基本情報
創立 | 1907年 |
本拠地 | ベルガモ |
スタジアム | スタディオ・アトレーティ・ アッズーリ・ディターリア 【ケヴィス・スタジアム】 (収容人数 2万4950人) |
監督 | ジャン・ピエロ・ガスペリーニ |
オーナー | ベイン・キャピタル |
公式サイト | HP twitter Youtube |
愛称 | ラ・デーア(女神) |
<過去5シーズンの成績>
セリエA | 欧州カップ戦 | コッパ・イタリア 【優勝1回】 | 監督 | |
18/19 | 3位 | EL/プレーオフ敗退 | 準優勝 | ガスペリーニ |
19/20 | 3位 | CL/ベスト8 | ベスト16 | ガスペリーニ |
20/21 | 3位 | CL/ベスト16 | 準優勝 | ガスペリーニ |
21/22 | 8位 | CL/グループステージ敗退 EL/ベスト8 | ベスト8 | ガスペリーニ |
22/23 | 5位 | ー | ベスト8 | ガスペリーニ |
積極的な補強で前線の新陳代謝を進め 3季ぶりにトップ4へ返り咲く
・昨季は、開幕10戦無敗でナポリを追走も10月半ばに失速し、その後も連勝と連敗を繰り返す好不調の激しいシーズンを送ったものの、着実に世代交代を進めながら2年ぶりの欧州カップ戦(EL)復帰となる5位を確保した。
・夏の移籍市場では、約115億円でホイルンドを売却するなど、高値が付けば迷いなく主力を換金したことで200億円超を手に入れると、その半分以下の費用で、スカマッカ、トゥーレ、バッカ―といった有望株を獲得し、レンタル契約でデ・ケテラーレを迎え入れることに成功した。
・夏の積極的な売買で前線の世代交代と守備陣強化を行った今季は、ガスペリーニの手によって有望株が才能を開花させれば、3年ぶりとなるCL出場も夢でない。
監督
名前 | ジャン・ピエロ・ガスペリーニ |
生年月日 | 1958年1月26日 (65歳) |
国籍 | イタリア |
就任日 | 2016年6月 |
・在任8年目を迎える”白髪の革命家”
・圧倒的な運動量を必要とするハイライン・ハイプレス&タイトなマンツーマンの守備と縦に鋭い攻撃がベースの特異な戦術で、下位が定位置だったアタランタを3年連続CL出場へと導いた名将で、セリエA最年長監督ながら戦術においてはカルチョで最先端を行く。
・昨季は、ハイプレスを抑制して重心を下げることでカウンターを狙う戦い方にシフトし、ホイルンドやルックマンの台頭を促して、2年ぶりとなる欧州カップ出場(EL)に導いた。
・頑固な性格で度々選手や上層部と対立するが、主力が抜けたとしても卓越した育成術で若手を覚醒させてすぐに穴を埋める。
・ユベントスのユースで育ち、現役時代はミットフィルダーとしてセリエBを中心に、パレルモやペスカーラなど計7チームでプレー。
・90年代にサッキの【4-4-2】でなく、アヤックスの【3-4-3】に触発され、ユベントスのプリマヴェーラで指導者キャリアを始めると、クロトーネとジェノアで手腕を発揮したが、11年6月に指揮を託されたインテルではわずか5試合で解任された。その後はパレルモ、ジェノアを率い、16/17季からアタランタの指揮官に就任。
移籍市場
基本フォーメーション
選手一覧
<GK>
No. | 名前 | 年齢 | 国籍 | 身長/利き足 | 昨季成績 (得点) | ||
29 | マルコ・カルネセッキ | 23 | イタリア | 191cm/右 | 27試合 【クレモネーゼ】 | ・世代随一の新星GK ・パワーと俊敏性を兼ね備え、思い切りのいい飛び出しが特徴で、足下技術は平凡ながら、プレッシャーにも動じないパーソナリティーの持ち主 ・プリマヴェーラ出身で、20/21季からレンタル先のクレモネーゼの守護神として1部昇格に貢献し、ラツィオやユベントスへの移籍が取りざたされたが、今季は古巣に帰還して第4節フィオレンティーナ戦でトップチームデビューを果たした | |
28 | ルイ・パトリシオ | 36 | ポルトガル | 190cm/左 | 23試合 【ASローマ】 | ||
31 | フランチェスコ・ロッシ | 31 | イタリア | 193cm/右 | 1試合 | ・寡黙な第3GK ・アタランタのプリマベーラで育ち、09年6月にトップチームに昇格以降は、計6度のレンタル移籍によりセリエB・Cで経験を積み、16/17季からは控えGKとして帯同も出場数は5試合に留まる ・昨季の出場機会は最終節モンツァ戦でのラスト3分のみ |
<DF>
2 | ラファエウ・トロイ | 32 | イタリア | 185cm/右 | 32試合 (2) | ・最終ラインの精神的支柱 ・屈強なフィジカルで空中戦に強く、鋭い読みで3バック右の広範囲をカバーし、ボールを持てば持ち上がりやロングフィードで攻撃にも貢献する ・パプ・ゴメスが退団してから主将を務める ・ブラジル出身だがイタリアにルーツを持っていたため、EURO2020直前にイタリア国籍を取得した | |
3 | オディロン・コスヌ | 23 | コートジボワール | 191cm/右 | 22試合 (1) 【レバークーゼン】 | ・高いポテンシャルを秘めるコートジボワール代表CB ・圧倒的なスピードで突破を許さずに、長い手足を活かしてボールを刈り取るなど、圧倒的な対人守備力を誇り、打点の高いヘッドも武器 ・21/22季にCBの逸材としてクラブ・ブリュージュから移籍すると、1年目から主力CBとして活躍し、今ではリーグ最高峰の3バックの一角を担う | |
6 | ホセ・ルイス・パロミーノ | 33 | アルゼンチン | 188cm/左 | 15試合 (1) | ・不完全燃焼に終わったアルゼンチン人DF ・3バックの左を主戦場に、厳しいマークの粘り強い潰し屋としてボールホルダーを制圧し続け、そつのない足下技術でピルドアップにも貢献できる ・17/18季から長らく3バックの一角を担っていたが、昨季はドーピングによる出場停止とケガの影響でアタランタ加入後最小の試合数に終わった | |
19 | ベラト・ジムシティ | 30 | アルバニア | 190cm/右 | 24試合 | ・不動のアルバニア代表DF ・容赦ないコンタクトが特徴のマンツーマン対応で肉弾戦を制し、繊細な足下スキルで最終ラインから攻撃を支えるなど総合力の高いCB ・アルバニア人の両親のもとスイスで生まれ、ユースではスイス代表に参加していたが、A代表はアルバニア代表を選択した | |
23 | セアド・コラシナツ | 29 | ボスニア・ヘルツェゴビナ | 183cm/左 | 33試合 (4) 【マルセイユ】 | ・百戦錬磨の肉体派DF ・分厚い胸板を誇る鋼のフィジカルで相手を跳ね返し、パワフルなドリブルでサイドを抉る ・CBとWBの両方で機能する ・昨季はマルセイユで公式戦41試合に出場したが契約満了で退団し、フリーで2年契約を締結 | |
42 | ジョルジョ・スカルビーニ | 19 | イタリア | 194cm/右 | 32試合 (2) | ・アッズーリの未来を担う生え抜きの超逸材CB ・194㎝とフィジカルに恵まれながら、戦術インテリジェンス、対人能力、ビルドアップ力に優れた若き才能で、守備的MFも務まる ・昨季は公式戦34試合に出場するなど難なくスタメンに定着し、攻守で異彩を放った ・アタランタの下部組織で驚異的な成長を遂げ、17歳でプロデビューを果たし、18歳でA代表デビューを飾った |
<MF>
3 | エミル・ホルム | 23 | スウェーデン | 191cm/右 | 20試合(1) 【スペツィア】 | ・指揮官好みのスウェーデン代表WB ・高身長ながらスピードを活かして攻撃で存在感を発揮するサイドアタッカー ・昨季はスペツィアで右WBの1番手を担っていたが、ケガで後半を棒に振った ・移籍市場の終盤にレンタル契約で加入 | |
8 | マリオ・パシャリッチ | 28 | クロアチア | 188cm/右 | 32試合 (5) | ・神出鬼没のクロアチア代表アタッカー ・自ら精力的に動き回って攻守の繋ぎ役となり、ボールと味方を活かして攻撃を流動化させながら、泥臭い得点嗅覚でゴールを脅かす攻撃のマルチロール ・ガスペリーニの指導によりトップ下として才能を開花させ、途中出場からでも結果を残す必要不可欠な存在 | |
13 | エデルソン | 23 | ブラジル | 182cm/右 | 35試合 (1) | ・王国産の万能型ミットフィルダー ・アジリティー、推進力、テクニックの三拍子を兼ね備え、最終ラインと前線の繋ぎ役を担いつつゴール前ではチャンスメイクも行い、守備時はボール奪取に奔走する ・ブラジルでプロキャリアを始め、2部降格などを経験したがジャーナリストからは一定の評価を受け、22年1月にサレルニターナに完全移籍を果たした ・昨季は加入1年目から主力として公式戦37試合に出場した | |
15 | マルテン・デ・ローン | 31 | オランダ | 185cm/右 | 35試合 (3) | ・脇役に徹するオランダ代表の鉄人 ・高い危機管理能力を活かしてスペースを管理し、ボールホルダーをしつこく追い掛け回してボールを奪う中盤のフィルター役をとして奮闘し、稀に意表を突いてミドルを放つ ・緊急時は3バックも務まる ・オランダでの評価はイタリアよりも低いが、カタールW杯では全試合に出場した ・SNSでのユーモラスな投稿も人気 | |
20 | ミッチェル・バッカー | 23 | オランダ | 185cm/左 | 28試合 (3) 【レバークーゼン】 | ・アヤックス産の攻撃型SB ・鋭いタックルでボールを奪えば、強引に左サイドを突破し、高精度のクロスを供給する ・アヤックスの下部組織で育ち、PSGで鍛えられたクロッサーで、ここ2シーズンはレバークーゼンの左SBで一番手を担い、今夏に約16億円の移籍金で完全移籍 | |
21 | ナディル・ゾルテア | 24 | イタリア | 175cm/右 | 10試合 【サッスオーロ】 | ・プリマヴェーラ育ちの右WB ・テクニックと戦術眼に優れ、的確にパスワークに絡みつつフリーランでスペースメイクもこなす ・下部組織で育ちだ、19/20季から3シーズンはレンタル先で主力を担ったが、アタランタでは伸び悩む | |
22 | マッテオ・ルッジェーリ | 21 | イタリア | 187cm/左 | 15試合 | ・プリマベーラ産の有望株 ・左サイドから場所を問わずに高精度のロングフィードとクロスを供給するWBで、大柄なフィジカルの持ち上がりは迫力満点 ・11年からアタランタの下部組織に所属し、20年11月のCLグループステージ:リヴァプール戦でプロデビューを果たすなど大きな期待を受けていたが、昨季はメーレの存在と怪我の影響で出場機会が限られた ・メーレが退団した今季は左WBの1番手を担う | |
25 | ミシェル・アドボ | 23 | フランス | 187cm/右 | 9試合 【トリノ】 | ・肉体派MF ・肉厚なフィジカルとスピードを武器に、巧みな身体使いでボールを奪取すれば、ドリブルで駆け上がってシンプルにスルーパスを供給する ・トリノの下部組織で育ったが、トップチームでは13試合の出場に留まり、今季にフリーで5年契約を締結 | |
33 | ハンス・ハテブール | 29 | オランダ | 185cm/右 | 17試合 (1) | ・アタランタの”暴れ馬” ・右サイドの支配者として絶え間なくスプリントを繰り返し、的確な位置取りの守備をしつつ前方にスペースを見つければ果敢に攻め上がってクロスを繰り出すなど、攻守に高い貢献度を誇る右WB ・オランダ時代は無名だったが、16/17に加入するとガスペリーニに鍛え上げられ、オランダ代表も経験した ・2月に前十字靭帯を断裂したが9月に復帰 | |
77 | ダビデ・ザッパコスタ | 30 | イタリア | 185cm/右 | 21試合 (4) | ・6チームを渡り歩いた中堅サイドアタッカー ・サイドでボールを持てば貪欲に攻め上がって正確なクロスを供給し、ミドルシュートも放って得点を演出するなど攻撃性能の高いWBで、両サイドで遜色なくプレーできる ・昨季序盤は筋肉のケガで離脱していたが、後半戦は4G1Aと両WBで躍動した ・チェルシーやローマにも在籍し、21/22季に8季ぶりに復帰した |
<FW>
9 | ルイス・ムリエル | 31 | コロンビア | 179cm/右 | 29試合 (3) | ・スーパーサブの点取り屋 ・スピーディーかつ滑らかなドリブルで相手DFを攻略し、高いシュート精度で中距離からでも冷静にゴールを奪うなど、驚異的な得点嗅覚を誇るコロンビア人FWで、途中出場でも結果を残す ・20/21季は65分に1ゴールとC・ロナウドを上回るペースで得点を量産したが、年々ゴール数は減少している | |
10 | エル・ビラル・トォーレ | 22 | マリ | 185cm/両 | 3試合 【スタッドランス】 21試合 (7) 【アルメリア】 | ・クラブ史上最高額のマリ代表ストライカー ・粗削り気味だが、高い身体能力を活かしてパワフルにゴールに迫り、エリア内ではダイナミックに合わせてシュートを放つ ・アフリカで育ち、フランスでプロデビューを果たすと、昨季 はアルメリアに移籍し、A・マドリー戦で同点弾、バルセロナでは値千金の決勝ゴールを決めるなど公式戦7G2Aを記録した ・今夏にホイルンド、サパタに代わる得点源としてクラブ史上最高額の約46億円の移籍金で加入したが、ハムストリングの負傷で長期離脱 | |
11 | アデモラ・ルックマン | 25 | ナイジェリア | 174cm/右 | 31試合 (13) | ・大化けしたナイジェリア代表アタッカー ・左サイドを主戦場に、スピーディーなドリブル突破でボックス内に侵入し、ペナルティーエリア内では独力や味方との連携でも決定的な仕事をできるアタッカー ・昨季はガスペリーニの指導により2列目で才能を開花させ、セリエA得点ランク5位タイの13G7Aとキャリアハイの成績を残した ・ユースカテゴリーではイングランド代表としてU-20W杯初優勝に貢献したが、A代表はナイジェリア代表を選択した ・25歳にして6クラブを渡り歩く | |
17 | シャルル・デ・ケテラーレ | 22 | ベルギー | 192cm/左 | 32試合 【ACミラン】 | ・ベルギーの赤い貴公子 ・アタッキングサードでのエレガントかつ創造性あふれるプレーが魅力で、一級品のパスと戦術眼で味方を活かしつつ個人技でも得点を奪えるなど、高い攻撃センスを誇る次世代のエース候補 ・クラブ・ブリュージュでは”デ・ブルイネの後継者”と目され、昨季に鳴り物入りでACミランに加入するも適応に苦しんで真価を発揮できず、今夏に約35億円の買い取りオプション付きレンタル契約で加入 ・愛称は”CDK” | |
59 | アレクセイ・ミランチュク | 27 | ロシア | 182cm/左 | 29試合 (4) 【トリノ】 | ・優雅なロシア代表アタッカー ・エレガントなボール扱いと周囲との連携で相手に襲い掛かり、ラストパスやシュートで好機を演出するチャンスメーカー ・24歳までロシアリーグでプレーし、20年8月に加入も定位置を掴むことができずに、昨季はトリノにレンタル移籍した | |
90 | ジャンルカ・スカマッカ | 24 | イタリア | 195cm/右 | 16試合 (3) 【ウェストハム】 | ・カルチョが誇る大型ストライカー ・前線の基準点となり、強引に局面を打開できるパワーに、卓越したスピードや繊細なテクニックも兼ね備えるCFの大器で、シュートセンスも抜群 ・サッスオーロ時代から複数のメガクラブに関心を寄せられ、昨季に高額な移籍金でウェストハムに完全移籍も期待外れな結果に終わった ・今夏にインテルとの争奪戦を制し、ホイルンドの後釜として約39憶円の移籍金で完全移籍 |
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