基本情報
創立 | 1909年 |
本拠地 | サン・セバスティアン |
スタジアム | レアレ・アレナ (収容人数 3万9500人) |
監督 | イマノル・アルグアシル |
会長 | ホキン・アペリバイ |
公式サイト | HP twitter Youtube |
愛称 | ラ・レアル チュリ・ウルディン(白・青) |
<過去5シーズンの成績>
ラ・リーガ 【優勝2回】 | EL | コパ・デル・レイ 【優勝2回】 | 監督 | |
17/18 | 12位 | ベスト32 | ベスト32 | エウセビオ➡ アルグアシル |
18/19 | 9位 | ー | ベスト16 | ガリターノ➡ アルグアシル |
19/20 | 6位 | ー | 優勝 | アルグアシル |
20/21 | 5位 | ベスト32 | ベスト16 | アルグアシル |
21/22 | 6位 | 決勝 プレーオフ敗退 | ベスト8 | アルグアシル |
史上最高額の移籍金を投入 CL出場も夢ではない
・昨季は、エースであるイサクの不調とオヤルサバルの負傷離脱も重なり、リーグワースト7位(40得点)の得点力不足に苦しんだ。それでも、アルグアシル監督の采配と最終ラインの頑張りによって、開幕から上位を保ち、終盤には欧州カップ戦出場を争ったビジャレアルとの直接対決を制して3季連続のEL出場に漕ぎつけた。
・開幕前には史上最高額を費やして、アリ・チョ、久保、メンデスら伸びしろのあるアタッカーを獲得するなど、決定力不足の克服を目指す首脳陣の本気度が読み取れる。開幕後にはイサクがニューカッスルに引き抜かれたが、その穴埋めとしてサディクとスルロットを獲得。再編されたアタッカー陣から指揮官がどのようなベストの組み合わせを見い出すかがポイントだ。
・ポゼッションと後方からの丁寧なビルドアップにハイプレスが融合したスタイルが浸透し、攻守ともに安定感のあるサッカーを展開して開幕から好スタートを切った。監督と選手の大半が生え抜きである育成クラブが悲願のCL出場を果たすためにも、エース不在の状況を新戦力でどこまで支えられるかが今シーズンのカギとなるだろう。また、ようやく水の合うチームへの移籍を果たした久保建英の活躍にも注目だ。
<前半戦の総括>
・イサクの代役として獲得したサディクが長期離脱を強いられるなど、主力にケガ人が大量発生するアクシデントに見舞われたが、生え抜き選手を積極的に起用することで組織力が向上し、ラ・リーガ3位、ELグループステージ1位通過の快進撃を見せている。スビメンディ、メリーノ、メンデスの魅力的な中盤に、久保とスルロットの凹凸コンビが攻守に奔走するなど、泥臭いプレーで快進撃を支えている。後半戦では、オヤルサバルを筆頭にケガ人の復帰でより競争力が増したラ・レアルのラ・リーガとELでの躍進に期待したい。
監督
名前 | イマノル・アルグアシル |
生年月日 | 1971年7月4日(51) |
国籍 | スペイン |
就任日 | 2018年12月 |
・レアル・ソシエダ一筋の生え抜き監督
・ポゼッションスタイルを志向し、全選手がアイデンティティ―を共有するチームを作り上げている。
・ウーデゴール、イサク、バレネチェアら若手有望株の才能を開花させた育成手腕が高く評価されている。
・今季はケガ人が続出する中、若手カンテラーノの積極起用と戦術の引き出しの多さを活かして、前半戦終了時点でラ・リーガ3位、ELグループステージ1位通過に導く。
・19/20シーズンには、34年ぶりのタイトル(コパ・デル・レイ)をもたらした。
移籍市場(夏)
ポジション | 名前 | 移籍元 | 移籍金 |
GK | アンドニ・スビアウレ | レアル・ソシエダ B | ー |
DF | ジョン・パチェコ | レアル・ソシエダ B | ー |
アレックス・ソラ | レアル・ソシエダ B | ー | |
MF | ブライス・メンデス | セルタ | 1500万 € |
久保建英 | レアル・マドリー | 650万 € | |
ベニャト・トゥリエンテス | レアル・ソシエダ B | ー | |
ロベルト・ナバーロ | レアル・ソシエダ B | ー | |
FW | モアメド=アリ・ショ | アンジェ | 1100万 € |
ウマル・サディク | アルメリア | 2000万 € | |
マルティン・メルケランス | ラージョ | ー | |
アレクサンダー・セルロート | RBライプツィヒ | 150万 € (レンタル料) |
ポジション | 名前 | 移籍先 | 移籍金 |
GK | マシュー・ライアン | FCコペンハーゲン | 50万 € |
DF | ホセバ・サルドゥア | カディス CF | ー |
ナチョ・モンレアル | 引退 | ー | |
MF | ホン・グリディ | アラべス | ー |
ラフィーニャ | PSG | ー | |
FW | アレクサンデル・イサク | ニューカッスル | 7000万 € |
アドナン・ヤヌザイ | セビージャ FC | ー | |
ポルトゥ | ヘタフェ | ー |
基本フォーメーション

選手一覧
<GK>
No. | 名前 | 年齢 | 国籍 | 身長/利き足 | 昨季成績(得点) | |
1 | アレックス・レミロ | 27 | スペイン | 191cm/右 | 35試合 | ・キック精度の高さが武器で、質の高い足元の技術はリーグトップクラスの正守護神 ・ポジショニングとクロス処理も堅実 ・昨季はクルトワを超えるリーグ最多の19クリーンシートを記録 |
13 | アンドニ・スビアウレ | 26 | スペイン | 188cm/左 | 21試合 | ・昨季後半戦からBチームで守護神を務めた左利きGK ・シュートに素早く反応し、長身を活かして空中戦にも強い ・退団が噂されるも第2GKだったマシュー・ライアンが移籍したことで、契約を延長 |
<DF>
2 | アレックス・ソラ | 23 | スペイン | 178cm/右 | 2試合 | ・右サイドでダイナミズムをもたらすSB ・走力を活かした豪快な駆け上がりが特徴で、チーム随一のピンポイントクロスでチャンスを演出する ・90分通して上下動を繰り返してもプレー強度が落ちない ・守備での判断や味方とラインを揃えることに不安が残る |
6 | アリツ・エルストンド | 28 | スペイン | 182cm/右 | 30試合 (4) | ・小柄な身長をスピードや予測能力で補い、CBと右SBを兼任する生え抜き ・闘志を前面に出し、賢明に前へ出る守備が得意 ・ロッカールームのリーダー ・ケガを減らすために、トレーニングと食事を改善 |
12 | アイヘン・ムニョス | 25 | スペイン | 175cm/左 | 12試合 | ・覚醒を遂げたカンテラーノ ・小柄なフィジカルながらも果敢な守備で相手の侵入を拒む ・周囲の味方と連携して左サイドから攻め上がり多くのチャンスをもたらす ・昨季は退団候補だったが左SBでケガ人が多発したことで抜擢されると、瞬く間にレギュラークラスとなり、契約延長を勝ち取る |
15 | ディエゴ・リコ | 29 | スペイン | 183cm/左 | 21試合 | ・高さ、強さを備え、闘志を前面に押し出す左SB ・恵まれたフィジカルで1対1を制すれば、ダイナミックに左サイドを駆け上がり、高精度のクロスを送る ・昨季はケガで出遅れるも、ムニョスからレギュラーの座を奪う |
18 | アンドニ・ゴロサベル | 26 | スペイン | 174cm/右 | 32試合 | ・高い攻撃性能を誇る右SBで、昨季はチームトップタイの4アシストを記録 ・味方とのワンツーでサイドを駆け上がるプレーを好む ・カバーリングに奔走するもかわされがち |
20 | ジョン・パチェコ | 21 | スペイン | 184cm/左 | 10試合 | ・下部出身で、チーム唯一の左利きCB ・ル・ノルマン、スベルディア、エルストンドの壁が厚く、控えに甘んじる |
24 | ロビン・ル・ノルマン | 26 | フランス | 187cm/右 | 37試合 (1) | ・チーム随一の空中戦、対人守備の強さを誇る不動CB ・判断力、決断力に優れ、的確なポジショニングと厳しいタックルでボールを奪う ・昨季は37試合にフル出場 ・アルグアシル監督のことを恩師と公言 |
<MF>
3 | マルティン・スビメンディ | 23 | スペイン | 180cm/右 | 36試合 (2) | ・”ブスケッツの後継者”と称される中盤のガイド役 ・視野の広さと配給能力に優れ、サイドへの散らしと鋭い縦パスを織り交ぜながらチャンスに導く ・守備でも労を惜しまず、素早いインターセプトでピンチの芽を摘む ・東京オリンピックでも5試合に出場し、銀メダルに貢献 |
4 | アシエル・イジャラメンディ | 32 | スペイン | 179cm/右 | 8試合 | ・”シャビ・アロンソの後継者”とも言われ、レアル・マドリーにも在籍したカリスマキャプテン ・CB間でボールを保持して全体を押し上げるプレーを植え付け、高精度のロングパスでチャンスを演出 ・逆境でも挫けない勇気を備え、判断力・戦術眼・相手をかわす巧みさがある ・近年はケガに苦しみ、今年が契約最終年 |
5 | イゴール・スベルディア | 25 | スペイン | 180cm/右 | 26試合 | ・スペイン期待のピボーテ(ボランチ) ・高い足元の技術と局面を読んだポジショニングでチームを後方から支える ・守備力の高さと機動力を買われて、近年はCB中心にプレー |
8 | ミケル・メリーノ | 26 | スペイン | 188cm/左 | 34試合 (3) | ・攻撃サッカーを支える”ラ・レアルの心臓” ・中盤でパスを散らしてゲームメイクすれば、チャンスがあれば好戦的に攻め上がるなど、あらゆる局面で顔を出す ・開幕戦では久保のゴールをアシスト |
16 | アンデル・ゲバラ | 25 | スペイン | 180cm/右 | 17試合 | ・中盤の底からパス回しに積極的に関与する俊英 ・柔軟な足元の技術で敵のマークをワンタッチ、ツータッチで巧みにかわす ・スビメンディー、イジャラメンディの存在もあり押され気味 |
17 | ロベルト・ナバーロ | 20 | スペイン | 178cm/右 | 6試合 | ・どの攻撃的ポジションでも才能を発揮する、「ラ・マシア」出身の逸材 ・抜群のボールコントロール、広い視野を活かしたチャンスメイク力、守備意識の高さなどの評価が高い ・ブラジル選手のようなスタイルから、愛称は”ロベルティーニョ” ・「ラ・マシア」では久保と同僚だった |
21 | ダビド・シルバ | 36 | スペイン | 170cm/左 | 25試合 (2) | ・スペインを代表する小柄なゲームメーカー ・ベテランになっても錆びついていないテクニックで、密集下でもボールを失わずに局面を打開する ・サッカーIQが高く、シンプルかつ効率の良いプレーで攻撃の流動性を高める ・マンチェスターシティ時代にはプレミアリーグを4度制覇 |
22 | ベニャト・トゥリエンテス | 20 | スペイン | 181cm/右 | 8試合 | ・中盤ならどこでも起用できる万能MF ・両足の細かいボールタッチによる正確なパスと屈強なフィジカルを備える |
23 | ブライス・メンデス | 25 | スペイン | 184cm/左 | 37試合 (4) | ・テクニカルでインテリジェンスに富んだ司令塔 ・やわらかいボールタッチが持ち味で、左足のキック精度に定評があるレフティー ・ここ数年でプレー強度が増し、ゴールも決めるなどシュート精度が向上 ・俊敏性に献身性もあり、ボールをしつこく追いかけ、中盤の強度を上げる ・セルタから移籍金19億円で加入 |
<FW>
7 | アンデル・バレネチェア | 21 | スペイン | 175cm/右 | 11試合 (1) | ・スピードを活かしたドリブル突破で、サイドを主戦場とする天才ドリブラー ・左右両足を遜色なく使うなどボールコントロール力が高く、戦術眼にも優れる |
9 | カルロス・フェルナンデス | 26 | スペイン | 185cm/左 | ー | ・的確な状況判断で、パススキルも高い技巧派CF ・恵まれたフィジカルで競り合いにも強く、俊敏性もあり、シュートも正確 ・19/20シーズンには14ゴールを記録したが、昨季は前十字靭帯の断裂で1年を棒に振る |
10 | ミケル・オヤルサバル | 25 | スペイン | 181cm/左 | 22試合 (9) | ・10番を背負う”ソシエダの顔(エース)” ・レフティー特有の独特のリズムと華麗なテクニックを駆使した仕掛けで敵陣を切り裂く ・高い闘争心も兼ね備えており、ハードワークも怠らない ・全十字靭帯断裂で長期離脱も1月に復帰 |
11 | モハメド=アリ・チョー | 18 | フランス | 182cm/左 | 32試合 (4) | ・プレースタイルから”アンジェのエムバぺ”と称された逸材FW ・最大の武器は爆発的なスピードとドリブルで、左足の技術にも秀でる ・決定力の向上が飛躍のカギ ・PSGとエバートンのアカデミー育ち ・愛称は「モモ」 |
14 | 久保建英 | 21 | 日本 | 173cm/左 | 28試合 (1) | ・バルセロナ仕込みのテクニックやしなやかなドリブルで対戦相手を翻弄する、”日本が誇る最高級のストライカー” ・FW起用で持ち前の攻撃力を発揮し、味方を活かし、活かされるプレーも余すところなく示す ・マジョルカやヘタフェで守備力も向上 |
19 | アレクサンダー・セルロート | 27 | ノルウェー | 193cm/左 | 33試合 (4) | ・ノルウェー出身の巨漢ストライカー ・分厚いフィジカルでポストプレーに長け、機動力と左足の強烈なキックを装備する ・足下のスキルも高く、攻守で走り回る ・イサクの穴を埋めるために、ライプツィヒから再びレンタル復帰 |
25 | ウマル・サディク | 25 | ナイジェリア | 191cm/右 | 36試合 (18) | ・パワー、貪欲さ、得点力を兼ね備える怪物FW ・簡単には止められない快足でゴールに迫り、強烈なシュートをねじ込む ・足下も起用で、アシストもできる ・昨季はアルメリアの得点王かつアシスト王 |
33 | ジョン・カリカブル | 20 | スペイン | 183cm/右 | 4試合 | ・ラ・レアル期待のストライカー ・多彩なゴールパターンで得点を量産する典型的な9番タイプ ・両足を遜色なく使わ分けて相手DFを翻弄し、大人顔負けの冷静さでPKもお手の物 |
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