【無料選手名鑑】インテルナツィオナーレ・ミラノ【2023/24 チーム/選手/監督紹介】

セリエA
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基本情報

創立1908年
本拠地ミラノ
スタジアムスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ
【通称:サン・シーロ】
(収容人数 8万18人)
監督シモーネ・インザーギ
会長スティーブン・チャン
公式サイトHP twitter Youtube
愛称ネラッズーリ
ビッショーネ

<過去5シーズンの成績>

セリエA
【優勝19回】
欧州カップ戦
【CL優勝3回】
【EL優勝3回】
コッパ・イタリア
【優勝9回】
監督
18/194位CL/グループステージ敗退
EL/ベスト16
ベスト8スパレッティ
19/202位CL/グループステージ敗退
EL/準優勝
ベスト4コンテ
20/21優勝CL/グループステージ敗退ベスト4コンテ
21/222位CL/ベスト16優勝S・インザーギ
22/233位CL/準優勝優勝S・インザーギ
概要

多くの主力が抜けながら低予算で戦力を維持 セリエA制覇と再びCLでの躍進を目指す

・昨季は、序盤の躓きと2月末~4月半ばの失速といった2度の停滞期がありながら最終盤に持ち直してリーグ戦では3位を確保すると、カップ戦では勝負強さを発揮してスーカーカップとコッパ・イタリアを制し、チャンピオンズリーグは準優勝と、トータルで評価すればポジティブなシーズンとなった。

・夏の移籍市場では、GKオナナ、MFブロゾビッチ、FWルカク、ジェコ、DFゴゼンスといった多数の主力を手放したものの、フリーでFWテュラム、サンチェス、MFクアドラード、クラーセン、レンタル契約でMFフラッテージ、移籍金をかけてDFパバール、ビセック、GKゾマーを獲得するなど、最低限の費用で戦力の維持に成功した。

監督

名前シモーネ・インザーギ
生年月日1976年4月5日(47歳)
国籍イタリア
就任日2021年6月
<人物紹介>

・コンテの後を継いだイタリア人指揮官

・コンテから【3-5-2】システムを引き継ぎながらも、①攻撃の起点を前線へのロングボールから後方からのビルドアップに切り替えてポゼッションを植え付ける、②左右のCBを積極的に攻め上がらせる、③チームの重心を高く設定してハイプレスを仕掛ける、④両WBを活かしたサイドアタックや中央の連携などラスト30ⅿで多彩な攻撃のバリエーションを構築、⑤ゴール前に多くの人数を送り込むなど、攻守両面でアグレッシブなスタイルを浸透させた。

・11年に渡って年代別チームからトップチームまで率いたラツィオとの契約延長を破棄して、21年6月にコンテの後任としてインテルの指揮官に就任。1年目からスクデットを争い最終節まで演じ、スーペルコッパとコッパ・イタリアの2冠を獲得。戦力が上乗せされたことでスクデット奪還が事実上の”義務”となった昨季は、2度の低迷期を乗り切ってセリエAは3位ながらもコッパ・イタリアとスーパーカップを連覇し、CLはファイナル進出に導いた。

・現役時代は、長身の素早いストライカーとして当初はセリエCでプレーしたが、98/99季にセリエAで15得点を記録すると、その後はラツィオに11シーズン在籍して引退。

・兄は現役時代に世界的なストライカーだったフィリッポ・インザーギで、現在はセリエBのレッジーナを指揮。幼少期にはザクのフィギュアを取り合って喧嘩していた。

移籍市場

IN
ポジション名前移籍元移籍金
GKラファエレ・ジェンナーログッビオ
ヤン・ゾマーバイエルン675万€
エミル・アウデーロサンプドリア
DFヤン・ビセックオーフス700万€
バンジャマン・パバールバイエルン3000万€
MFダビデ・フラッテージサッスオーロ600万€
(レンタル料)
カルロス・アウグストモンツァ
ダフィ・クラーセンアヤックス
ステーファノ・センシモンツァ
ルシアン・アグメトロワ
ファン・クアドラードユベントス
FWマルクス・テュラムボルシアMG
マルコ・アルナウトビッチボローニャ
アレクシス・サンチェスマルセイユ

OUT
ポジション名前移籍先移籍金
GKサミル・ハンダノビッチ未定
アレックス・コルダズ未定
アンドレ・オナナマンチェスター・U5250万€
DFミラン・シュクリニアルPSG
ダウベルト未定
ダニーロ・ダンブロージオモンツァ
マッティア・ザノッティザンクト・ガレン
アレッサンドロ・ファンタナザーロコゼンツァ
MFマルセロ・ブロゾビッチアル・ナスル1800万€
ロビン・ゴゼンスウニオン・ベルリン1300万€
ロベルト・ガリアルディーニモンツァ
ラウル・ベッラノーバカリアリ➡
トリノ
バレンティン・カルボーニモンツァ
FWエディン・ジェコフェネルバフチェ
ホアキン・コレアマルセイユ200万€
(レンタル料)
ロメロ・ルカクチェルシー➡
ローマ

基本フォーメーション

選手一覧

<GK>

No.名前年齢国籍身長/利き足昨季成績
(得点)
1ヤン・ゾマー34スイス183cm/右10試合
【ボルシアMG】
19試合
【バイエルン】
・スイスが誇る世界屈指のGK
・超人的な反射神経に俊敏性に優れた動作、絶妙なポジショニングでシュートを次々に弾き出し、PK職人としても名高い
・昨季は冬に重傷を負ったノイアーの代役としてブンデス11連覇に貢献したが、時折ミスを犯して批判されるなど本領を発揮できなかった
・オナナ、ハンダノビッチに代わる守護神として約9億円の移籍金で完全移籍
12ラファエレ・ディ・ジェンナーロ29イタリア188cm/右30試合
【セリエC】
・下部組織出身の第3GK候補
・優れたフィジカルと反射神経を備え、低弾道のシュートに強い
・02年にインテルのユースアカデミーに加入してから18/19季まで在籍し、その後はセリエCのクラブを渡り歩いていたが、コルダズの退団を受けて5シーズンぶりに帰還
77エミル・アウデーロ27イタリア190cm/右25試合
【サンプドリア】
・実力十分のセカンドGK
・ベテラン並みの安定感を誇り、守備範囲の広さと鋭い反射神経でビックセーブを連発する
・インドネシアで生まれ、11歳でユベントスのユースに加入すると、18/19季からはサンプドリアの正守護神を務め、今夏にレンタル契約で加入

<DF>

6ステファン・デ・フライ31オランダ189cm/右27試合
(1)
・3バックのマエストロ
・最終ラインの統率に秀で、相手に激しく対応しながらファウルを犯すことなくボールを奪うなど、セリエAでも屈指のDFとして高い評価を受ける
・年々スタメン起用が減っているが、7月に契約を25年まで延長した
・特技はピアノで芸術にも精通し、心理学や呼吸法も学んでいる
15フランチェスコ・アチェルビ35イタリア192cm/左31試合・最終ラインに君臨する老獪CB
・空中戦に圧倒的な強さを誇り、ハードなタックルや円熟味のある駆け引きなど、総合的に守備力が高い
・ラツィオサポーターと衝突し、サッリ監督からも構想外の扱いを受けたことで、昨季に移籍期間ギリギリでレンタル加入すると、入団1年目からデ・フライを差し置いて守備の要として公式戦49試合に出場
・CLではハーランドを抑え込んだ
28バンジャマン・パバール26フランス186cm/右30試合
(4)
【バイエルン】
レ・ブルーの守備職人
・的確なポジショニングに定評のある堅実な守備対応で相手を封じ込め、高精度のクロスを武器に攻撃面でも効果的なプレーができ、稀に豪快なミドルを決めるなど得点力も魅力
・昨季はケガなく公式戦43試合に出場して、CBと右SBをハイレベルでこなし、キャリアハイの公式戦7ゴールを奪った
・今夏にシュクリニアルの後釜として最大51億円の移籍金で完全移籍
31ヤン・オーレル・ビセック22ドイツ196cm/右32試合
(4)
【オーフム】
・掘り出し物の大型CB
・長身と屈強なフィジカルを武器に相手アタッカーを粉砕するなど対人戦で高い勝率を誇り、高い推進力を活かした攻め上がりといった攻撃的なプレーで異彩を放つ
・FCケルンの下部組織出身で、17/18季に16歳でトップチームデビューを飾ったが、それ以降はレンタル移籍で3か国を渡り歩いて、昨季デンマークで覚醒
・U-21欧州選手権ではドイツ代表のキャプテンを務めた
32フェデリコ・ディマルコ25イタリア175cm/左33試合
(4)
”左サイドの鉄人”
・緩急あるドリブル突破で左サイドを深く抉れば、高精度のクロスや神出鬼没の攻撃参加で決定的な違いを創り出すチャンスメーカーで、3バックの左も務められる
・昨季は公式戦50試合に出場して6G10Aとペリシッチの穴を埋めた
・2歳の頃からインテリスタで、04年から下部組織に所属
36マッテオ・ダルミアン33イタリア182cm/右31試合
(1)
・攻守で高いクオリティーを保証する”隠れた名脇役”
・積極的に周囲と連携して攻撃に厚みをもたらす一方、戦術インテリジェンスと豊富な運動量で守備でも安定感を提供する
・途中出場からでも即座に適応でき、昨季も貴重なバックアッパーとして両WB、CBを難なくこなした
・ACミランの下部組織出身で、マンチェスター・Uでもプレーし、セリエAでは230試合以上に出場している
95アレッサンドロ・バストーニ24イタリア190cm/右29試合”イタリア国産の壁”
・長身ながらスピードと俊敏性を高いレベルで備え、的確な読み・カバーリング・1対1の強さ・クリーンなボール奪取など、圧倒的な守備力の高さを誇る
・長短のパスを散らしてビルドアップを担うだけでなく、自らドリブルで敵陣奥深くまで進攻し、ラストパスやシュートでチャンスを演出できる
・昨季は守備でのミスが目立ったが、ディマルコとの息の合った攻撃参加で6Aを記録
・アタランタの下部組織出身ながら熱烈なインテル愛を公言し、契約を28年まで延長した

<MF>

2デンゼル・ドゥムフリース27オランダ188cm/右34試合
(1)
“右サイドのダイナモ”
・野獣のような身体能力を誇り、オーバーラップでシャドーストライカーのように振る舞って攻撃に厚みをもたらせば、体を張って守備もこなす血気盛んなSB
・昨季はW杯で全試合に出場しながら公式戦51試合に出場して7Aを記録
・18歳までアマチュアのクラブに所属していた超遅咲き
5ステファノ・センシ28イタリア168cm/右28試合
(3)
【モンツァ】
・イタリア人屈指の小柄なテクニシャン
・小回りを利かせた身のこなしと正確な長短のパス捌きで攻撃の組み立ての核となる司令塔タイプながら、ドリブル突破からシュートを放つなど多彩な選択肢でチャンスメイクできる
・サッスオーロでブレイクを遂げるも、インテルでは度重なるケガで定位置を確保できずにいたが、昨季はレンタル移籍したモンツァで主力を担った
7フアン・クアドラード35コロンビア179cm/右31試合
(3)
【ユベントス】
・右サイドのベテラン切り込み隊長
・元はウインガーだったことからリスクを厭わずにドリブル突破を仕掛けて攻撃を活性化し、90分に渡って上下動を繰り返しつつ守備の強度も高い
・ユベントスで通算300試合以上に出場した功労者だが、今夏に契約を満了してインテルに電撃加入
14ダフィ・クラーセン31オランダ179cm/右33試合
(8)
【アヤックス】
・オランダの多芸なミットフィルダー
・ゲームの流れを読む能力に長け、丁寧にパスを捌きつつ巧みなフリーランでチャンスを演出し、ゴール前ではラストパスと絶妙なワンタッチシュートで見せる
・長らくアヤックスで活躍し、プレミアリーグやブンデスリーガでのプレー経験もあるなど実績十分
・移籍市場最終日にフリーで加入
16ダビデ・フラッテージ24イタリア178cm/右36試合
(7)
【サッスオーロ】
・”電光石火のインクルソーレ(攻撃的MF)”
・豊富な運動量を武器に広い範囲に顔を出してプレスに励みつつ、攻撃時には積極的に前線に駆け上がり傑出した得点力でフィニッシュに絡むなど、攻守で推進力をもたらす逸材
・ローマのユース出身で、21/22季にブレイクを遂げ、今夏に総額2700万€の買い取り義務付きでレンタル加入
・昨季にインテルから2ゴールを奪った
20ハカン・チャルハノール29トルコ178cm/右33試合
(3)
・欧州屈指のキック精度を誇る”トルコのテクニシャン”
・正確無比を誇る多彩なパスで攻撃のリズムを創り出せば、中盤の底でビルドアップも統率できる万能MFで、プレスや粘り強い守備などハードワークも怠らない
・正確無比なセットプレーでのキックやミドルシュートで相手の脅威となる
・入団1年目はエリクセンの抜けた穴を完璧に全し、2年目の昨季はブロゾビッチに代わるレジスタとして新境地を開拓した
・トルコ代表ではキャプテンを務める
21クリスティアン・アスラーニ21アルバニア175cm/右20試合”ブロゾビッチの後継者”と期待される未来の司令塔
・高いゲームメイク力と豊富な運動量を備え、最終ラインからボールを引き出してビルドアップの核になる一方、的確な読みでスペースをケアして攻守のバランスを担保する優れた戦術眼の持ち主
・今季はブロゾビッチ退団をチャンスに出来るか注目
・エンポリの下部組織出身
22ヘンリク・ムヒタリアン34アルメニア177cm/両31試合
(3)
・アルバニア代表の技巧派MF
・優れた攻撃センスを活かしてラスト30ⅿで決定的な”違い”を創り出し、パス・ドリブル・シュートの全てを高水準で備えながら、守備でもハードワークを惜しまない
・昨季にバレッラ、チャルハノール、ブロゾビッチのバックアッパー役として加入しながら、公式戦49試合に出場してMVP級の活躍をみせた
・8か国語を話せる
23ニコロ・バレッラ26イタリア175cm/右35試合
(6)
・カルチョが誇る”欧州屈指のダイナモ”
・世界最高水準の機動力と戦闘力を活かしてあらゆる局面に顔を出し、優れたテクニック、ビジョン、ドリブル突破で”違い”を生み出せば、強い闘争心でプレスにも奔走するなど、攻守で絶大な存在感を放つ完璧に近いミットフィルダー
・昨季も公式戦52試合に出場して9G10Aと高次元のパフォーマンスを披露してセリエA最優秀MFに選ばれた
・メガクラブ垂涎の存在で、退団した場合の損失は計り知れない
30カルロス・アウグスト25ブラジル184cm/左35試合
(6)
【モンツァ】
・左WBの2番手
・エネルギッシュに左サイドを駆け回り、強気なコンタクトでボールを奪えば、正確なクロスで供給するだけでなく、大胆不敵にゴール前に侵入して得点も奪うことができる
・ブラジルのコリンチャンスで育ち、20/21季からモンツァの主力としてセリエA昇格に貢献すると、昨季はリーグ戦6G5Aと結果を残し、今夏に買い取り条件付きのレンタル契約で加入
42リュシアン・アグメ22フランス185cm/右15試合
【トロワ】
・守備的MFの有望株
・中盤で長い手足を駆使してボールを刈り取れば、冷静かつ緻密なテクニックでボールを失わずにパスを散らして中盤に落ち着きを与える
・フランスの下位クラブとインテルのユースで育成され、17歳でトップチームデビューを飾ると、3季連続レンタル移籍で経験を積み、今シーズンは残留

<FW>

8マルコ・アルナウトビッチ35オーストリア192cm/両21試合
(10)
【ボローニャ】
・円熟のオーストリア代表FW
・長身を活かしたポストプレーで前線の起点となれば、豪快なフィニッシュワークでゴールを奪いにいく点取り屋
・かつてはイブラヒモヴィッチ2世とも称され、今までに計5リーグで7チームを渡り歩き、ボローニャでは2シーズンで25Gを記録すると、今夏にレンタル契約で13季ぶりに復帰
9マルクス・テュラム26フランス192cm/右30試合
(13)
【ボルシアMG】
・偉大な父を持つフィジカルモンスター
・大柄なフィジカルに似合わぬパワー・スピード・技術を備えながら、戦術インテリジェンスの高さも光るモダンなCFで、中盤に下がりビルドアップに絡んで局面を前に進めるプレーが特徴
・昨季はボルシアMG不動のエースとしてキャリアハイとなる13G6Aを記録し、カタールW杯でも2Aをマークした
・ACミラン入りが噂されたが、移籍金0でインテルに完全移籍
・父もフランス代表で98年W杯優勝メンバー
10ラウタロ・マルティネス25アルゼンチン174cm/右38試合
(21)
”ネラッズーリの象徴”
・パワー、底知らずの運動量、鋼のメンタルを兼ね備え、鋭い動き出しで相手のマークを外せば、迷いのない豊富なフィニッシュワークでゴールを量産するチーム随一の得点源で、隙あらばボール奪取を狙うなど守備も抜け目ない
・昨季はカタールW杯で6試合に出場しながら、クラブの全試合に出場して28G11Aと不動のエースとしての座を確立した
・今季から主将に就任した
・”エル・トロ(雄牛)”や”ザ・ブル”が愛称
70アレクシス・サンチェス34チリ169cm/右35試合
(14)
【マルセイユ】
・経験豊富なチリの英雄
・前線のどのポジションでもその独創性を発揮して点取り屋としてもパサーとしても活躍でき、守備時も積極的にチェイシングを行う
・名だたるビッククラブを渡り
歩いた点取り屋、昨季はマルセイユで公式戦18G3Aとチームを牽引し、今夏に1年契約で2季ぶりに復帰
・チリ代表の最多出場と最多得点の記録を保持

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