【無料選手名鑑】ニューヨーク・メッツ(ナショナルリーグ/東地区)【2024 チーム/選手/監督紹介】

MLB
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基本情報

創立1962年
本拠地ニューヨーク州ニューヨーク市
スタジアムシティ・フィールド
(収容人数 4万1922人)
監督カルロス・メンドーサ
編成責任者
(GM)
デビッド・スターンズ
オーナースティーブ・コーエン
獲得タイトルワールドシリーズ優勝(2回)
リーグ優勝(5回)
地区優勝(6回)
ワイルドカード(4回)
公式サイトHP twitter Youtube
愛称メッツ

<過去5シーズンの成績>

地区順位
【ナ・リーグ東】
勝利敗戦勝率ゲーム差得点失点ポストシーズン監督
20193位8676.53111.0791737ミッキー・キャラウェイ
20204位2634.4339.0286308ルイス・ロハス
20213位7785.47511.5636668ルイス・ロハス
20222位10161.623772606ワールドカード
シリーズ敗退
バック・ショーウォルター
20234位7487.46329.0717729バック・ショーウォルター
概要

空振りに終わった大型補強から一転 ”移行期”と位置付けてチームの再構築を図る

・昨年は、オフにバーランダー、千賀を獲得するなど5億ドル規模の補強を行い、史上初の年俸総額3億ドルに到達。序盤は好スタートを切ったが、先発陣に故障者が続出し、打線もなかなか調子が上がらず徐々に低迷したことで、トレード期限に主力を続々放出してチームの解体を決断。後半戦はほぼ消化試合のような雰囲気だったが、千賀、アルバレス、マウリシオ、ビエントスらが才能の片鱗をみせた。

・オフに、低予算のブリュワーズで手腕を発揮したスターンズをGM、長くヤンキースでコーチを務めたメンドーサを新指揮官に招聘。主な補強は、セベリーノ、ベイダー、マナエアといった不振/故障からの復活を目指すタレントを短期契約で獲得する程度で、現戦力ではポストシーズン進出すら危ういのが現状。2025~26年に勝負に出るプランを描く辣腕GMが、”移行期”と位置付ける今シーズンにどの様な手腕を発揮するかに注目だ。

監督

名前カルロス・メンドーサ
生年月日1979年11月27日 (44歳)
国籍ベネズエラ
就任日2024年
<人物紹介>

・MLB史上2人目のベネゼエラ人指揮官

・09年からヤンキース傘下のチームでコーチを始め、18年からトップチームのコーチに昇格。20年からはブーン監督の下でベンチコーチを4シーズン務め、今シーズンから3年契約でメッツの監督に就任。

・現役時代は内野手として、ジャイアンツやヤンキースのマイナーチームに在籍も、13年間でメジャー昇格は一度もなかった。

移籍情報

IN
ポジション名前移籍元
投手エイドリアン・ハウザーブリュワーズ
ショーン・マナエアジャイアンツ
ルイス・セリーノヤンキース
藤浪 晋太郎 オリオールズ
外野手タイロン・テイラーブリュワーズ
ハリソン・ベイダーレッズ

OUT
ポジション名前移籍先
投手トレヴァー・ゴットアスレチックス
内野手ルイス・ギヨームブレーブス

基本フォーメーション

選手一覧

<先発>

No.名前年齢出身身長/投打昨季成績
(防御率/打率)
23デビッド・ピーターソン28コロラド州198cm/左投左打27試合3勝8敗(5.03)・17年ドラフト1位の大型サウスポー
・平均93マイルながら球威のある速球と、高速化したことで50%近い空振り率を誇るスライダーが武器で、ロングリリーフ、セットアッパー、火消し役にも対応できる
・昨年は先発として一本立ちすることが期待されたが、5月中旬の時点で防御率8点台と苦戦したことで3Aに降格も、再昇格後は防御率3点台と持ち直した
・中学2年から高校1年の間に身長が約25㎝伸びた
34千賀 滉大31愛知県185cm/右投左打29試12勝7敗(2.98)育成出身のエース
・平均155㎞/h、最速164㎞/hの弾丸ストレートと、代名詞の”お化けフォーク(ゴーストフォーク)”を高低に投げ分けて三振を量産する本格派右腕で、カッター、スライダーも投じる
・ソフトバンクに育成入団からNPBを代表する投手に成り上がり、昨年に海外FA権を行使して5年7500万ドルの大型契約で夢見たメジャー移籍を実現させると、1年目からローテーションを守り抜いてチームトップの勝利数(12)とイニング数を稼ぎ、リーグ2位の防御率2.98、大台の200奪三振を記録した
35エイドリアン・ハウザー31オクラホマ州193cm/右投右打23試合8勝5敗(4.12)
【ブリュワーズ】
・シンカー気味の速球を多投してゴロを量産する右腕
・昨年は肉離れの影響で出遅れるも、22年と比べて奪三振率・与四球率ともに改善し、7月には強力ブレーブス打線から自己最多の10Kを奪った
・オフにトレードで加入
38タイラー・メギル28カリフォルニア州201cm/右投右打25試合9勝8敗(4.70)・4シームで押す投球が持ち味で、左打者対策が課題
・昨年は先発に定着もチームの低迷もあって防御率5点台と苦戦したが、怪我無くローテーションを守って自己最多となる25先発&9勝を挙げた
・22年の開幕投手を務めた
40ルイス・セベリーノ30ドミニカ共和国188cm/右投右打19試合4勝8敗(6.65)
【ヤンキース】
・17年に14勝、18年に19勝を挙げたヤンキースの元エースながら、その後は怪我に悩まされ、完全復活を期待された昨年は自己ワーストの防御率6点台でFAとなり、オフに1300万ドルの単年契約で加入
47ジョーイ・ルケーシー31カリフォルニア州196cm/左投左打9試合4勝0敗(2.89)・カーブとチェンジアップの中間の独特な変化球”チャーブ”で知られるサウスポー
・21年夏にトミージョン手術を受け、復帰1年目の昨年は4度の昇格で9試合に登板し、4勝を挙げた
59ショーン・マネイア32インディアナ州196cm/左投右打37試合7勝6敗1S(4.44)
【ジャイアンツ】
・アスレチックスで3度の2桁勝利、18年にはノーヒットノーランを達成した技巧派で、ときに大炎上するが年30先発できるだけのスタミナを有する
62ホセ・キンタナ34コロンビア185cm/左投右打13試合3勝6敗(3.57)・リリーフとして8球団を渡り歩いたベテラン左腕
・22年に被本塁打率MLB1位&自己ベストの防御率2.93を記録したことでメッツと2年契約を結ぶも、昨年は疲労骨折の影響で出遅れ、8月には安定した投球を披露するも勝ち運に恵まれず、13先発でわずか3勝に終わった

<ブルペン>

0アダム・オタヴィーノ38ニューヨーク州196cm/右投両打66試合1勝7敗12S(3.21)・衰え知らずの鉄腕
・ブーメランのように大きく曲がるスライダーが武器
・20年を除けば6年連続で60試合以上に登板し、D・ロバートソンが去ったあとは抑えを務めた
19藤浪 晋太郎30大阪府198cm/右投右打34試合5勝8敗(8.57)
【アスレチックス】
30試合2勝0敗(4.85)
【オリオールズ】
・日本人最速投手
・160㎞越えの直球を投じるほどの高い潜在能力を誇るが、制球難が課題
・昨年に夢だったMLBに移籍するも、序盤は先発で大乱調だったが、救援への配置転換とフォームの修正により制球が安定し、オリオールズに移籍するとセットアッパーやクローザーの役割を託されてリーグ優勝を経験するなどして計64試合に登板した
・オフに単年契約で加入
25ブルックス・レイリー36テキサス州190cm/左投左打66試合1勝2敗3S(2.80)・韓国リーグで先発として実績を積み、MLB復帰後はリリーフとして活躍する技巧派サウスポー
・スイーパーを武器に、シンカー、チェンジアップを投じる
・昨年は安定感のある投球でシーズン途中からセットアッパーに昇格し、チーム最多の66登板でリーグ5位の25ホールを挙げた
39エドウィン・ディアス30プエルトリコ190cm/右投右打救援投手史上最高額の守護神
・平均160㎞弱の豪速球と伝家の宝刀である高速スライダーの2つの球種を駆使し、驚異的なペースで三振の山を築く
・22年には61登板で32セーブ、防御率1.31、118奪三振と圧巻のピッチングを披露し、5年1億200万ドル(136億円)の大型契約を結んだが、WBCで右膝の膝蓋腱断裂の大怪我を負い、昨年はシーズンを全休した
・登場曲は「Narco」
40ドルー・スミス30テキサス州188cm/右投右打62試合4勝6敗3S(4.15)・スピン量の多い直球とスライダーで三振を量産す豪腕リリーフ
・22年に頼れるセットアッパーに成長も、昨年は6月に粘着物質使用の疑いで1球も投げないまま退場し、10試合の出場停止処分を受けたが、自己最多の62試合に登板
50フィル・ビックフォード28カリフォルニア州193cm/右投右打36試合2勝3敗(5.14)
【ドジャース】
25試合3勝2敗1S(4.62)
・フォーシームとスライダーで打者を捻じ伏せ、3年連続で55試合に登板中
・2度のドラフト1位指名を受け、プロ入り後は伸び悩んでいたが、21年にドジャースに加入してから覚醒し、23年8月に金銭トレードで加入
51マイケル・トンキン34カリフォルニア州201cm/右投右打45試合7勝3敗1S(4.28)
【ブレーブス】
・ツインズで5年プレーした後に日本ハムに1年在籍し、マイナリーグや独立リーグを経て、昨シーズンに6年ぶりにMLBに復帰すると、ロングリリーフをこなすブレーブスの貴重な中継ぎとして7勝を挙げ、メジャー初セーブも記録した
52ホルヘ・ロペス31プエルトリコ191cm/右投右打37試合4勝2敗3S(5.09)
【ツインズ】
12試合2勝0敗(9.26)
【マーリンズ】
12試合0勝0敗(5.25)
【オリオールズ】
・球界屈指の速度を誇るシンカーでゴロを量産し、カーブも強力
・3年連続で防御率6点台、21年に14敗するなど先発として不発だったが、22年にリリーフに転向すると好成績を収めてオールスターに出場し、移籍を繰り返しながら2年連続で60試合に登板
・2015年のMLBデビューから6球団を渡り歩き、シーズン途中移籍を4度経験

<捕手>

2オマー・ナルヴァエス32ベネズエラ180cm/右投左打49試合2本7打点(.211)・19年に22ホーマーを放ってから打撃は下降気味だが、フレーミング技術に定評があり、同胞アルバレスの師匠役も担う
・21年にオールスターに選出された
4フランシスコ・アルバレス22ベネズエラ178cm/右投右打123試合25本63打点(.209)・若き正捕手
・圧倒的なパワーが持ち味の最高級プロスペクトとして育てられ、選球眼も秀逸
・序盤にナルヴァエズに代わってスタメンを任されると、低打率ながら25ホーマーを放つなどパワーを発揮し、守備でもフレーミングで高い評価を受けた

<内野手>

1ジェフ・マクニール31カリフォルニア州185cm/右投左打156試合10本55打点(.270)・22年に球団史上11年ぶりに首位打者に輝いたコンタクトヒッターで、優れたバットコントロールで守備シフトの穴を突き、三振が少ない
・昨年は首位打者(.326)を獲得した22年から打率を6分近く落としたが、左肘の痛みを抱えながら自己最多の156試合に出場
12フランシスコ・リンドー30プエルトリコ180cm/右投両打160試合31本98打点(.254)5ツールを備えたスター遊撃手
・22年に26本塁打&107打点を記録し、ショートして球界最高峰の守備力を誇るが、2年連続で三振数が自己ワーストを更新するなど粗さが増している
・昨年はWBCでの活躍と裏腹にシーズン序盤は低調だったものの、終わってみれば球団史上4人目となる30-30を達成と孤軍奮闘し、リーグ6位のbWAR6.0を記録した
・気さくな性格で、愛称は”ミスター・スマイル”
13ジョーイ・ウェンドル34デラウェア州185cm/右投左打112試合2本20打点(.212)
【マーリンズ】
・ファースト以外の内野の全ポジションで攻守を披露し、広角に打球を放つ
・18年にレイズで最低年俸ながら打率3割と活躍し、21年には11ホーマーを放ってオールスターに出場も、マーリンズでは打撃面で苦戦したが、便利なユーティリティーとして単年契約で加入
20ピート・アロンゾ29フロリダ州190cm/右投右打154試合46本118打点(.217)MLB1年目で本塁打王に輝いた長距離砲
・デビューから5年で192本塁打を放ったパワーと、22年に球団記録の131打点を稼いだ勝負強さが魅力で、三振率も低い
・昨年は4月に史上二番目の速さで通算150号に到達し、夏場にはトレードの噂が出たものの残留して46本塁打(リーグ3位)を放ったが、打率は自己ワーストとなる打率.217と安定感を欠いた
・愛称は”ポーラーベアー(ホッキョクグマ)”
22ブレット・ベイティ24テキサス州190cm/右投左打108試合9本34打点(.212)・スムーズなスイングから長打を放つ19年ドラフト1位の有望株
・昨年はサードの一番手に定着も、攻守両面で苦戦し、マイナー落ちも経験
・22年にメジャー初打席でホームランを放った

<外野手>

6スターリング・マーティ35ドミニカ共和国185cm/右投右打86試合5本28打点(.248)・5ツール健在のベテラン外野手
・走攻守の総合力が魅力で、通算7回も2桁本塁打&盗塁を記録も、近年は故障がち
・昨年は両股関節の手術による痛みを抱えながらプレーしたことで自己ワーストの打率、OPS、bWARを記録し、一足早くシーズンを終えた
9ブランドン・ニモ31ワイオミング州190cm/右投左打152試合24本68打点(.274)ハッスル核弾頭
・抜群の選球眼を武器に打線を牽引するリードオフマンとして出塁率4割前後を期待でき、足も速く、常に全力プレーで会場を沸かせる
・8年1億6200万ドルの大型契約の1年目は、チーム1位の出塁率(.363)、本塁打数も20本台に乗せたが、DRSがマイナスに転落するなど、全体としてはまずまずの成績だった
15タイロン・テイラー30カリフォルニア州183cm/右投右打81試合10本35打点(.234)
【ブリュワーズ】
・3年連続2桁ホームランのパワーと、MLBデビューから失策”0”の守備力が売りで、外野の全ポジションをこなせるが、出塁率の低さが課題
・22年にはブリュワーズで17本塁打を放ったが、昨年はOPS.713と低迷し、第4の外野手としてトレードで加入
29DJ・スチュワート30フロリダ州183cm/右投左打58試合11本26打点(.244・パワーが特徴だが、左投手が苦手
・15年にオリオールズからドラフト1位で指名され、17年にはマイナーで20本-20盗塁を達成し、21年にはMLBで12ホーマーを記録も翌年には解雇されたが、昨年にマイナー契約で加入すると、初昇格した7月からだけで11本塁打を記録した
44ハリソン・ベイダー30ニューヨーク州183cm/右投右打84試合7本37打点(.240)
【ヤンキース】
14試合0本3打点(.161)
【レッズ】
・フィールドを駆け回る突貫小僧
・広い守備範囲とダイビングキャッチを武器に21年にはゴールデングラブを受賞し、3度の10本塁打や22年にポストシーズンだけで5ホーマーを放つなど意外なパワーを秘める
・センターの守備に関してはMLBトップクラスも、ケガの多さが課題
・複数年契約を勝ち取るために単年契約で加入

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