基本情報

創立 | 1880年 |
本拠地 | マンチェスター |
スタジアム | エティハド・スタジアム (収容人数 5万3400人) |
監督 | ジョゼップ・グアルディオラ |
オーナー代表 | シェイク・マンスール・ビン・ サイード・アル・ナヒヤーン |
公式サイト | HP twitter Youtube |
愛称 | スカイブルーズ マン・シティ |
<過去5シーズンの成績>
プレミアリーグ 【優勝9回】 | 欧州カップ戦 【CL優勝1回】 | FAカップ 【優勝7回】 | カラバオ杯 【優勝8回】 | 監督 | |
18/19 | 優勝 | ベスト8 | 優勝 | 優勝 | グアルディオラ |
19/20 | 2位 | ベスト8 | ベスト4 | 優勝 | グアルディオラ |
20/21 | 優勝 | 準優勝 | ベスト4 | 優勝 | グアルディオラ |
21/22 | 優勝 | ベスト4 | ベスト4 | 4回戦敗退 | グアルディオラ |
22/23 | 優勝 | 優勝 | 優勝 | ベスト8 | グアルディオラ |
逆転でのプレミア3連覇と悲願のCL初制覇 ”3冠”達成で集大成の1年に
・長年のラストピースだった決定力を備えるFWとして”怪物ストライカー”ハーランドを向かい入れると、懐疑論を余所に序盤戦からゴールを量産し、近年”ゼロトップ”を採用していたシティの攻撃に更なる進化をもたらした。前半戦こそアーセナルと熾烈な首位争いを演じていたが、相手の対策もあって徐々にハーランドが孤立する場面が目立ち、W杯中断明け後は公式戦6試合で3勝1分2敗と一時失速。しかしそこでペップは”稀代の名将”としての本領を発揮し、ハーランドとデ・ブライネのホットラインが活きる”カウンター攻撃”、4人のCBを同時に起用する”4CBシステム”、ストーンズが攻撃時にMFとして振る舞う”偽CB”を採用したことで圧倒的な強さを誇示。23節のアストン・ビラ戦から破竹の連勝街道を歩み始めると、2度のアーセナルとの天王山を制して逆転でプレミア3連覇を達成し、4年ぶりにFA杯も制覇した。そしてCL決勝ラウンドではバイエルン、レアル・マドリーといった強敵をなぎ倒し、決勝ではインテルとの接戦をモノにして悲願のビッグイヤーを獲得。王者の名に相応しい“トレブル(3冠)”達成と、ペップ就任7年目にしてまさに集大成といえるシーズンとなった。
監督

名前 | ジョゼップ・グアルディオラ |
生年月日 | 1971年1月18日(52) |
国籍 | スペイン |
就任日 | 2016年7月 |
・ ”稀代の名将”
・ハイプレス、ハイポゼッションを軸とする攻撃的サッカーを信条とし、ゼロトップや偽SBなど、チームの状況に合わせて毎シーズン革新的な戦術を生み出し続ける。
・昨季はボール支配により試合の主導権を握るスタイルは普遍にしつつ、欧州随一のFWハーランドの個性を最大限に活かすために①”カウンター攻撃”②”4CBシステム”③”偽CB”など戦術に微調整を加え、就任7年目にして悲願の欧州制覇&3冠を達成した。
・バルセロナの監督時代には就任1年目にしてスペインサッカー史上初の3冠を達成し、その後はラ・リーガを3連覇。バイエルンでもブンデスリーガ3連覇を成し遂げ、17/18シーズンにはプレミア史上初の勝ち点「100」を記録。
・飽くなき探求心と向上心を携え、試合終了後やゴール直後にも選手を呼び出し、個別に熱心に指導する様子からも理想の高さが窺える。
・自分にストイックなだけでなく、練習場のWiFiを切断して、プレーに集中することを求めるなど、選手にも高い基準を要求する。
移籍市場
基本フォーメーション

選手一覧
<GK>
No. | 名前 | 年齢 | 国籍 | 身長/利き足 | 昨季成績(得点) | |
13 | ザック・ステッフェン | 28 | アメリカ | 191cm/右 | 42試合 【ミドルスブラ】 | ・18年のMLS最優秀ゴールキーパー ・高水準の足下の技術でビルドアップに積極的に関与し、しなやかな身のこなしとリスキーな飛び出しが特徴 ・19年夏にペップ好みのGKとして加入も、エデルソンの壁を超えることができずに、昨季はミドルスブラへレンタル移籍した |
18 | シュテファン・オルテガ | 30 | ドイツ | 185cm/右 | 3試合 | ・ペップ好みのモダンなGK ・高い足元技術とフィード力を誇り、反射神経も良く、シュートストップにも定評がある ・21/22季には、ブンデスリーガで最多セーブ数とパス成功数を記録 ・昨季に加入すると、国内カップ戦では全試合でスタメン起用され、FA杯優勝に貢献した |
31 | エデルソン | 29 | ブラジル | 188cm/左 | 35試合 | ・世界最高峰の攻撃的GK ・中盤選手さながらの足技とパスセンスを武器に、相手のプレスにも動じずに攻撃の起点となり、精度抜群のパントキックやロングフィードで一気に決定的なチャンスを演出できながら、セービング技術も一級品 ・昨季も”最後尾の司令塔”として君臨し、好不調の波はあったものの、大一番ではビックセーブを披露してCL制覇とプレミア3連覇に貢献した |
33 | スコット・カーソン | 37 | イングランド | 190cm/右 | ー | ・控えGKとして出場機会は少ないが、準備を怠らずに安定したセービングを見せる ・”影のキャプテン”としてロッカールームでも大きな影響力を持つ |
<DF>
2 | カイル・ウォーカー | 33 | イングランド | 178cm/右 | 27試合 | ・1対1に滅法強い”衰え知らずの韋駄天” ・強固なフィジカルと抜群のスピードを活かして猛者が集うプレミアリーグのアタッカーをことごとく封じめるなどプレミアリーグ屈指の守備力を誇り、攻撃時はパワフルなドリブルで相手をなぎ倒す ・昨季は偽SBに挑戦も、股関節のケガに悩まされてベンチを温めることが増えたが、プレミア最高速度を記録した ・今夏には移籍が取りざたされたが、残留を決意 |
3 | ルベン・ディアス | 26 | ポルトガル | 186cm/右 | 26試合 | ・若きDFリーダー ・CBとして求めらる全ての能力を高いレベルで兼ね備える超万能型で、恵まれたフィジカルと相手に走り負けないスピードを活かして地上戦・空中戦のどちらでも圧巻の強さを誇り、カバーリング能力も高く、身を挺したシュートブロックなどあらゆる面でチームを救う ・昨季はコンディンション不良に悩まされたが、持ち前のリーダーシップを発揮して3冠達成に必要不可欠な存在だった |
5 | ジョン・ストーンズ | 29 | イングランド | 188cm/右 | 23試合 (2) | ・新境地を開拓したイングランド代表DF ・フィジカルに依存しないクレバーな守備対応を見せるモダンなCBで、若手の時期から定評のある足下の技術でビルドアップにおいて違いも作れる ・昨季は”偽SB”として攻撃時には中盤で存在感を発揮し、評価を上げた |
6 | ナタン・アケ | 28 | オランダ | 180cm/左 | 26試合 (1) | ・オランダ代表の守備職人 ・高い身体能力と俊敏性を武器に対人戦に強く、上背不足をポジショニングの良さで補ってカバーリングにも長け、正確な左足のフィードで攻撃でも貢献できる ・昨季は左SBとCBを高水準でこなしてペップの要求に応え、攻守両面でプレー精度が大幅に向上した |
21 | セルヒオ・ゴメス | 22 | スペイン | 171cm/左 | 12試合 | ・ジンジェンコの後釜候補 ・カンテラで磨き上げられたテクニックと戦術眼を活かした正確なパスやドリブルでチャンスを創る攻撃的SB ・21/22季にアンデルレヒトで左SBにコンバートされてことで才能が開花し、昨季に約18億円の移籍金で加入も、カンセロの抜けたチャンスを活かすことができなかった |
24 | ヨシュコ・グバルディオル | 21 | クロアチア | 185cm/左 | 29試合 (2) 【RBライプツィヒ】 | ・驚異的な完成度を誇るクロアチアの大器 ・年齢に見合わなぬ冷静さと判断力で広範囲をカバーし、対人戦では圧倒的な強さを誇りつつ、ボールを持てば最終ラインの司令塔として正確なパスやダイナミックなドリブルで攻撃面でも貢献できるなど、現代のCBに求められる能力を全て備える次世代No.1のセンターバック ・昨季はRBライプツィヒのほぼ全ての公式戦に出場し、カタールW杯ではベテラン顔負けのプレーでクロアチア代表のベスト4進出に貢献した ・今夏にDF史上最高額となる9000万ユーロ(約140億円)で完全移籍 |
25 | マヌエル・アカンジ | 28 | スイス | 188cm/右 | 29試合 | ・”最終ラインの救世主” ・屈強なフィジカルと優れた身体能力を活かして、スプリント勝負で相手に負けることはなく、1対1にも滅法強いが、足下の技術もあり、中長距離のパスが得意など、攻撃の起点として存在感を発揮できる ・昨季はプレミア初挑戦ながらペップのスタイルに即座に順応し、両SBも起用にこなして最終ラインを支えた |
82 | リコ・ルイス | 18 | イングランド | 177cm/右 | 14試合 | ・下部組織が輩出した右サイドのスペシャリスト ・高度な戦術理解度で両SBや守備的MFを難なくこなし、優れた足技と判断力で攻撃に厚みをもたらせる ・昨季にトップチームに定着すると、複数ポジションでペップの要求に応え、偽SBもこなすなどブレイクを遂げた |
<MF>
4 | カルヴィン・フィリップス | 27 | イングランド | 178cm/右 | 12試合 | ・捲土重来を期す守備的MF ・広い視野を活かした高精度のロングパスが特徴で、豊富な運動量で90分間に渡ってバイタルエリアで攻撃の芽を摘み取るなど、攻守において大きな恩恵をもたらす ・ビエルサ率いるリーズで才能を開花させ、昨季に約4900万€で加入したが、スタメン出場はわずか4試合と期待外れの結果に終わった |
8 | マテオ・コヴァチッチ | 29 | クロアチア | 176cm/右 | 27試合 (1) 【チェルシー】 | ・”ギュンドアンの後継者” ・中盤で守備に奔走しつつ、ボールを持てばプレスを受けてもバランスを崩さことなくドリブルで駆け上がり、スルーパスで決定機を創出できるハードワーカー ・インテル、R・マドリー、チェルシーといった強豪クラブを渡り歩き、今夏に約45億円の移籍金で加入 ・ルカ・モドリッチが憧れ |
10 | ジャック・グリーリッシュ | 27 | イングランド | 175cm/右 | 28試合 (5) | ・イングランドの怪物ドリブラー ・細かいボールタッチと緩急を付けたドリブルで左サイドを攻略し、縦への突破と中へのカットインを使い分けながら、意表を突くラストパスでゴールを切り開くファンタジスタで、守備にも奔走できる ・21/22季に当時のプレミア史上最高額で加入も、1年目は移籍金に見合う結果を残せなかったが、昨季は後半戦にようやくフィットして公式戦5G11Aとゴールに直結するプレーを連発した |
11 | ジェレミー・ドク | 21 | ベルギー | 173cm/右 | 29試合 (6) 【レンヌ】 | ・ベルギー代表の超速ドリブラー ・圧巻のスピードとテクニックを織り交ぜた抜群の切れ味を誇る高速ドリブルで相手を手玉に取り、右サイドから幾度もチャンスを演出する ・EURO2020で脚光を浴びてからは、プレースタイルゆえに度重なる筋肉系のケガに悩まされるも、昨季はレンヌで6G2Aを記録し、1試合当たりのドリブル成功率ではメッシを凌いでリーグアン1位に輝い |
16 | ロドリ | 26 | スペイン | 191cm/右 | 36試合 (2) | ・攻守を繋ぐ中盤の番人 ・危機察知能力の高さを活かして相手のカウンターを未然に防ぎ、恵まれたフィジカルで強引にボールを奪うフィルター役を遂行しつつ、攻撃時は的確にパスを展開し、ゴール前では強烈なミドルも放つなど、中盤で攻守のバランスを司る ・昨季は不動のアンカーとして公式戦56試合に出場し、CL決勝では値千金の決勝ミドルを突き刺した |
17 | ケヴィン・デ・ブライネ | 31 | ベルギー | 181cm/両 | 32試合 (7) | ・絶対王者の羅針盤 ・両足から放たれる理不尽極まりない正確無比なクロスとスルーパスで決定機を演出し、パスの選択肢が無ければ推進力抜群のドリブルや強烈なミドルシュートで強引に相手ゴールを脅かす当代随一のチャンスメーカー ・昨季はハーランドとホットラインを築いて開幕からアシストを量産し、リーグ1位の16アシストを記録も、CL決勝での負傷離脱が悔やまれる ・筋肉の部分的剥離により手術を受け、開幕から長期離脱の予定 |
20 | ベルナルド・シウバ | 28 | ポルトガル | 173cm/左 | 34試合 (4) | ・自己犠牲を厭わない”小さな魔術師” ・スキル、ビジョン、知性、運動量の全てを最高水準で備える超一流のレフティーで、ピッチを縦横無尽に動き回ってボールを受け取れば、繊細なタッチでボールを失わずに正確なパスで数多くの決定機を創り出し、守備時でも常時プレスを仕掛け続けるなどチーム屈指の献身性を誇る ・昨季は怪我無くチームに帯同して公式戦55試合に出場し、7G8Aと”コンダクター(指揮者)”として攻撃陣を牽引した |
27 | マテウス・ニュネス | 25 | ポルトガル | 183cm/右 | 34試合 (1) 【ウルブス】 | ・ブラジルが生んだ”細身のテクニシャン” ・驚異的な運動量でピッチを所狭しと駆け回ってボール奪取に奔走し、両足から正確にボールを散らしつつ、力強くドリブルで駆け上がって強烈なシュートを放つなど、豊富な選択肢で攻撃を活性化させる ・スポルティングで驚異的なプレーを連発し、昨季に史上最高額となる移籍金(約69億円)で移籍したウルブスでは攻撃にアクセントを加えるボランチとして活躍 ・今夏に約98億円の移籍金で完全移籍 |
47 | フィル・フォーデン | 23 | イングランド | 171cm/左 | 32試合 (11) | ・”マンチェスター・シティの宝石” ・高いサッカーIQを持つことから複数の攻撃ポジションで起用でき、高度なテクニックとドリブルで敵陣を突破すれば、強烈なミドルシュートでゴールを決めるなど最終局面で存在感を発揮する ・昨季は虫垂切除の手術を受けながら、ハーランドに次ぐゴール数を記録するなど、要所要所で活躍した |
<FW>
9 | アーリング・ハーランド | 22 | ノルウェー | 194cm/左 | 35試合 (36) | ・類稀な得点能力を誇る”究極のストライカー” ・高さ、パワー、スピードの3拍子を兼ね備え、強烈なミドル、クロスへの飛び込み、鋭い裏抜けといった多彩なフィニッシュワークを武器にどんな態勢からでもチャンスを確実に仕留める”怪物フィニッシャー” ・昨季に約82億円の移籍金で加入すると、懐疑論を物ともせずに開幕から驚異的なペースでゴールを量産し続け、公式戦53試合で52ゴールと圧巻の結果を残して個人賞を総ナメにした |
19 | フリアン・アルバレス | 23 | アルゼンチン | 170cm/右 | 31試合 (9) | ・アルゼンチンの次世代エース ・一級品のゴール嗅覚と攻撃センスを武器に、電光石火の裏抜けや相手をなぎ倒すパワフルなドリブルで決定的なチャンスを創り出し、守備時はファーストディフェンダーとして効果的なプレスを仕掛ける ・昨季に約23億円の移籍金で加入すると、カタールW杯ではメッシに次ぐ4ゴールを記録してW杯制覇を達成し、クラブでも加入1年目にして49試合に出場して17G5Aと上出来過ぎる結果を叩き出して3冠達成に貢献したことで、たった1年で世界王者と欧州王者に輝いた |
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