【無料選手名鑑】SSラツィオ【2023/24 チーム/選手/監督紹介】

セリエA
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基本情報

創立1900年
本拠地ローマ
スタジアムスタディオ・オリンピコ・ディ・ローマ
(収容人数 7万634人)
監督マウリツィオ・サッリ
会長クラウディオ・ロティ―ト
公式サイトHP twitter Youtube
愛称ビアンコセレスティ

<過去5シーズンの成績>

セリエA
【優勝2回】
欧州カップ戦コッパ・イタリア
【優勝7回】
監督
18/198位EL/ベスト32優勝S・インザーギ
19/204位EL/グループステージ敗退ベスト8S・インザーギ
20/216位CL/ベスト16ベスト8S・インザーギ
21/225位EL/決勝Tプレーオフ敗退ベスト8サッリ
22/232位EL/グループステージ敗退
ECL/ベスト16
ベスト8サッリ
概要

・抜けた主力の穴を埋める最小限の補強に留めながら、唯一無二の存在であるS・M=サビッチやインモービレは残留するなど、陣容は前年とほぼ変わらなった。それでも就任2年目を迎え、周囲と連動した細かいパスワークで攻撃を組み立てるサッリ流の熟成度が増し、インモービレの巧みな裏抜けからフィニッシュに結びつける華麗なサッカーを序盤から展開。中盤以降にはインモービレの負傷離脱による得点力低下に悩まされたが、F・アンデルソンのCF起用と、前半戦で冷遇していたL・アルベルトのスタメン復帰で乗り切り、却って攻撃の幅を広げることに繋がった。そしてなにより、新戦力で構成されるトラインアングル(GKプロべデル、CBカザーレ、ロマニューリ)の堅守により失点がほぼ半減するなど、守備が大きく改善したことで安定して勝点を積み重ね、優勝した99/00季以降で最高順位となる2位に輝いた。

監督

名前マウリツィオ・サッリ
生年月日1959年1月10日 (64歳)
国籍イタリア
就任日2021年6月
<人物紹介>

・カルチョが誇る”奇才”

・【4-3-3】が代名詞の通称”サッリボール”と呼ばれる、純粋なゾーンディフェンスと綿密に作り込まれたパスワークで試合を支配するポゼッションサッカーの信奉者で、攻守に多くの約束事が存在する定型的なスタイルに選手を埋め込む。

・素早く細かいパス交換によるビルドアップから、敵の裏スペースを突く縦パスを引き出してフィニッシュを狙うのがお馴染みの攻撃メカニズム。

・21/22季にS・インザーギの後任としてラツィオの指揮を託されると、前任と全く異なる重心の高いポゼッション重視の攻撃サッカーを導入させる難題に挑戦し、時間を要しはしたものの戦術が浸透するとパフォーマンスが安定。そして就任2年目の昨季には、インモービレ離脱による得点力低下を自身の志向するスタイルと相性の合わないL・アルベルト、ザッカーニ、F・アンデルソンといったテクニシャンの起用で乗り切るといった原理主義者らしからぬ采配で攻撃の幅を広げ、ここ20年で最高位の2位に導いた。

・銀行員として働きながらアマチュアリーグでDFとしてプレー。後に下部リーグのコーチに転身して結果を残すと、サッカー指導者としてのキャリアに専念するために脱サラ。それから順調にステップアップを遂げ、13/14季にはエンポリを率いてセリエA昇格を達成。15/16季からナポリの指揮官に就任すると、欧州屈指の華麗なサッカーを確立してイタリアサッカー界を席捲。その後はチェルシーでキャリア初となるメジャータイトル(EL制覇)、ユベントスでは初のスクデット獲得を成し遂げた

・試合中でもタバコが手放せないヘビースモーカー。

移籍市場

IN
ポジション名前移籍元移籍金
GK
DFニコロ・アルミニポテンツァ
ディミトリイェ・カメノビッチスパルタ・プラハ
MFジャン=ダニエル・アクバ=アクプロエンポリ
アンドレ・アンデルソンサンパウロ
マテオ・ゲンドゥジマルセイユ
FWラウール・モーロオビエド
ホニースポルティング・ヒホン
クリスティアーノ・ロンバルディトリエスティーナ
タティ・カステジャノスNYシティ1500万€

OUT
ポジション名前移籍先移籍金
GK
DFシュテファン・ラドゥ引退
ルカ・ペッレグリーニユベントス
MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチアル・ヒラル4000万€
ルカ・ロメロACミラン
FW

基本フォーメーション

選手一覧

<GK>

No.名前年齢国籍身長/利き足昨季成績
(得点)
1ルイス・マキシミアーノ24ポルトガル190cm/両1試合・ポルトガルの新鋭GK
・反射神経に優れ、読みとポジショニングも的確で、至近距離からのシュートも難なくセーブし、長短のパスでビルドアップでも貢献できる足下技術を備える
・ユース時代には同世代でポルトガル代表の正守護神を務めるD・コスタの次点として期待された才能の持ち主
・21/22にグラナダでラ・リーガ最1位のセーブ数を記録して頭角を現し、昨季に鳴り物入りでラツィオに加入するも開幕戦の前半6分で退場処分を受けてからはプロべデルに正守護神の座を奪われ、それ以降は国内カップ戦とECLでの5試合出場に留まった
31マリウシュ・アダモニス25リトアニア187cm/右・リトアニア出身の第3GK
・リトアニアのFKアトランタスでプロデビューを果たし、その後ラツィオに加入するも5度のローン移籍を繰り返す
・2季連続でラツィオの第3GKを務めているが、セリエAでの出場実績はキャリアで「0」
94イバン・プロべデル29イタリア192cm/右38試合・正守護神の座を掴んだ叩き上げGK
・好セーブを連発する一方で足下の技術や守備範囲にも優れ、強心臓と冷静さを兼ね備える
・昨季に第2GKとして加入したが、第2節から正守護神としてゴールマウスを守り続けてセリエA最優秀GKに選ばれ、22年9月にはアッズーリに初召集された
・長らくセリエBで活躍すると、スペツィアでは正守護神として2季連続の残留に貢献

<DF>

4パトリック29スペイン184cm/右16試合・カンテラ出身のDF
・標準的な体躯ながら堅実な守備対応でどんなFWにも立ち向かい、ラ・マシア仕込みの右足でビルドアップでも貢献できる
・15/16シーズンから長らくラツィオの準レギュラーを務め、昨季には契約を27年まで延長した
13アレッシオ・ロマニョーリ28イタリア185cm/左34試合
(2)
・最愛のクラブで蘇ったCB
・冷静に予測しつつハードな対応で相手のチャンスを潰し、優れた足下技術と供給力でサッリ式ビルドアップにも難なく順応した
・若くして主将を務めるなど7シーズンに渡ってACミランでプレーしたが、トモリの台頭により定位置を追われて退団し、昨季に5年契約でラツィオに完全移籍するとゾーンディフェンスで復活を遂げた
・ローマの下部組織出身ながらラツィオのファン
15ニコロ・カザーレ25イタリア191cm/右29試合
(1)
・短期間でステップアップを遂げたマルチロール
・191cmと大型ながら機動力とスピードを兼ね備え、鋭い展開の読みでピンチを未然に防ぎ、守備的なポジションならどこでも起用できる
・長らくセリエBでプレーし、21/22シーズンにヴェローナでブレイクを遂げ、昨季ラツィオに完全移籍を果たすとロマニューリの相棒として失点数リーグ2位の堅守を支えた
23エルサイド・ヒサイ29アルバニア182cm/右34試合
(1)
・サッリの秘蔵っ子
・豊富な運動量とサッリスタイルへの理解度の高さを活かした堅実なプレーで左サイドをカバーし、攻守に顔を出して躍動するSB
・サッリにはエンポリ、ナポリ、ラツィオで師事し、今季で計9シーズン目
34マリオ・ヒラ22スペイン185cm/右4試合・R・マドリーのカンテラ出身CB
・スピ-ドを武器に、素早いプレスでボールホルダーの自由を奪い、被カウンター時も相手FWの動きを先読みしてピンチを未然に防ぐ
・ボールを持てば相手のプレスを華麗にいなし、前方にスペースを与えれば高速ドリブルで一気に前線に駆け上がる
・R・マドリーのBチームでは副キャプテンを務めたが、トップチームでは2試合の出場に留まった
・昨季にR・マドリーとラツィオの共同保有という形でラツィオに加入
44ロマーノ・フロリアーニ20イタリア188cm/右・ムッソリーニのひ孫
・本職は右SBで、CBとしてもプレーできる
・昨季はプリマヴェーラを中心にプレーし、トップチームにはセリエAとECLの合計4試合でベンチ入りした
・ローマのユースチームでサッカーを始め、13歳の時にラツィオに移籍すると19/20シーズンにプリマヴェーラで頭角を現し、21年3月にプロ契約を結んだ
・インターナショナルスクールで教育を受けた
77アダム・マルシッチ30モンテネグロ185cm/右33試合・両サイドで躍動するSB
・ウインガーと遜色ない迫力あるサイド突破からクロスでチャンスメイクする攻撃的SBながら、CBでも起用できる堅守も魅力
・ラツィオ加入当初は右サイドハーフながら、ポジションを移して21/22からは左SBとして覚醒

<MF>

5マティアス・ベシーノ31ウルグアイ187cm/右32試合
(2)
・勝負強いセントラルMF
・恵まれたフィジカルを活かしてボールを奪取すれば、素早い切り替えで攻撃の起点を創り出し、チャンスと見るや積極的に前線に飛び出してゴールを狙うなど、中盤の戦術に幅をもたらす貴重な戦力
・インテル入団当初はスタメンを張っていたが徐々に出場機会を減らしていたが、昨季にエンポリ時代の恩師であるサッリ率いるラツィオに完全移籍して公式戦44試合に出場とバックアッパーとして活躍した
6鎌田 大地26日本184cm/右32試合 (9)
【フランクフルト】
・中盤に君臨する”奇才”
・巧みなキープ力で懐深くボールを収めれば、卓越したパスとドリブルで”違い”を生み出すなど、直感的なプレーで攻撃の組み合てから崩し、フィニッシュまでを高次元で遂行する
・シャドーやウイング、トップ下など幅広いポジションをこなす
・昨季はボランチの新境地を開拓しつつ、公式戦16G7Aとキャリアハイの成績を残した
・フランクフルトを契約満了で去り、ACミラン入りが噂されるも交渉がまとまらずに去就が注目されたが、1年の延長オプション付きの2年契約でラツィオに加入
8マルコス・アントニオ22ブラジル166cm/右16試合
(1)
・小柄なレジスタ
・上背はないが優れたテクニックと広い視野を活かして的確に中盤でパスを散らし、小回りの利いたスライディングでボールを回収する
・シャフタールでスタメンを張っていたが、ウクライナでの戦乱によりラツィオに加入
10ルイス・アルベルト30スペイン182cm/右35試合
(6)
・イタリアで覚醒した”遅咲きの魔術師”
・セリエAを代表する創造主で、圧倒的なキープ力で中盤を支配すれば精緻なパスでアシストを量産し、遠距離からの正確なシュートで得点も奪えるなど、ラスト30mで創造性を遺憾なく発揮する切り札
・毎シーズン10得点以上に絡む必要不可欠な存在ながら、無断欠席や起用法の不満などでサッリとの不仲が噂され、実際に昨季前半戦は冷遇されていたが、年明け以降は重用されてラツィオの躍進を支えた
20マッティア・ザッカーニ27イタリア177cm/右35試合
(10)
・急成長を遂げた逆足ウインガー
・1対1の突破力だけでなく、周囲と連携して”違い”を創り出せる知性を備えるなど多彩な攻撃パターンで敵の弱点を突き、デュエルではリーグトップクラスの勝率を誇る
・21年夏にヴェローナから加入した際は実力を疑問視されたが、昨季にはサッリスタイルの中核としてキャリア初の2桁ゴールを記録
21ジャン=ダニエル・アクパ=アクプロ31コートジボワール180cm/右36試合
(9)
・コートジボワールのダイナモ
・豊富な運動量で広範囲をカバーでき、ダイナミックなボール奪取が特徴だが、その分イエローカードを貰いやすい
・昨季はサッリの構想外となったことからエンポリにレンタル移籍し、中盤以降はレギュラーに定着した
・トゥールーズで育成&弱冠23歳でキャプテンを務めるも、グロインペイン症候群により一時は無所属となったが、サレルニターナで復活して20年9月にラツィオに加入
26トマ・バシッチ26クロアチア189cm/左
25試合
(1)
・左利きの大型MF
・中盤の底で左足を駆使したロングフィードやパスで攻撃を活性化させ、守備時は中盤の壁として立ちはだかる攻守の繋ぎ役
・21年夏にレジスタ候補として加入も起用法に試行錯誤し、昨季の先発出場はわずか2試合と交代要員に甘んじた
29マヌエル・ラッザリ29イタリア174cm/右29試合・光速チャンスメーカー
・スピードを武器に右サイドを高速ドリブルで駆け上がり、正確なクロスを繰り出すだけでなく、ゴール前まで飛び出してシュートも放つなどアグレッシブな右SB
・本職は右WBも、サッリ就任によりSBにコンバートされ、当初は守備が不安視されたが改善されつつある
32ダニーロ・カタルディ28イタリア180cm/右29試合・万能型のレジスタ
・闘争心を全面に出した粘り強い守備でボールを回収し、素早いテンポでパス捌きで攻撃を組み立てるセントラルMF
・昨季は新加入のM・アントニオとの競争を制してレジスタを全うするなど、キャリアで最も充実したシーズンとなった
・ローマ生まれかつラツィオ下部組織出身という生粋のラツィアーレ
50マルコ・ベルティーニ20イタリア185cm/右1試合・アカデミー産の若手MF
・高い位置でボールを持てば、細かいタッチの小刻みなドリブルで密集を突破し、前線へのラストパスやシュートで相手ゴールを脅かす
・ローマ生まれで、ラツィオのリマヴェーラで長らくキャプテンを務め、21年5月のサッスオーロ戦でプロデビューを果たした
96モハメド・ファレス27アルジェリア186cm/左・左サイドの切れたナイフ
・サイドで前方にスペースを与えれば高速ドリブルで駆け上がり、止めに来た相手DFも巧みなフェイントで攻略してラストパスとシュートを繰り出す
・21/22はサッリの構想には加えられずにレンタルでジェノアとトリノに移籍したが、22年1月に前十字靭帯を断裂したことで10カ月近く離脱し、復帰後はベンチ入りと召集外を繰り返して昨季の公式戦での出場はなかった
マテオ・ゲンドゥジ23フランス185cm/右33試合
(2)
【マルセイユ】
・非凡な才能を持つ中盤のプレーメーカー
・ゲームメイク力が高く、リンクマンを担いつつも攻守にわたって高いレベルで仕事をこなす
・闘志あふれるファイター型だが、相手の挑発に乗りやすいことが玉に瑕
・今夏にレンタル移籍で加入

<FW>

7フェリペ・アンデルソン29ブラジル175cm/右38試合
(9)
・個人技で相手を翻弄するファンタジスタ
・スピードと緩急を織り交ぜたドリブルで1対1を攻略し、右足からのラストパスとミドルシュートでゴールを陥れるアタッカー
・サッリ政権下ではほぼ全ての試合でスタメンを張り、昨季はウイングだけでなくCFとしても機能して9G6Aと持ち味を発揮した
・通算7G1Aとインテルをお得意様とする
・ネイマールとサントス時代からの親友
9ペドロ・ロドリゲス35スペイン169cm/両36試合
(4)
・衰え知らずのベテランウインガー
・バルサ仕込みのパスワークで周囲と連携しつつ両足を駆使した切れ味鋭いドリブルを活かしてフィニッシュにまで結びつける
・バルセロナとチェルシーで長らく活躍し、20/21にはローマに在籍していたが36年ぶりとなる禁断の移籍で恩師サッリの率いるラツィオに移籍した
11マッテオ・カンチェッリエーリ21イタリア180cm/左20試合・俊足の超新星ウインガー
・圧倒的な加速力で相手マークを一瞬で剥がして局面を無理強り打開し、左足からチャンスを創り出す
・ローマの下部組織出身で、22年夏にヴェローナから完全移籍
・22年6月のネーションズリーグ・ドイツ戦でアッズーリデビュー
17チーロ・インモービレ33イタリア185cm/右31試合
(12)
・カルチョが誇る”稀代のゴールマシーン”
・枠を捉える正確な両足のシュートやヘッドなど多彩な得点パターンを武器に、天性の裏抜けと決定力で得点を量産する絶対的エースにして主将
・イタリア人として歴代最多4度の得点王に輝き、セリエA通算194ゴールを誇る
・昨季は度々離脱を繰り返してラツィオ加入以降で最小となる12ゴールに留まり、4月には運転する車が路面電車と衝突する交通事故に遭った
19タティ・カステジャノス24アルゼンチン178cm/右35試合
(13)
【ジローナ】
・MLS経由のアルゼンチン人ストライカー
・多彩なテクニックでマークを攻略すれば、質の高いオフ・ザ・ボールの動きなど機動力もあるが、特筆すべきはゴール前でのフィニッシュ力
・昨季にシティグループ傘下のジローナにローン移籍で加入し、31節のR・マドリー戦では4ゴールを奪うなど欧州初挑戦でいきなり2桁得点を記録
・母国ではプロデビューできずにチリ大学の下部組織でキャリアをスタートし、ウルグアイを経由して加入したNYシティでは21年にMLS得点王に輝いた
・今夏に1500万€の移籍金で完全移籍
22ディエゴ・ゴンザレス20パラグアイ177cm/左9試合
(9)
【プリマベーラ】
・若きパラグアイ人ストライカー
・左ウイングを主戦場に、俊敏性とキレのある南米特有の力強いドリブルを活かして劣勢の打開できる
・昨季シーズン途中に買い取り義務付きのレンタルでラツィオに加入し、プリマベーラではハットトリックを達成するなど9得点を奪った
・母国とパナマのクラブで育成され、ペルーやメキシコのトップチームでプレー

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