手として評価され、マイナーでは2年連続30盗塁の俊足ながら、マイナー通算36本塁打とパワーもある ・20年ドラフトでメッツにドラフト1位指名を受け、21年7月にトレードで加入し、2年連続でオールスター・フューチャーズゲームに選出されている |
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