基本情報
創立 | 1908年 |
本拠地 | ミラノ |
スタジアム | スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ 【通称:サン・シーロ】 (収容人数 8万18人) |
監督 | シモーネ・インザーギ |
会長 | ジュゼッペ・マロッタ |
公式サイト | HP twitter Youtube |
愛称 | ネラッズーリ ビッショーネ |
<過去5シーズンの成績>
セリエA 【優勝20回】 | 欧州カップ戦 【CL優勝3回】 【EL優勝3回】 | コッパ・イタリア 【優勝9回】 | 監督 | |
19/20 | 2位 | CL/グループステージ敗退 EL/準優勝 | ベスト4 | コンテ |
20/21 | 優勝 | CL/グループステージ敗退 | ベスト4 | コンテ |
21/22 | 2位 | CL/ベスト16 | 優勝 | S・インザーギ |
22/23 | 3位 | CL/準優勝 | 優勝 | S・インザーギ |
23/24 | 優勝 | CL/ベスト16 | ベスト16 | S・インザーギ |
CLでは惜敗も国内リーグでは他を圧倒 新戦力を加えてCL制覇を目論む
・昨季は、既存の【3-5-2】システムに新戦力が相乗効果をもたらし、開幕から連勝街道を歩んで首位を独走。CLはアトレティコに惜敗してベスト16で姿を消したが、それによりターンオーバーなしで国内リーグに臨むことができ、22/23季に比べて勝点22、得点と失点が共にリーグトップを記録するなど攻守に圧倒的な完成度の高さを示して、3季ぶりのスクデット獲得とスーペル・コッパ制覇の2冠を達成した。
・今夏には、オーナー企業が交代したことでマロッタCEOが会長に昇任。GKゾマーの後釜としてJ・マルティネスを約25億円で、FWタレミ、MFジエリンスキをフリーで獲得。主力がほぼ残留し、セリエA屈指の選手層を誇る今季は、セリエA2連覇とCL制覇の偉業に挑む。
監督
名前 | シモーネ・インザーギ |
生年月日 | 1976年4月5日(48歳) |
国籍 | イタリア |
就任日 | 2021年6月 |
・コンテの後を継いだイタリア人指揮官
・コンテから【3-5-2】システムを引き継ぎながらも、①攻撃の起点を前線へのロングボールから後方からのビルドアップに切り替えてポゼッションを植え付ける、②左右のCBを積極的に攻め上がらせる、③チームの重心を高く設定してハイプレスを仕掛ける、④両WBを活かしたサイドアタックや中央の連携などラスト30ⅿで多彩な攻撃のバリエーションを構築、⑤ゴール前に多くの人数を送り込むなど、攻守両面でアグレッシブなスタイルを浸透させ、高い完成度を誇る。
・11年に渡って年代別チームからトップチームまで率いたラツィオとの契約延長を破棄して、21年6月にコンテの後任としてインテルの指揮官に就任。1年目からスクデットを争い最終節まで演じ、スーペルコッパとコッパ・イタリアの2冠、2年目にはCL決勝進出、昨季には監督として初めてスクデット制覇を成し遂げた。
・現役時代は、長身の素早いストライカーとして当初はセリエCでプレーしたが、98/99季にセリエAで15得点を記録すると、その後はラツィオに11シーズン在籍して引退。
・兄は現役時代に世界的なストライカーだったフィリッポ・インザーギで、現在はセリエBのレッジーナを指揮。幼少期にはザクのフィギュアを取り合って喧嘩していた。
移籍市場
基本フォーメーション
選手一覧
<GK>
No. | 名前 | 年齢 | 国籍 | 身長/利き足 | 昨季成績 (得点) | ||
1 | ヤン・ゾマー | 34 | スイス | 183cm/右 | 10試合 | ・スイスが誇る世界屈指のGK ・超人的な反射神経に俊敏性に優れた動作、絶妙なポジショニングでシュートを次々に弾き出し、PK職人としても名高く、ビルドアップの起点にもなれる ・ボルシアMG、バイエルンでゴールマウスを守り、昨季にオナナに代わる守護神として加入し、リーグ1位のセーブ率とクリーンシート数を記録 | |
12 | ラファエレ・ディ・ジェンナーロ | 31 | イタリア | 188cm/右 | 1試合 | ・下部組織出身の第3GK候補 ・優れたフィジカルと反射神経を備え、低弾道のシュートに強い ・02年にインテルのユースアカデミーに加入してから18/19季まで在籍し、その後はセリエCのクラブを渡り歩いていたが、23年夏にコルダズの退団を受けて5シーズンぶりに帰還 ・昨シーズン最終節にキャリアで初めてセリエAに出場 | |
13 | ジョゼップ・マルティネス | 26 | スペイン | 191cm/右 | 36試合 【ジェノア】 | ・未来の守護神候補 ・長身ながらラ・マシア出身らしく足下の柔軟性があり、セーブやハイボール処理も安定している ・ラ・マシアからラス・パルマス、RBライプツィヒを渡り歩き、22/23季にレンタル移籍先のジェノアで正GKの座を勝ち取って昇格に貢献し、今夏にゾマーの後釜として約20億円で完全移籍 |
<DF>
6 | ステファン・デ・フライ | 31 | オランダ | 189cm/右 | 25試合 (1) | ・控えのオランダ代表CB ・最終ラインの統率に秀で、相手に激しく対応しながらファウルを犯すことなくボールを奪うなど、セリエAでも屈指のDFとして高い評価を受ける ・年々スタメン起用が減っているが、貴重なCBのバックアッパーとして重宝されている ・特技はピアノで芸術にも精通し、心理学や呼吸法も学んでいる | |
15 | フランチェスコ・アチェルビ | 36 | イタリア | 192cm/左 | 29試合 (3) | ・最終ラインに君臨する老獪CB ・空中戦に圧倒的な強さを誇り、ハードなタックルや円熟味のある駆け引きなど、総合的に守備力が高い ・サッスオーロ、ラッツィオで主力を担い、22/23季から30代半ばにしてデ・フライを差し置いて守備の要として最終ラインを統率する | |
28 | バンジャマン・パバール | 28 | フランス | 186cm/右 | 23試合 | ・レ・ブルーの守備職人 ・的確なポジショニングに定評のある堅実な守備対応で相手を封じ込め、高精度のクロスを武器に攻撃面でも効果的なプレーができ、稀に豪快なミドルを決めるなど得点力も魅力 ・バイエルンで万能DFとして活躍し、昨季にシュクリニアルの後釜として最大51億円で加入すると、3バックの右で堅守に貢献した | |
31 | ヤン・オーレル・ビセック | 23 | ドイツ | 196cm/右 | 16試合 (2) | ・掘り出し物の大型CB ・長身と屈強なフィジカルを武器に相手アタッカーを粉砕するなど対人戦で高い勝率を誇り、高い推進力を活かした攻め上がりといった攻撃的なプレーで異彩を放つ ・FCケルンの下部組織出身で、3カ国へのレンタル移籍を経て22/23季にデンマークで覚醒し、昨季に将来のレギュラー候補として獲得 | |
32 | フェデリコ・ディマルコ | 27 | イタリア | 175cm/左 | 30試合 (5) | ・”左サイドの鉄人” ・緩急あるドリブル突破で左サイドを深く抉れば、高精度のクロスや神出鬼没の攻撃参加で決定的な違いを創り出すチャンスメーカーで、3バックの左も務められる ・2歳の頃からインテリスタで、04年から下部組織に所属し、ペリシッチ退団後に左WBのレギュラーとして君臨 | |
36 | マッテオ・ダルミアン | 35 | イタリア | 182cm/右 | 33試合 (2) | ・”隠れた名脇役” ・積極的に周囲と連携して攻撃に厚みをもたらす一方、戦術インテリジェンスと豊富な運動量で守備でも安定感を提供する ・ACミランの下部組織出身で、マンチェスター・Uでもプレーし、インテルではCBと両WBを難なくこなすマルチロールとして重宝されている | |
95 | アレッサンドロ・バストーニ | 24 | イタリア | 190cm/右 | 28試合 (1) | ・”イタリア国産の壁” ・長身ながらスピードと俊敏性を高いレベルで備え、的確な読み・カバーリング・1対1の強さ・クリーンなボール奪取など、圧倒的な守備力の高さを誇り、自らドリブルで敵陣奥深くまで進攻してチャンスを演出できる ・アタランタの下部組織出身ながら熱烈なインテル愛を公言している |
<MF>
2 | デンゼル・ドゥムフリース | 28 | オランダ | 188cm/右 | 31試合 (4) | ・“右サイドのダイナモ” ・野獣のような身体能力を誇り、オーバーラップでシャドーストライカーのように振る舞って攻撃に厚みをもたらせば、体を張って守備もこなす血気盛んなSB ・18歳までアマチュアクラブに所属していた超遅咲きで、21/22季からハキミの後釜として右SBの一番手を担う | |
7 | ピオトル・ジエリンスキ | 30 | イタリア | 180cm/右 | 28試合 (3) 【ナポリ】 | ・ボールを自在に操るポーランド代表MF ・高水準のサッカーIQ、テクニック、フィジカル、運動量を併せ持ち、状況に応じた最適なプレーで攻撃を活性化させれば、正確なミドルシュートや前線への飛び出しからゴールも奪える ・ナポリで364試合に出場し、今季にフリーで加入 | |
16 | ダビデ・フラッテージ | 25 | イタリア | 178cm/右 | 32試合 (6) | ・”電光石火のインクルソーレ(攻撃的MF)” ・豊富な運動量を武器に広い範囲に顔を出してプレスに励みつつ、攻撃時には積極的に前線に駆け上がり傑出した得点力でフィニッシュに絡むなど、攻守で推進力をもたらす逸材 ・ASローマのユース出身で、3度のレンタル移籍を経てサッスオーロで評価を上げ、昨季にレンタル契約で加入して途中出場が大半ながら公式戦8G7A結果を残すと、今夏に約48億円で完全移籍 | |
17 | タジョン・ブキャナン | 25 | カナダ | 183cm/右 | 12試合 (2) 【ベルギー1部】 10試合 (1) 【インテル】 | ・セリエA初のカナダ人プレイヤー ・爆発的なスプリントを活かして縦にも斜めにも打開できるチャンスメーカーで、両WBで起用できる ・昨季にクアドラードの長期離脱を受けてシーズン途中に約11億円の移籍金で加入 | |
20 | ハカン・チャルハノール | 30 | トルコ | 178cm/右 | 32試合 (13) | ・”インテルの頭脳” ・中盤の底から欧州屈指の正確無比なパス捌きでビルドアップを統率し、FKやミドルシュートで相手のゴールを脅かせば、プレスや粘り強い守備などフィルター役としてハードワークも怠らないレジスタ ・入団1年目はエリクセンの抜けた穴を完璧に埋め、2年目からはブロゾビッチに代わるレジスタとして新境地を開拓し、昨季はPK成功率が100%(10/10)だった ・トルコ代表ではキャプテンを務める | |
21 | クリスティアン・アスラーニ | 22 | アルバニア | 175cm/右 | 23試合 (1) | ・未来の司令塔候補 ・高いゲームメイク力と豊富な運動量を備え、最終ラインからボールを引き出してビルドアップの核になる一方、的確な読みでスペースをケアして攻守のバランスを担保する優れた戦術眼の持ち主 ・エンポリの下部組織出身で、将来のアンカー役として途中出場で経験を積む | |
22 | ヘンリク・ムヒタリアン | 35 | アルメニア | 177cm/両 | 36試合 (2) | ・アルバニア代表の技巧派MF ・優れた攻撃センスを活かしてラスト30ⅿで決定的な”違い”を創り出し、パス・ドリブル・シュートの全てを高水準で備えながら、守備でもハードワークを惜しまない ・ドルトムント、マンチェスター・U、アーセナル、ASローマでプレーした実力者で、22/23季に控えとして加入しながら替えの効かない中盤の一角として君臨 ・8か国語を話せる | |
23 | ニコロ・バレッラ | 27 | イタリア | 175cm/右 | 37試合 (2) | ・”欧州屈指のダイナモ” ・世界最高水準の機動力と戦闘力を活かしてあらゆる局面に顔を出し、優れたテクニック、ビジョン、ドリブル突破で”違い”を生み出せば、強い闘争心でプレスにも奔走するなど、攻守で絶大な存在感を放つ完璧に近いミットフィルダー ・セリエA随一のMFとしてインテルの中盤に君臨し、昨季は出場停止を除いて全公式戦に出場した | |
30 | カルロス・アウグスト | 25 | ブラジル | 184cm/左 | 37試合 | ・左サイドの万能バックアッパー ・エネルギッシュに左サイドを駆け回り、強気なコンタクトでボールを奪えば、正確なクロスで供給するだけでなく、大胆不敵にゴール前に侵入して得点も奪うことができる ・ブラジルのコリンチャンスで育ち、20/21季からモンツァの主力としてセリエA昇格に貢献するなど大活躍し、昨季にレンタル契約で加入して公式戦46試合に出場すると、今夏に約21億円で完全移籍 |
<FW>
8 | マルコ・アルナウトビッチ | 35 | オーストリア | 192cm/両 | 27試合 (5) | ・円熟のオーストリア代表FW ・長身を活かしたポストプレーで前線の起点となれば、豪快なフィニッシュワークでゴールを奪いにいく点取り屋 ・かつてはイブラヒモヴィッチ2世とも称され、計5リーグで7チームを渡り歩き、昨季にレンタル契約で13季ぶりに復帰すると、今夏に13億円で完全移籍 | |
9 | マルクス・テュラム | 27 | フランス | 192cm/右 | 35試合 (13) | ・フランス代表のフィジカルモンスター ・大柄なフィジカルに似合わぬパワー・スピード・技術を備えながら、戦術インテリジェンスの高さも光るモダンなCFで、中盤に下がりビルドアップに絡んで局面を前に進めるプレーが特徴 ・ボルシアMGで不動のエースとして活躍し、昨季にフリーで加入すると、1年目からラウタロと絶妙なコンビネーションを発揮して公式戦15G14Aを記録 | |
10 | ラウタロ・マルティネス | 27 | アルゼンチン | 174cm/右 | 33試合 (24) | ・”ネラッズーリの象徴” ・パワー、底知らずの運動量、鋼のメンタルを兼ね備え、鋭い動き出しで相手のマークを外せば、迷いのない豊富なフィニッシュワークでゴールを量産するチーム随一の得点源で、隙あらばボール奪取を狙うなど守備も抜け目ない ・昨季から主将に就任し、重要な局面でゴールを重ね、3シーズン連続でセリエA20Gを記録し、初めて得点王に輝いた ・”エル・トロ(雄牛)”や”ザ・ブル”が愛称 | |
11 | ホアキン・コレア | 30 | アルゼンチン | 188cm/右 | 12試合 【マルセイユ】 | ・イケメンのアルゼンチン人ドリブラー ・サイドやミドルサードからスピードと緩急を織り交ぜたドリブルで敵陣を切り裂くアタッカーで、献身的なオフザボールの動きや気の利いたプレーも持ち味 ・ラツィオ時代の恩師が率いるインテルでは期待に応えることができず、昨季にマルセイユにレンタル移籍も無得点で帰還 | |
99 | メフディ・タレミ | 32 | イラン | 185cm/右 | 23試合 (6) 【ポルト】 | ・イランの点取り屋 ・並外れた身体能力を誇り、ボールを収めて前線の起点になれば、絶妙なタイミングでクロスに飛び込んでゴールを奪うだけでなく、守備時はプレスを欠かさないなど利他性に富む ・イランとカタールリーグを経由してポルトガルに渡り、ポルトでは2度の得点王に輝くなど得点源として活躍し、今夏にフリーで3年契約を締結 |
<<<その他の記事はこちら>>>
コメント