基本情報
創立 | 1882年 |
本拠地 | ロンドン |
スタジアム | トッテナム・ホットスパー・スタジアム (収容人数 6万2,027人) |
監督 | アントニオ・コンテ |
会長 | ダニエル・レヴィ |
公式サイト | HP twitter Youtube |
愛称 | スパーズ |
<過去5シーズンの成績>
プレミアリーグ 【優勝2回】 | 欧州カップ戦 | FAカップ 【優勝8回】 | カラバオ杯 【優勝4回】 | 監督 | |
17/18 | 3位 | CL/ベスト16 | ベスト4 | 4回戦敗退 | ポチェッティーノ |
18/19 | 4位 | CL/準優勝 | 4回戦敗退 | ベスト4 | ポチェッティーノ |
19/20 | 6位 | CL/ベスト16 | 5回戦敗退 | 4回戦敗退 | ポチェッティーノ➡ モウリーニョ |
20/21 | 7位 | EL/ベスト16 | 5回戦敗退 | 準優勝 | モウリーニョ➡ メイソン |
21/22 | 4位 | ECL/グループステージ敗退 | 5回戦敗退 | ベスト4 | ヌーノ➡ コンテ |
優勝請負人の要望に応え大型補強を決行 今季こそ悲願のタイトルを狙う
・昨シーズンの初めは、監督人事で優先順位の低かったヌーノ監督の戦術がチームに浸透せずに、早々と上位戦線から離脱するなど波乱の幕開けとなった。第10節の段階でヌーノを見限ると、かねてから望んでいたコンテ監督の招集に成功。即座に攻守両面において秩序をもたらし、チームは見違えるように変貌させた。さらに、冬に加入したベンタンクールとクルゼフスキが起爆剤として機能したことも追い風となり、最終的には宿敵アーセナルを上回ってCL出場圏である4位に滑り込んだ。
・オフシーズンには、完璧主義者であるコンテ監督の求めるタレントを次々と射止めるなど、トッテナムらしからぬ大型補強を施工。前線にはプレミアリーグでの実績が十分で、ケインの控えも務まるリシャルリソン、中盤には強度をもたらすビスマ、CBにはラングレ、GKにはフォスターを獲得。加えて、コンテ・スタイルの根幹となるWBには、インテル時代の愛弟子であるぺリシッチ、突破力を持つスペンスを補強するなど、完成度の高いスカッドの形成に成功した。
・プレミアリーグとCLを両立するためにも、スタメンを固定する傾向にあるコンテ監督が、戦術・スタイルを新戦力に浸透させ、ローテーションを可能にさせることは必須の課題。15年近くタイトルから遠ざかるチームに、悲願のタイトルをもたらすことができるか、闘将の手腕が試される。
<前半戦の総括>
・開幕では好スタートを見せたものの、クルゼフスキとリシャルリソンのケガでの離脱が響き、10月以降は失速。しかし、リーグ戦では常にトップ4を維持し、CLでもグループステージを首位で通過した。エースであるハリー・ケインが既にプレミアリーグで12ゴールとゴールを量産し、ベンタンクールが上品なプレーと無尽蔵のスタミナでコンテの戦術を機能させ、リーズ戦では2Gを決めて己の重要性を示した。スランプに悩むソン・フンミンや、一貫性を欠くロメロやダイヤ―が後半戦に復調を遂げれば、タイトルレースに絡めるはずだ。
監督
名前 | アントニオ・コンテ |
生年月日 | 1969年7月31日(53) |
国籍 | イタリア |
就任日 | 20221年11月 |
・現代サッカーを代表する3バックの使い手
・ルールに厳しく、勝利を第1に掲げ、選手にもフロントにも妥協を許さない闘争心の塊。「ルールを守らない選手は殺したくなる」と述べるほど要求するレベルは高い。
・コンパクトかつ低めに設定した堅い3バックを敷き、ボールを奪えば縦に鋭いロングカウンターでゴールを狙うスタイルが特徴。
・ユベントス監督としてセリエAを3連覇し、チェルシーの監督としても就任初年度でプレミアリーグを制覇。その後は長らく低迷していたインテルを復活させセリエA優勝に導くなど、監督としての手腕は確かで、「優勝請負人」の異名を持つ。
・昨季に途中就任すると、プレミアリーグで9位に沈んでいたチームの雰囲気を一変させ、CL出場に導いた。
移籍市場
ポジション | 名前 | 移籍元 | 移籍金 |
GK | フレイザー・フォースター | サウサンプトン | ー |
DF | ジェド・スペンス | ミドルズブラ | 1470万 € |
クレマン・ラングレ | バルセロナ | ー | |
ペドロ・ポロ | スポルティング | 500万 € (レンタル料) | |
MF | イヴ・ビスマ | ブライトン | 2920万 € |
イヴァン・ペリシッチ | インテル | ー | |
パペ・マタル・サール | メス | 1690万 € | |
FW | リシャルリソン | エバートン | 5800万 € |
ブライアン・ヒル | バレンシア | ー | |
アルノー・ダンジュマ | ビジャレアル | ー |
ポジション | 名前 | 移籍先 | 移籍金 |
GK | ピエルルイジ・ゴッリーニ | フィオレンティーナ | ー |
DF | ジョー・ロドン | スタッド・レンヌ | ー |
セルヒオ・レギロン | アトレティコ・マドリード | ー | |
マット・ドハーティー | アトレティコ・マドリー | ー | |
ジェド・スペンス | スタッド・レンヌ | ー | |
MF | ハリー・ウィンクス | サンプドリア | ー |
FW | ステーフェン・ベルフワイン | アヤックス | 3125万 € |
ブライアン・ヒル | セビージャ | ー |
基本フォーメーション

選手一覧
<GK>
No. | 名前 | 年齢 | 国籍 | 身長/利き足 | 昨季成績(得点) | |
1 | ウーゴ・ロリス | 35 | フランス | 188cm/左 | 38試合 | ・物静かながら威厳のある守護神にしてキャプテン ・少年時代のテニス経験で培われたフットワークと反射神経を活かしたビックセーブでチームを救う ・10年以上に渡ってトッテナムとレ・ブルーのゴールマウスを守り続け、大舞台を何度も戦い抜いてきたメンタルも強く、コンテ監督からの信頼も厚い ・足下のスキルに不安を抱え、たまに凡ミスを犯す ・2022年1月に契約を2年延長。35歳とベテランながら「成長に年齢は関係ない」ときっぱり |
20 | フレイザー・フォースター | 34 | イングランド | 201cm/右 | 19試合 | ・ゴッリーニに代わる第2GKとしてサウサンプトンからフリーで加入した経験豊富なゴールキーパー ・201cmという巨漢なフィジカルを誇り、驚異的な反射神経を活かしたセービングはリーグでも屈指の評価を得ているが、足元の技術や守備範囲に課題を残す ・CLやELなどの欧州アップ戦での実績も十分 |
40 | ブランドン・オースティン | 23 | イングランド | 188cm/右 | 0 | ・トッテナムのアカデミー出身で、フィジカルの良さを活かしたシュートストップが特徴 ・アメリカとイギリスの二重国籍で、U-18アメリカ代表の招集経験を持つが、現在はイングランド代表を選択 ・父親はプロのバスケットボール選手 |
<DF>
6 | ダビンソン・サンチェス | 26 | コロンビア | 187cm/右 | 23試合 (2) | ・強靭なフィジカルに高い身体能力を組み合わせた守備が魅力のCB ・地上戦と空中戦でともに強さを発揮し、相手に裏を取られたとしても即座に追いつくスピードも特徴 ・好不調の波が激しくのとパスミスの多さが課題。ラングレが加入したことで競争が激化した今シーズンが正念場 |
12 | エメルソン・ロイヤル | 23 | ブラジル | 181cm/右 | 31試合 (1) | ・フィジカル系の右SB/WBで、90分を通してアップダウンできる運動量と走力、堅実なディフェンスが持ち味 ・攻撃参加のタイミングとラストパスの精度が課題 ・リシャルリソンとモウラとは非常に親密 |
15 | エリック・ダイアー | 28 | イングランド | 188cm/右 | 35試合 | ・昨季のコンテ就任を機にここ2~3年の不振から脱却を遂げたDFリーダー ・恵まれた体格を活かして相手に当たり負けすることが少なく、球際の強さと鋭い読みでピンチの芽を的確に潰す ・ロングパスやサイドチェンジなどの中長距離のパスも得意なことから、コンテ監督の信頼を勝ち取った |
17 | クリスティアン・ロメロ | 24 | アルゼンチン | 185cm/右 | 22試合 (1) | ・プレミアリーグ初挑戦ながら圧倒的な存在を示し、並みいるFWと同等に渡り合う技巧派CB ・フィジカル能力が高く、ボールと相手をまとめてなぎ倒す無慈悲なタックルが武器 ・落ち着いたボール保持とパスで攻撃の起点にもなれる |
23 | ペドロ・ポロ | 23 | スペイン | 173cm/右 | 23試合 (4) | ・右サイドをダイナミックに駆け上がる俊才 ・細かなタッチとスピーディーなドリブルで駆け上がり、クロスやミドルでチャンスを演出するなど攻撃性能が高い ・守備はまだ成長過程で、ポジショニングやクロス対応などが課題 |
25 | ジェイフェス・タンガンガ | 23 | イングランド | 184cm/右 | 11試合 | ・最終ラインとWBでプレーできるアカデミー出身のユーティリティープレイヤー ・フィジカルと身体能力を活かした無理の利く守備対応でプレミアリーグの名だたるFWたちを抑えてきた経験を持つ ・才能溢れる選手だが、膝のケガなどに苦しみ序列を上げられずにいる |
33 | ベン・デイビス | 29 | ウェールズ | 181cm/左 | 29試合 (1) | ・着実に仕事をこなす左サイドの職人 ・派手さはないが、正確なフィードとサイドチェンジに加えて、堅実な守備対応でチームに安定感をもたらす ・ウェールズ語を流暢に話し、経営経済学士の資格を取得 |
34 | クレマン・ラングレ | 27 | フランス | 186cm/左 | 21試合 | ・150試合以上のバルセロナでの出場経験をコンテに買われてレンタルで加入したフランス人CB ・スマートな守備対応とビルドアップに貢献できる足下技術の高さが魅力 ・ミスを犯すことで負の連鎖にハマる傾向にある |
<MF>
4 | オリヴァー・スキップ | 22 | イングランド | 175cm/右 | 18試合 | ・トッテナム下部組織出身の守備的MF ・ノリッジ時代に知将ファルケの下で養った鋭い洞察力と予測力を持ち、ハードワークと厳しいタックルで中盤のフィルター役を務める ・正確なロングフィードに加えて、縦パスを積極的に配給するなど展開力も高い |
5 | ピエーミル・ホイビュア | 27 | デンマーク | 187cm/右 | 36試合 (2) | ・八面六臂の働きで、昨季トッテナムのプレミアリーグ躍進の原動力となった中盤の要 ・広い守備範囲と豊富な運動量、闘志溢れるプレーが魅力で、球際の強い守備に加え、高精度のキックやキープ力も持ち味 ・スルーパスでチャンスを演出することもできる ・トッテナムでタイトルを獲得した暁には記念にタトゥーを彫る予定 |
14 | イヴァン・ペリシッチ | 33 | クロアチア | 186cm/両 | 35試合 (8) | ・スポーツ万能のフィジカル系アタッカーで、両足使いのテクニシャン ・持ち前のスピードとパワーで相手を振り切り、両足から高精度のシュートとクロスを放つ ・憧れだったプレミアリーグにも難なく適応し、近年は守備力も向上 ・2017年にはビーチバレー代表としてワールドツアーに無断で参加し、クラブから罰金を科された |
19 | ライアン・セセニョン | 22 | イングランド | 178cm/左 | 15試合 | ・ベイルを彷彿とさせる、爆発的なスピードとテクニックを織り交ぜたドリブルが武器の技巧派WB ・多彩なクロスでチャンスを演出すれば、自らゴールを決めきる決定力も兼ね備える ・コンテとぺリシッチから指導を受けることでプレーが洗練され、いずれはイングランド代表の左サイドを担えるだけのポテンシャルを秘めている |
29 | パペ・マタル・サー | 20 | セネガル | 185cm/右 | 33試合 (1) | ・昨夏の契約後レンタルでそのままメスに残り今夏に合流したセントラルMFの大器 ・フィジカルは細いものの、インターセプトが上手い ・ドリブルやスルーパス、ミドルシュートは高い攻撃センスを感じさせ、”ネクスト・ポグバ”との呼び声も ・18歳でA代表デビュー |
30 | ロドリゴ・ベンタンクール | 25 | ウルグアイ | 187cm/右 | 19試合 【ユベントス】 17試合 | ・洗連されたスキルでゲームのリズムを操るオーガナイザー ・クレバーな守備対応だけでなく、左足から繰り出す正確な長短のパスも必見 ・昨シーズン途中加入ながら既にチームの中軸を担う ・背番号「30」は4歳のときになくした母親の誕生日に由来 |
38 | イヴ・ビスマ | 26 | マリ | 182cm/右 | 26試合 (1) | ・”プレミアリーグ屈指の潰し屋”と評されるデュエルキングで、コンテ好みのダイナミズムとビルドアップ能力を持つ ・中盤での強烈なプレッシングとタックルを90分に渡って続けることができるメンタルとフィジカルの持ち主で、高いボール奪取能力を誇る ・多少のプレスも難なくパスや持ち運びで潜り抜ける |
<FW>
7 | 孫 興民 (ソン・フンミン) | 30 | 韓国 | 183cm/両 | 35試合 (23) | ・アジア人として初のプレミアリーグ得点王に輝いた”韓国の至宝” ・スピードに乗ったドリブルやフリーランで最終ラインを突破して自らフィニッシュに持ち込むだけでなく、アシスト役もハイレベルでこなす ・愛称は「SONNY」で、チームでは笑顔を絶やさむムードメーカー |
9 | リシャルリソン | 25 | ブラジル | 184cm/右 | 30試合 (10) | ・CF、ウイング、トップ下と前線ならどこでもプレーできるセレソンの大器 ・馬力のあるドリブル突破、コンビプレーによる攻略のどちらにも長け、シュート技術が高く、勝負強さも兼ね備える ・途中出場でも結果を残せるうえに、前線で体を張る守備でも貢献できる ・今夏に「6000万ポンド+出来高」で獲得した補強の目玉 |
10 | ハリー・ケイン | 29 | イングランド | 188cm/右 | 37試合 (17) | ・説明不要の世界最強ストライカー ・両足から放たれる精度の高いシュートで相手ゴールを陥れるだけでなく、下がって攻撃を組み立てるゲームメイク力も円熟味を増している ・献身的な守備やソン・フンミンに通すスルーパスも秀逸 |
16 | アルノー・ダンジュマ | 26 | オランダ | 178cm/右 | 23試合 (10) | ・”ダンジュマジック”と称されるテクニックで見る者を魅了する快足FW ・ストリートで磨いた技巧と抜群の突破力で裏に抜け出せば、左右両足からチャンスを作り出せる能力を持つ ・昨季はリーガで2桁得点、CLでは6得点を記録してベスト4進出に貢献 ・「ダンジュマ」はナイジェリアで「金曜生まれ」の意 ・新体制下で出場機会を減らし、冬にローン加入 |
21 | デヤン・クルゼフスキ | 22 | スウェーデン | 186cm/左 | 20試合(1)【ユベントス】 18試合 (5) | ・多彩な崩しのアイデアを持つ北欧の大器 ・昨冬に加入すると質の高い動き出しと的確なプレー選択で前線の起爆剤となり5G8Aを記録してチームの躍進に貢献 ・細かいタッチのドリブルでサイドから切り込み、左足から精度の高いシュートをファーサイドに決めるプレーを得意とする ・守備時でも豊富な運動量で90分を通して全力でプレスを仕掛け続けるなどハードワークも厭わない |
27 | ルーカス・モウラ | 30 | ブラジル | 172cm/右 | 34試合 (2) | ・爆発的なスピードと独特のリズムを併せ持ち、推進力のあるドリブルで攻撃に厚みを持たせる”スパーズのジョーカー” ・裏へ抜け出してゴール決めるプレーを得意し、時にスーパーミドルを決めるなど、後半からピッチに立てば十分相手の脅威となる ・「チームのためなら」と先発、ベンチを問わずにソツなく仕事を全うし、今季からはWBにも挑戦 |
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